「BeRealの次はsetlogらしい」。そんな話を耳にしたことはありませんか?
2026年、若い世代を中心に人気が広がっているSNSアプリ「setlog(セットログ)」。日本のApp Storeランキングでも上位に入るなど、注目を集めています。
韓国発のアプリとして紹介されることが多いのですが、運営会社の本社はアメリカ・ニューヨークにあります。どんな会社が作り、なぜ今流行っているのでしょうか。
setlogはどこの国の会社?運営元はアメリカのNew Chat
setlogを運営しているのは、アメリカの「New Chat Inc.」という会社です。韓国で人気が広がったことから韓国発のSNSと呼ばれますが、運営会社の所在地とは分けて考える必要があります。
2026年9月、日本のベンチャーキャピタル「DG Daiwa Ventures」が同社への出資を発表しました。
- 会社名:New Chat Inc.
- 設立:2024年
- 本社:アメリカ・ニューヨーク
- CEO:Devin Doty氏
- 主なサービス:SNSアプリ「setlog」
韓国で流行したSNSなのに、本社はアメリカ。この点は少し意外ですよね。
CEOはTumblrやSnapchatに携わった人物
CEOのDevin Doty氏は、TumblrやSnapchatでの経験を持つデザイナー兼エンジニアです。SNSの世界で培った経験が、新しいサービスの開発にも生かされているのでしょう。
DG Daiwa Venturesの発表によると、setlogは大規模な広告投資に頼らず、数百万人規模のデイリーアクティブユーザーを獲得したといいます。友達同士で誘い合う仕組みが、成長を後押ししているようです。
setlogはなぜ流行っている?人気の理由は気軽さ
setlogの使い方はシンプル。短い動画を撮影すると、アプリがつなぎ合わせて一日のVlogにしてくれます。
朝の通学風景、お昼ご飯、放課後に友達と遊んでいる様子。特別な出来事がなくても、何気ない日常が動画の記録になるのです。
友達と一緒に日常を共有できる点も特徴。別々の場所にいても、お互いの一日を少しずつ見せ合えます。
BeRealとの違いは時間に追われにくいこと
よく比較されるのが「BeReal」です。BeRealは通知を受け取ったタイミングで写真を撮る仕組みが話題になりました。
一方のsetlogは、通知が来たらすぐ撮らなければならないというプレッシャーが比較的小さく、短い動画を自分のペースで残せます。
「映える写真を撮らなきゃ」「面白い動画を作らなきゃ」と頑張らなくても楽しめる。そんな気軽さが支持されているのでしょう。
友達に誘われて始める人が多い
株式会社パレンテが2026年8月に発表した、10〜20代の学生479人を対象とする調査では、setlogの認知率は91.4%でした。
利用のきっかけとして目立ったのは「友達に誘われた」という回答。約7割を占めたと報告されています。
ただし、この数字は調査対象となった学生の結果であり、全国の若者全体の利用率を示すものではありません。
それでも、友達に誘われて使い始める人が多いというのは、setlogらしい広がり方です。仲間が増えるほど、日々の記録も楽しくなりますからね。
K-POPアイドルの利用も話題に
韓国での注目には、アイドルや俳優の利用も影響したとみられます。DG Daiwa Venturesも、韓国の著名人による利用をユーザー増加の背景として紹介しています。
好きなアイドルが使っているアプリなら、自分も試してみたい。K-POPの人気が高い日本にも、こうした話題が届きやすかったのでしょう。
ただし、特定のアイドル一人が流行の出発点だったと断定できるわけではありません。
setlogは一時的なブーム?SNSの楽しみ方が変わってきた
新しいSNSは、急に広まったと思ったら、いつの間にか使わなくなってしまうこともあります。setlogの人気が今後も続くかは、まだわかりません。
ただ、今回のブームには面白い変化が見えます。
Instagramではおしゃれな写真、TikTokでは人に見せたくなる動画が人気を集めてきました。一方、setlogが重視しているのは、もっと身近な友達とのコミュニケーションです。
知らない誰かに見せるためではなく、仲のいい友達と日常を残す。何でもない一日も、後から見返せば大切な思い出になるかもしれません。
「見せるSNS」から「残すSNS」へ?
個人的に面白いと感じたのは、動画を作るアプリなのに編集を頑張る必要がないことです。
かつてVlogといえば、旅行や休日の様子を撮影し、音楽やテロップを付けて仕上げるイメージがありました。setlogでは、短い動画を撮っているうちに一日の記録が出来上がります。
数年後に見返したとき、特別なイベントよりも、友達と過ごした何でもない放課後の方が懐かしく感じられることもありそうです。
まとめ
setlogの運営元は、アメリカ・ニューヨークに本社を置くNew Chat Inc.です。韓国で人気が広がったことから韓国発SNSとして注目されていますが、運営会社はアメリカにあります。
人気の理由は、短い動画を撮るだけでVlogが完成する手軽さと、親しい友達同士で日常を共有できること。友達からの口コミや韓国の著名人の利用も、広がりを後押ししたようです。
次々と新しいアプリが生まれるSNSの世界。setlogが定番になるのか、次の流行へ移っていくのか、これからも気になります。
