コロナで消えたテレビの名物コーナー8選!終了理由とその後

『踊る!さんま御殿!!』の昔の映像を見て、「そういえば最後にみんなでご飯を食べていたよね」と懐かしくなった人もいるのではないでしょうか。

2020年からのコロナ禍では、テレビの当たり前だった風景も大きく変わりました。出演者の食事、居酒屋での本音トーク、街の人との偶然の出会い。あの名物企画は今、どうなっているのでしょうか。

今回は、コロナ禍を境に終了・休止・形を変えたテレビ番組とコーナーを、理由やその後とともに振り返ります。なお、コロナが正式な終了理由として発表されたものと、影響を受けたものは区別して紹介します。

目次

『さんま御殿』の収録後の食事シーンはなぜ消えた?

『踊る!さんま御殿!!』の昔のエンディングには、出演者が食事をしながら談笑する場面がありました。本編で言い合っていたゲストまで和やかに話していて、あの時間が好きだった人も多いはず。

2020年以降、番組は感染対策に合わせて収録方法を変更し、食事シーンも見られなくなりました。複数人で食事をする演出は、当時の感染対策と相性がよくなかったと考えられます。

ただ、食事コーナーについて番組側が正式な廃止日や理由を説明した資料は確認できていません。現在も番組は続いていますが、以前のような食事エンディングは定番に戻っていません。

『タモリ倶楽部』空耳アワーは休止後どうなった?

洋楽の歌詞が妙な日本語に聞こえる「空耳アワー」。タモリさんと安齋肇さんが、絶妙にくだらない再現映像を見て笑う時間は、深夜テレビならではの楽しみでした。

休止した理由

2020年4月10日の放送で休止が発表され、同年10月30日と11月6日に「空耳アワー復活祭」が放送されました。松たか子さんと星野源さんも審査員として参加し、休止期間中には約1万通の投稿が寄せられたそうです。

安齋さんは後年のインタビューで、コロナ禍で再現映像を作りにくくなったことを理由の一つに挙げる一方、深夜番組を取り巻く環境の変化など複数の事情があったと振り返っています。

その後

復活後も以前のような毎週の放送には戻らず、不定期企画に。2023年3月に『タモリ倶楽部』が終了し、「空耳アワー」も長い歴史に幕を下ろしました。

『ダウンタウンなう』本音でハシゴ酒が終わった理由

ダウンタウンの松本人志さん、浜田雅功さん、坂上忍さんらがゲストと居酒屋でお酒を飲む「本音でハシゴ酒」。お店の空気も手伝って、普段は聞けない話が飛び出す人気企画でした。

終了した理由

2020年には実際の飲食店での収録が難しくなり、スタジオに居酒屋風のセットを組んで撮影する回もありました。

フジテレビは2021年の改編発表で、コロナ禍で店舗ロケが難しくなったことを番組終了のきっかけの一つと説明。別企画の「酒のツマミになる話」が好評だったことも、切り替えを後押ししました。

その後

『ダウンタウンなう』は2021年3月19日に終了し、同年4月から『人志松本の酒のツマミになる話』が独立した番組に。浜田さんと坂上さんは後継番組に出演せず、居酒屋を巡るスタイルも引き継がれませんでした。

『松本家の休日』は街ブラができず終了

松本人志さんがお母ちゃん役となり、家族に扮したメンバーと関西の街を巡る『松本家の休日』。予算1万円でおいしいものを食べたり、街の人と話したりする、肩の力が抜けた番組でした。

終了した理由

ABCテレビは、感染拡大の影響で「1万円で関西の街をブラブラする」という番組本来のコンセプトを続けることが難しくなったと説明しています。

その後

2021年3月20日、放送300回の節目で終了。約6年半の歴史に幕を下ろしました。こちらはコロナ禍によるロケの制約が、終了理由として明確に説明された例です。

『夜の巷を徘徊する』は「徘徊しない」に変更!

マツコ・デラックスさんが夜の街を気ままに歩く『夜の巷を徘徊する』。予定調和ではない会話や、思いがけないお店との出会いが魅力でした。

変更・終了した理由

コロナ禍で従来の街歩きロケが難しくなり、2020年には番組名が『夜の巷を徘徊しない』に変わりました。企画もスタジオ中心へと変化し、2021年3月にレギュラー放送が終了しています。

その後は特番で復活

うれしいことに、2024年6月7日にはテレビ朝日開局65周年記念の特番として約3年ぶりに復活。マツコさんが富山と広島を訪れ、街の人たちとの交流を楽しみました。

一度終わった番組が、かつての雰囲気を残して戻ってきた例です。

『火曜サプライズ』アポなしグルメはどうなった?

ウエンツ瑛士さんらが街を歩き、気になる飲食店に突然入る「アポなしグルメ」。ゲスト自身が撮影交渉をする場面も見どころでした。

終了した理由とその後

コロナ禍では、事前の調整なしに店を訪ねるロケは実施しづらくなりました。番組も2021年3月23日に終了しています。

ただし、日本テレビは終了について総合的な判断と説明しており、コロナだけが原因だったというわけではありません。

約12年続いた番組が終わり、突然のお店訪問ならではのハプニングも懐かしいものになりました。

コロナで休止しても復活したコーナーもある

すべての企画が、そのまま消えてしまったわけではありません。

『笑ってコラえて!』朝までハシゴの旅

芸能人が一般のお客さんと飲みながら語り合う「朝までハシゴの旅」は、感染対策の影響を受けやすい企画でした。

それでも後年には再び放送され、2025年には大久保佳代子さんと猪狩蒼弥さんが東京・蒲田でハシゴ酒を楽しむ企画も登場しています。復活した名物コーナーの一つです。

『バナナマンのせっかくグルメ!!』

2020年の緊急事態宣言でロケが難しくなり、総集編やお取り寄せグルメなどで対応。聞き込み用のロボットを使うなど、撮影方法にも工夫が生まれました。

番組は終了せず、2026年も放送が続いています。コロナ禍の制約を乗り越えて続いた番組です。

何気なく見ていたテレビの風景が懐かしい

振り返ると、コロナ禍で大きく変わったのは、出演者が一緒に食べたり、街の人と気軽に話したりする場面でした。

『松本家の休日』のように終了した番組もあれば、『夜の巷を徘徊する』のように特番で戻ってきた番組もあります。

『さんま御殿』の食事シーンのように、番組は続いているのに見られなくなった演出もあります。何気なく見ていた短い時間ほど、なくなると妙に懐かしく感じるものですね。

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