毎年11月になると、Amazonやイオンなどで話題になる「ブラックフライデー」。今ではおなじみですが、日本ではいつから始まったのでしょうか。
日本での先駆的な例は、2014年のトイザらスによるセールです。2016年にはイオンモールが全国規模で開催し、知名度が大きく高まりました。
実は「イオンが日本で最初」というわけではないんです。意外と知らない日本での歴史や名前の由来、2026年の開催日を振り返ります。
ブラックフライデーは日本でいつから始まった?
日本では2014年ごろからブラックフライデーのセールが目立ち始め、2016年のイオンモールによる大規模展開が普及のきっかけになりました。
2014年、トイザらスが初開催
日本トイザらスは2014年11月28日から30日まで、全国のトイザらス・ベビーザらス店舗とオンラインストアでブラックフライデーのセールを初開催しました。
対象は人気のおもちゃなど26アイテム。割引率は50%から最大79%という思い切った内容でした。
初日から売り切れが続出するほどの反響があり、翌2015年には対象商品を100種類以上に拡大しています。
ただし、これは日本での代表的な先駆例の一つ。「日本で初めてブラックフライデーを行った企業」とまでは言い切らず、トイザらス自身が2014年を初開催と発表していることを押さえておきましょう。
2016年、イオンが全国規模で展開
ブラックフライデーを多くの人に身近なイベントとして印象づけたのがイオンモールです。
2016年11月25日から27日まで「イオン ブラックフライデー 衝撃の3日間」を開催。全国約140のショッピングモールで、衣料品や家電、クリスマス向けの商品などを特別価格で販売しました。
おもちゃだけでなく、普段の買い物で立ち寄るショッピングモールにも広がったことで、ブラックフライデーという言葉を目にする機会が増えたのです。
トイザらスが先駆けとなり、イオンが大型商戦として広めた。日本での広がりを理解するには、この二つの動きが大きなポイントになります。
ブラックフライデーとは?なぜ「ブラック」なの?
そもそもブラックフライデーは、アメリカの感謝祭(11月第4木曜日)の翌日にあたる金曜日です。
クリスマス商戦が本格的に始まる日として知られ、多くのお店が大型セールを開催します。
「お店が黒字になる日」は後から広まった説明
ブラックという名前には、「小売店の売り上げが伸びて黒字になるから」という説明があります。
ところが、言葉の由来としてよく知られているのは、アメリカ・フィラデルフィアでの交通混雑です。
感謝祭の翌日、買い物客や観光客で街が混雑し、警察官が対応に追われる大変な金曜日を「ブラックフライデー」と呼んだとされています。
その後、小売業界では「赤字から黒字になる日」という前向きな意味づけが広まりました。
今では楽しいセールの名前ですが、もともとは混雑で忙しい一日を表していたというのが面白いところですね。
なぜ日本でもブラックフライデーが定着したの?
アメリカと違って、日本には感謝祭を祝う習慣がほとんどありません。
それでもブラックフライデーが広まったのは、11月の買い物を盛り上げるイベントとして相性がよかったからです。
日本には夏のバーゲンや年始の初売りがありますが、ブラックフライデーは年末商戦が本格化する前に買い物を促すきっかけになりました。
さらに、開催期間が金曜日だけに限られないのも日本での特徴です。トイザらスは2019年に関連セールを10日間に拡大するなど、期間を長くしてきました。
「ブラックフライデーなのに、まだ金曜日じゃない!」というのも、今では珍しくありません。
2026年のブラックフライデーはいつ?
2026年のブラックフライデー当日は、11月27日(金)です。
ただし、日本では当日を待たずにセールが始まります。
イオンは10月31日からネット先行セール
イオンの「超!ブラックフライデーフェス」は、2026年11月20日(金)から30日(月)までの11日間開催予定です。
さらにイオンスタイルオンラインでは、10月31日(土)10時から11月16日(月)9時59分まで、ネット限定先行セールを実施します。
イオンショップでも10月31日から11月30日まで特別販売会を展開。もはやブラックフライデーは11月下旬の数日間だけではなく、秋の大型商戦になっています。
なお、セールの割引率が高くても、必ずしも年間最安値とは限りません。普段の販売価格やポイント還元を比較して買うのがおすすめです。
日本のブラックフライデーはまだ歴史が浅い
2014年のトイザらスによるセールから数えると、2026年で12年。2016年のイオンモールによる大規模展開からは10年が経ちました。
アメリカの感謝祭に由来するイベントが、日本では日用品や家電、おもちゃなどをお得に買える恒例行事として独自に広まっています。
日本で最初にブラックフライデーを広めたのはイオンだと思っていた人には、トイザらスの歴史は少し意外だったのではないでしょうか。
今年もいろいろなセールが始まります。気になっていた商品があれば、値段を見比べながら上手に楽しみたいですね。
