ツレがうつになりましての夫婦は現在?夫の病気と息子のその後

『ツレがうつになりまして。』で描かれた夫婦は、今どうしているのでしょうか。うつ病になった夫「ツレ」こと望月昭さんと、妻で漫画家の細川貂々さん。2006年の原作出版から20年がたちました。

2026年7月の細川さんのインタビューによると、望月さんは妻の会社の社長を務めながら、家庭でも中心的な役割を担っています。息子さんは18歳の大学生になり、細川さんは新作絵本を出版しました。

夫の病気のその後から、家族の暮らし、息子さんの成長まで、本人の発言や出版社の資料をもとにたどります。

目次

『ツレがうつになりまして。』夫婦の現在は?

モデルとなったのは漫画家・イラストレーターの細川貂々(ほそかわ・てんてん)さんと、夫の望月昭(もちづき・あきら)さんです。細川さんは1969年生まれ、望月さんは1964年生まれ。2026年にそれぞれ57歳、62歳を迎える年齢です。

2人はセツ・モードセミナーで出会いました。望月さんは外資系IT企業に勤めていましたが、うつ病を発症して退職。細川さんがその体験を漫画にした作品が『ツレがうつになりまして。』です。

夫・望月昭さんは妻の会社の社長に

2026年7月9日公開の小学館「HugKum」のインタビューでは、望月さんが細川さんの会社の社長を務めていると紹介されています。会社勤めを辞めた後は、家事や子育てを中心に担ってきました。

息子さんが幼い頃、公園に連れて行っていたのも望月さん。周囲の母親たちに溶け込むため、中心になっている人とまず仲良くなり、ママ友との交流を広げたそうです。

細川さんは夫について、家庭では一般的な母親の役割を担っていると説明しています。大学生になった息子さんの食事や服装も、今なお気にかけているのだとか。

宝塚市の教育委員を務めた経歴も

望月さんには家庭や会社以外の活動歴もあります。大阪府茨木市の2022年の広報資料では、2018年から宝塚市教育委員を務めていると紹介されていました。

ただし、2026年現在も教育委員に在任しているかどうかは、今回確認した資料だけでは判断できません。過去にそうした公的な役割を担っていた、という情報です。

妻・細川貂々さんは2026年も創作活動を継続

細川さんは漫画家・イラストレーターとして活動を続け、2026年には創作絵本『タネがひとつぶ』を出版しました。

実はこの絵本、息子さんが5歳の頃に親子で考えた物語がもとになっています。息子さんが話す内容を細川さんが聞き取り、絵本の形にしていたそうです。

完成した本を18歳になった息子さんに見せると、本人は当時のことを覚えていなかったものの、笑って読んでくれたといいます。家族の何げない時間が、十数年後に一冊の本になったのですね。

ツレさんのうつ病は治った?病気のその後

望月さんは2004年にうつ病を発症し、勤務先を退職しました。幻冬舎の公式プロフィールには、2006年12月に「寛解」したと記載されています。

寛解とは、症状が落ち着いて安定した状態を指す言葉です。必ずしも病気が完全に治り、再発の可能性がなくなったことを意味しません。2026年現在の通院や治療の状況は確認できないため、ここでは断定を避けます。

働きすぎの中で起きた変化

朝日新聞GLOBE+に掲載された夫婦のインタビューでは、望月さん自身が当時の職場環境を振り返っています。人員削減で部署の人数が減り、仕事量と担当業務が増加。眠れなくなり、ミスも続くようになったそうです。

やがて妻に深刻な気持ちを打ち明け、受診してうつ病と診断されました。退職後も療養は簡単ではありませんでしたが、2006年12月には寛解に至りました。

その後、以前と同じ働き方に戻るのではなく、家庭を支える生活へと移った望月さん。病気の経験を経て、夫婦の役割分担も大きく変わったことがわかります。

息子は現在18歳の大学生!家族の変化

2026年7月の「HugKum」の取材時点で、息子さんは18歳の大学生でした。2008年頃に生まれた息子さんは、父親が家事と育児を中心に担う家庭で育ちました。

望月さんは公園デビューだけでなく、中学受験のサポートも担当。学校の役員を務めたこともあったそうです。

細川さんが学校のPTA活動に参加した理由

一方の細川さんは、当初は学校のことを夫に任せていたといいます。転機になったのは、小学2年生になった息子さんの授業参観。クラスの様子を見て、自分も学校に関わる必要があると感じたそうです。

その後、小学4年生から3年間、学校の本部役員を担当。息子さんとの関係にも変化が生まれたと2026年のインタビューで語っています。

現在の息子さんは本が好きで、自分でも小説を書いているようだと細川さんは話しています。ただし、その作品は親には見せてくれないそう。幼い頃に一緒に物語を作った親子の、少し微笑ましい変化です。

息子さんの名前や大学名などは確認できず、記事では扱いません。

『ツレがうつになりまして。』は実話?映画との違い

『ツレがうつになりまして。』は、細川さんが夫の闘病と夫婦の日常をもとに描いたコミックエッセイです。2006年に出版され、2009年にNHKでドラマ化、2011年に映画化されました。

映画では宮﨑あおいさんと堺雅人さんが夫婦を演じています。映画の登場人物の名前は実際の2人とは異なり、演出や脚色もあるため、すべての場面がそのまま実話というわけではありません。

原作には『その後のツレがうつになりまして。』『7年目のツレがうつになりまして。』といった続編もあります。映画の先の暮らしを知りたい人は、原作シリーズも手に取ってみると面白そうです。

まとめ|ツレうつ夫婦の20年後

2026年現在、細川貂々さんは漫画家として創作を続け、望月昭さんは妻の会社の社長を務めながら家庭を支えています。望月さんのうつ病は2006年12月に寛解したと公表されていますが、現在の詳しい健康状態は明らかではありません。

そして、あの頃はまだ生まれていなかった息子さんが、今では大学生。家族の形を少しずつ作り直しながら、長い年月を過ごしてきたことが伝わってきます。

『ツレがうつになりまして。』を読んだことがある人ほど、夫婦のその後を知ると、作品の印象もまた変わるかもしれません。

参考資料

HugKum(2026年7月9日・細川貂々さんインタビュー)

幻冬舎plus「ツレ&貂々のコドモ大人化プロジェクト」

朝日新聞GLOBE+(夫婦の闘病インタビュー)

大阪府茨木市・男女共同参画広報(2022年)

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