遅咲きブレイクとして知られる松本まりかさんですが、芸能界で遅咲きってあまりフツーじゃないと思います。
それこそ30代以降で一気にブレイクするなどあまり聞かない話ですけど、なぜ松本まりかさんはブレイクしたのか?
松本まりかさんのブレイクにまつわる話を徹底的にあぶり出していきます。
松本まりかの芸能界デビュー
今回はあまり知られていない松本まりかさんデビュー当時の話からさかのぼり、ブレイクのキッカケまで一挙に紹介していきます。
まず、松本まりかさんの芸能界デビューしたのはなんと16歳。高校1年生の年齢です。
2000年に放送されたテレビドラマ『六番目の小夜子』で女優デビューを果たしたことから始まります。
そして、同年に雑誌『ピチレモン』(学研)のレギュラーモデルを務めます。
ここまでの話では女優業が本命に聞こえますが、じつは松本まりかさんって早々と声優業に重きを置いて活動されてきた方なんです。
たとえば、ゲーム『FINAL FANTASY X』のリュック役など声優として活動していたのは有名ですし、個人的には蒼穹のファフナーの真矢役にハマっていました。
なんというか、クセになる声で好きだったという感じです。
松本まりかの苦悩と挫折...
ところで、実は松本まりかさんってデビュー当時は超注目されていた女優だったんです。
以下、参考になる記事ですけど、
「2000年放送のNHKドラマ『六番目の小夜子』では、ドラマデビュー作ながら主要な役どころを演じ、業界注目の“ネクストブレイク女優”の仲間入り。事務所もアイドル的な売り方をしていました」
その言葉を裏づけるかのように、当時は現在の売れっ子女優たちと肩を並べてメディアの前に姿を現していたようです。
たとえば同世代では宮崎あおいさんや栗山千明さん、ベッキーさんらとともに起用されていたようです。
だから、当時はご本人をはじめ、このまま一気にブレイクする予定だったはずですけど、なぜかブレイクせずにココから長らく停滞することになります。
女優として期待されていたものの、19歳を過ぎたころから、その印象的な声を生かして声優業にシフトする。
理由は、女優業だと松本まりかさんのようにかわいらしいルックスに甘すぎる声だとどうしても演じられる役が限られてしまうから、だと言われています。
まだ若いときであれば許されるかもしれませんが、女優業はそんな甘い世界ではありませんし、あとはぶりっ子だと同性から反感を買いかねない。
だから10代後半からしばらく声優業中心の活動にシフトしたのは、やっぱり正しかったと感じます。
20代も地道にコツコツと努力を重ねて、30代でその才能が開花したわけですから。
ただ声優やナレーターの仕事をこなして完全に行き詰まった状態ではなかったにしろ、決してブレイクしている芸能人ではなかった松本まりかさんにとって、かつて同じ境遇、仲間として活動してきた方々がブレイクしている姿を見ては落ち込む毎日を送り、ただじっと見つめていたようです。
そして、売れない期間が10数年ぐらい経ったある日、彼女の口から名言が生まれます。
「売れないことに飽きた」
本当に売れないことに飽きていたんです。
ただ彼女の凄いところは、こんなに追い詰められても決して別の道を選ばなかったこと。
もう成功するまで諦めなかったんです。
松本まりかブレイクのキッカケ
松本まりかさんがブレイクしたキッカケといえば、言わずもがな2018年に放送されたドラマ『ホリデイラブ』です。
“あざとかわいい”主婦を演じると、その怪演ぶりで一躍、注目の的になったのはよく覚えている方も多いのではないでしょうか。
旦那を寝取る魔性の女として登場するやいなや、あの女優は一体誰なんだ!?と、“松本まりか”の名前を検索する人が急増し、一気に一流女優の仲間入りを果たします。
松本まりかはなぜブレイクした!?
松本まりかさんといえば、なぜブレイクしたのか?ということに注目が集まっています。
10代で芸能界デビューして20年間売れなかったのに、急に売れるなんてちょっとおかしい!
何か裏があるんじゃないか!?などなど。やはり色々と考えてしまいます。
そこで独自に調査してみましたけど、特にコレといった決定的なネタは見つかりませんでした。
芸能界あるあるの「ある重要人物に気に入られて、売りに出された」とかも、とくにない。
なんというか、むしろもっと早くブレイクしていた逸材なのに、運が悪くてうまくブレイクできなかったといったほうが正しいのかもしれません。
よく成功するには才能だけあってもダメで、運も味方につけられないといけない。
松本まりかさんの場合はきっと才能は申し分ないぐらいあったけど、運を味方につけることができなかったのでしょう。
それはあざといからなのか、可愛すぎるからなのか、神のみぞ知る境地かもしれませんけど、ホントに運がなかったんだと感じます。
今となっては20年も売れなかったのが不思議なぐらいですけど、松本まりかさんを見ていると才能だけでは絶対にのし上がれないということを改めて実感します。