2026年9月18日公開の『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』。青島俊作が帰ってきた一方で、深津絵里さん演じる恩田すみれはどうなったのか、気になった方もいるのではないでしょうか。
公開後のレビューには「すみれは出ない」という感想があるものの、回想や電話など、彼女の存在を思い起こさせる描写が紹介されています。出演の扱いを整理しながら、青島との関係、ラストに残された続編の手掛かりを考察します。
※本記事は本作と過去作品のネタバレを含みます。公開後の解説記事・観客レビューをもとに構成し、未確認の情報や考察は区別して記載しています。
踊る大捜査線 N.E.W.にすみれは出た?深津絵里の出演を整理
結論からいうと、参照した公開後の解説記事やレビューでは、現在のすみれが青島と再会し、会話するような本格的な再登場は確認できません。ただし、過去の映像まで含めて「一度も姿が映らない」という意味ではありません。
回想には登場するが、新撮での復帰とは別
映画.comの観客レビューでは、青島の記憶をたどる場面に、すみれが事故に遭ったときの映像が含まれると報告されています。公開後の解説記事でも、終盤にすみれたちとの思い出が描かれると説明しています。
そのため、「すみれは出た?」という疑問には、回想への登場と、新たに撮影された場面への出演を分けて答える必要があります。深津さんが今回の撮影に参加したことを裏付ける情報は、本記事で確認した範囲では見つかっていません。
公式に公表されたキャスト情報に名前がないことも気になりますが、それだけで声や短い登場場面まで否定できるわけではありません。現時点では、明確な復帰が確認されていない、という整理が適切でしょう。
不在の理由や降板の事情は明らかになっていない
なぜ深津さんの本格的な再登場がないのかについて、今回確認した公式情報では説明を見つけられませんでした。
出演者の予定や制作側の判断などは想像できても、「本人が断った」「共演者との関係が原因」と決めつける材料はありません。出演理由に関する憶測と、作品内でのすみれの扱いは切り離して考えたいところです。
また、新撮での登場が確認できないことは、すみれが亡くなった、あるいは青島と縁が切れたという意味でもありません。次に注目したいのが、青島からの電話です。
すみれへの電話とラストの女性は何を意味する?
公開後の解説記事によると、青島は捜査の途中ですみれに電話をかけますが、会話にはつながらず、留守番電話になってしまいます。彼女の異名への言及や、エンドロールで彼女の言葉を思わせる掲示が映ることも紹介されています。
少なくとも、すみれという人物が物語から忘れられたわけではないと受け取れる描写です。本人が目の前にいなくても、青島にとって連絡を取りたい相手であることが、電話という日常的な行動で伝わってきます。
名前の呼び方だけで交際や結婚は断定できない
同記事は、電話で青島がすみれの名前を口にする場面を紹介しています。ただ、呼びかけが途中で途切れるなら、それだけで普段から呼び捨てにしているとは判断できません。
長年の相棒なら、仕事の相談で連絡することも考えられます。親しさを感じさせる場面であっても、「二人は結婚していた」「恋人同士になった」とまでは結びつけられないでしょう。
二人の関係で知りたいのは、単に連絡先を知っているかどうかより、現在どのような距離感で暮らしているかです。今回参照した情報では、その答えまで明確に示されたとは確認できませんでした。
野次馬の女性がすみれに見えたという声も
公開初日のX投稿には、青島がタクシーに乗る場面で、野次馬の中にいた髪の長い女性がすみれに見えた、というものがありました。返信にも似た印象を持ったという声があります。
ただし、投稿者自身も確証はないとしています。これは観客の見立てであり、深津絵里さんのサプライズ出演が確認されたという情報ではありません。
もし本人なら、電話ではつながらなかった相手が実は近くにいた、という解釈もできます。しかし、その読み方は女性の正体がすみれであることが前提です。現段階では、気になる場面の一つとして受け止めるのがよさそうです。
最後の電話は、まだ描かれていない会話への期待
公開後の解説記事では、エンドロール後にも電話の音と留守番電話の案内があると説明しています。一方、それをすみれからの連絡ではないかとする部分は、記事筆者の考察です。
ここで注目したいのは、電話の主を急いで決めることより、会話が成立しないまま余韻が残る点です。青島が何を伝えたかったのか、相手は何を話そうとしていたのか。その答えを次の物語で聞きたいと思わせます。
続編の伏線は第二湾岸署?ラストと今後の展開を考察
続編を期待させる材料として、複数の観客レビューが挙げているのが、ラストの第二湾岸署に関する描写です。
公開後の解説記事では、青島を乗せたタクシーが旧湾岸署の跡地に着き、そこに「第二湾岸警察署建設予定地」の看板があると説明されています。映画.comのレビューにも同趣旨の報告がありますが、看板の表記には投稿ごとの差が見られます。
新しい署は、次の物語の舞台になるのか
この描写からは、シリーズの原点に戻りながら、新しい警察署の物語を始める可能性が考えられます。
本庁を舞台にした今回から、再び所轄へ。大きな事件だけでなく、街の人とのやり取りや署内の日常を通じて、新しい仲間を描くこともできそうです。
ただし、青島の赴任や真下の署長就任まで確定したわけではありません。誰がどの役職で集まるのかは、今後の展開を想像する部分になります。
公式サイトの撮影開始時のコメントでは、本広克行監督が、世代交代の中で青島が次へつないでいく物語だと説明しています。若手が中心となり、青島が経験を伝える立場になるという予想は、この説明とも重なります。
日向真奈美の再登場につながる可能性も
続編を考えるうえでは、小泉今日子さん演じる日向真奈美の存在も気になります。
公開後の解説記事では、今作の犯人が使う医療用メスと、過去に日向が使った凶器との共通点が指摘されています。また、『THE MOVIE 3』で日向が最期の場所に望んだ旧湾岸署は、今回のラストでも重要な場所として登場します。
こうしたつながりから、次の物語で日向が再び青島と対峙する展開を想像することはできます。ただし、過去作を思い出させる演出である可能性もあり、日向が今作の黒幕だったと断定することはできません。
小泉今日子さんの再出演や、日向を中心とする続編が発表されたわけではありません。すみれとの再会に加え、青島が過去の事件とどう向き合うのかも、今後描かれるなら注目したい点です。
継続を示す言葉と、製作決定は分けて考えたい
公開後の解説記事では、最後に「THE ODORU LEGEND STILL CONTINUES」という文字が表示されると報告しています。この文言は公開前の公式宣伝にも使われており、シリーズが続くという期待を高める言葉です。
また、映画.comの観客レビューには、初日舞台挨拶で織田裕二さんが、あの終わり方から続きがあると自分では想像している、という趣旨の発言をしたとの報告もあります。
ただし、確認した公式ニュースには、次回作の製作決定や公開時期を知らせる発表はありませんでした。映画なのか、連続ドラマなのか、別の人物を中心とする作品なのかも未定です。
すみれの復帰についても同様です。電話や回想から次の登場を期待することはできますが、深津さんの出演が決まったという意味ではありません。
続編で二人が顔を合わせるなら、まず聞いてみたいのは、あの電話の続きです。大きな事件の合間に交わされる何気ない一言でも、長く二人を見てきた観客にとっては、特別な再会になりそうです。
