歌手の和田アキ子さんが2026年10月8日のイベントで、身体障害者手帳4級を持っていることを改めて明かしました。2025年5月のラジオでもすでに公表しており、膝と股関節の手術や目の不調について語っています。なぜ4級なのか、いつ取得したのか。本人が話した経緯を整理しながら、手帳の取得方法や割引、税金、障害年金との違いまで確認します。
和田アキ子はなぜ障害者手帳4級を持っている?
和田さんが手帳4級を持っている背景には、右膝と左股関節の手術、さらに目の不調があります。ただし、どの障害が何級と認定され、最終的に4級となったのかは公表されていません。人工関節だけが理由だと断定することはできません。
和田さんは2023年9月に右膝、2024年1月に左股関節の手術を受けています。手術前は、かがむ、浴槽をまたぐ、トイレで立ったり座ったりするといった日常の動作にも苦労していたといいます。
手術とリハビリで経験した苦労
2026年10月8日のイベントでは、手術を決める前に複数の医師の意見を聞いたことや、術後の歩行リハビリが非常につらかったことも伝えられました。立って歌う仕事を続けるためにも、歩く力を取り戻すことは大きな意味を持っていたのでしょう。
2025年5月31日のラジオでは、人工関節のほか、網膜色素上皮裂孔による視力の問題にも触れています。ただし、現在の視力や視覚障害としての認定内容は確認できません。
人工関節だけで4級になるわけではない
人工関節を入れた人が全員4級になるわけではありません。2014年4月に身体障害者手帳の認定基準が変更され、股関節や膝関節の人工関節置換は、以前の一律4級から、術後の機能障害に応じて判断する仕組みになりました。状態によっては手帳の対象外になることもあります。
障害者手帳4級はいつから持っている?
和田さんが障害者手帳を取得した正確な年月日は明らかになっていません。ただし、2025年5月31日のラジオ放送で本人が所持を明かしているため、少なくともその時点では取得済みでした。
確認できる経緯は、2023年9月の右膝手術、2024年1月の左股関節手術、2025年5月の手帳所持の公表、そして2026年10月のイベントでの再言及です。手術後に申請した可能性はありますが、申請日や交付日は不明です。
手帳を持っていても、割引などを積極的に使っていないと和田さんは話しています。元気で強いという世間のイメージがあり、優先席を使うときも周囲の目が気になるという趣旨の発言をしていました。外見だけでは分からない不自由さがあることを考えさせられます。
障害者手帳4級はどうやってもらえる?
身体障害者手帳は、病院で手術を受けたら自動的に交付されるものではありません。住んでいる自治体の障害福祉窓口に相談し、身体障害者福祉法の指定医師による診断書・意見書などを用意して申請します。自治体が認定基準に基づいて審査し、該当する場合に交付されます。
一般的な流れは、窓口への相談、指定医師の受診、診断書などの準備、申請、審査、交付です。必要書類や所要期間は自治体によって異なります。希望する等級を自分で選べるわけではなく、身体機能の障害の程度に応じて決まります。
4級で何が変わる?割引・税金・障害年金
4級の手帳があれば、条件によって鉄道・バス・タクシーの運賃割引、携帯電話の障害者向け料金、公共施設の利用料減免、税の控除などを利用できる場合があります。ただし、手帳4級だけで全制度が無条件に使えるわけではありません。
鉄道運賃の割引は旅客運賃減額区分、乗車距離、介護者の同行の有無などで変わります。NHK受信料の減免には世帯の課税状況などの条件があり、有料道路の割引にも障害の種類や利用方法に関する要件があります。利用前に各事業者や自治体の案内を確認する必要があります。
身体障害者手帳4級の人は、一般の障害者として所得税の障害者控除27万円、住民税の障害者控除26万円の対象となります。ただし、控除額そのものが現金でもらえるわけでも、税額からその金額が直接引かれるわけでもありません。所得から控除されるため、実際の減税額は課税状況によって異なります。
また、身体障害者手帳4級だから障害年金を自動的にもらえるわけではありません。障害年金は別の認定基準で審査され、初診日や保険料納付要件なども関係します。手帳の等級と年金の等級は同じではありません。
和田さんは2026年10月のイベントで、生涯現役で歌い続けたいという思いを語っています。手術やリハビリの経験を明かしたことで、テレビからは見えにくい苦労も伝わりました。必要な支援を受けながら、これからも無理のない形で歌声を届けてほしいですね。
