ヤマカイはなぜ炎上した?バレエ界との対立と活動休止後の現在

バレエダンサーでYouTuberのヤマカイさんが、2026年10月28日に公開された『街録ch』のインタビュー動画に登場しました。

動画のサムネイルには「日本バレエ界の闇」「変えないのが当たり前」「卑猥動画で金稼ぎ」「突然アンチで活動休止」といった強い言葉が並んでいます。

ヤマカイさんといえば、2022年に別のバレエダンサーから動画の内容を批判され、活動休止を発表したことがありました。あの騒動はなぜ起きたのでしょうか。

過去の炎上の経緯と、その後に立ち上げた舞台プロジェクト『The Ballet Show』の活動を振り返ります。

目次

ヤマカイはなぜ炎上した?2022年の騒動の発端

騒動の発端は2022年1月15日。クロアチアで活動していた若手バレエダンサーの「ヒューマ日記」さんが、ヤマカイさんの動画を批判したことでした。

問題視されたのは、ヤマカイさんがバレエを広めることを掲げながら、性的な印象を与える動画や再生数を意識した企画を投稿していた点です。

ヤマカイさんはバレエの魅力を広く届けるため、専門的な踊りだけでなく、妻のネレアさんとの親しみやすい企画も配信してきました。一方、ヒューマさんはそうした見せ方に疑問を呈したのです。

ヤマカイさんは批判に反論しつつ、動画の表現について行き過ぎた部分があったことを認め、謝罪しました。

ただし、騒動を単純に「伝統派と改革派の争い」と決めつけるのは正確ではありません。ヤマカイさん自身も後に、バレエの伝統を大切にする考えを持っていると語っています。

活動休止はいつからいつまで?その後どうなった?

2022年1月24日、ヤマカイさんはYouTubeで活動休止を発表。批判をめぐる応酬や視聴者間の論争が大きくなり、精神的にも厳しい状況だったことを明かしました。

同月27日にはヒューマさんも謝罪コメントを発表しています。ただ、動画の表現に対する問題意識そのものが完全に解消されたわけではありませんでした。

そして2月5日、ヤマカイさんは活動再開を報告。休止期間は約12日間でした。

復帰時には、批判そのもの以上に、騒動の中で生まれた自分の負の感情に苦しんでいたと説明しています。

バレエをもっと知ってもらいたい。しかし、バレエに親しみのない人に興味を持ってもらうには、必ずしも専門的な動画だけでは十分ではない。その葛藤が、騒動をより複雑なものにしたのでしょう。

ヤマカイはどんなバレエダンサー?YouTubeを始めた理由

ヤマカイさんの本名は山本開斗さん。函館ラ・サール高校を卒業後、アメリカへ渡り、プロバレエダンサーとして活動してきました。

バレエの舞台で経験を積みながらYouTubeでの発信を始めた背景には、ダンサーとしての生活を成り立たせるという現実的な事情もありました。

2022年の文春オンラインのインタビューでも、バレエの魅力を届けるために動画を作り続ける理由を語っています。

本格的な踊りを披露するだけでは、バレエに関心のない人へ届きにくい。だからこそ、笑いや日常の企画を入口にする。ヤマカイさんの発信方法には、そんな狙いがありました。

もちろん、話題性を優先した表現が適切かどうかは別の問題です。2022年の騒動は、その境界線をめぐって意見が分かれた出来事ともいえそうです。

2026年の街録chで再び注目!日本のバレエ界への問題意識

2026年10月28日に公開された『街録ch』の動画では、ヤマカイさんが日本のバレエ界や過去の活動休止について語る内容が紹介されています。

「日本バレエ界の闇」という刺激的な言葉が使われていますが、これは動画のサムネイルに掲げられた表現です。日本のバレエ界全体に同じ問題があると断定するものではありません。

注目したいのは、ヤマカイさんが批判を受けた後も、バレエを身近にする活動を続けていることです。

現在はThe Ballet Showを展開!全国8都市の公演も

ヤマカイさんとネレアさんは、バレエをもっと多くの人に楽しんでもらうための舞台プロジェクト『The Ballet Show』を展開しています。

主催する株式会社ワイブロは2026年6月、同プロジェクトの累計観客数が約4万人、公演数が30回を超えたと発表しました。

公演満足度は主催者が2025年に実施した来場者アンケートで約99%。回答者1,239人を対象とした調査の結果です。

さらに2026年には『アラジン』の全国ツアーを発表。広島、大阪、福岡、新潟、仙台、東京、札幌、函館の8都市で計11公演を予定しています。

これまでバレエを観たことのなかった人が、YouTubeをきっかけに劇場へ足を運ぶ。ヤマカイさんが長年目指してきた「バレエを広める」という取り組みは、動画の外にも広がっています。

ヤマカイが変えたいのはバレエの伝統ではなく、観客との距離?

ヤマカイさんの活動を見ていると、バレエそのものを別のものに変えたいというより、観客との距離を縮めたいのではないかと感じます。

伝統的な舞台芸術としての魅力を守りながら、初めての人にも気軽に楽しんでもらう。簡単なことではありませんが、どちらか一方を選ぶ必要もないはずです。

2022年の炎上を経て、2026年には全国規模の舞台を企画するまでになったヤマカイさん。かつて議論を呼んだ「バレエの広め方」が、実際の観客づくりにつながっている点は興味深いところです。

まとめ

ヤマカイさんは2022年、YouTube動画の表現をめぐる批判を受けて活動休止を発表しましたが、約12日後に復帰しました。

その後もバレエの魅力を伝える活動を続け、現在はネレアさんとともに『The Ballet Show』を展開。2026年には全国8都市での公演も発表しています。

今回の『街録ch』出演を機に、過去の騒動だけでなく、その後に何を実現してきたのかにも注目が集まりそうです。

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