Mrs. GREEN APPLE(ミセス)のテレビ出演を見ていると、いつも思うことがあります。
「これ、バックで演奏している人たちも気持ちいいだろうな〜」と。
ミセスの曲は壮大なものが多く、バンドだけでなく、弦楽器や管楽器、たくさんのコーラスが加わることもあります。これだけ華やかな曲を大勢で演奏できたら、音楽家としても相当楽しいのではないでしょうか。
実際にどんな人たちが演奏しているのか、人数や編成、参加ミュージシャン本人のコメントから、その魅力を探ります。
ミセスのバックバンドは何人?オーケストラやコーラスも豪華
ミセスは大森元貴さん、若井滉斗さん、藤澤涼架さんの3人組ですが、ライブでは多くのサポートミュージシャンが参加しています。
代表的なのが、2024年にKアリーナ横浜で開催された「Mrs. GREEN APPLE on “Harmony”」。メンバー3人にサポートミュージシャン12人を加えた総勢15人編成で、全19曲にこの公演ならではのアレンジが施されました。
ベースやドラムなどのバンド楽器に、バイオリン、チェロ、トランペット、サックスなどの音色が加わります。15人全員がオーケストラ奏者というわけではなく、バンドと管弦楽器を組み合わせた編成です。
公式公開の「ア・プリオリ」ライブ映像では、メンバーだけでなく後ろの演奏者にも注目してみてください。
約500人のコーラス隊・楽器隊が参加したCMも
2026年5月公開の「キリングッドエール」のテレビCMでは、ミセスの「GOOD DAY」に合わせ、総勢約500人のコーラス隊・楽器隊が参加しました。200人を超えるコーラス隊によるアカペラの大合唱も見どころです。
大森さんがCM向けに特別なアレンジを手がけ、ハミングから徐々に歌声や手拍子が重なっていきます。ただし、この約500人はCM撮影での特別な編成。普段のテレビ出演やライブに毎回同じ人数が参加するわけではありません。
ミセスのバックで演奏しているのは誰?本人のコメントも
2025年の「Studio Session Live #4」には、ミセスの3人に加え、次の7人のサポートミュージシャンが参加しました。
- 兼松衆:キーボード、ギター、コーラス
- 二家本亮介:ベース、コーラス
- 林田順平:チェロ
- 須原杏:バイオリン
- 真砂陽地:トランペット
- 陸悠:サックス、フルート
- 菅野智明:ドラム、パーカッション
楽器を演奏しながらコーラスを担当する人もいます。こうしたサポート編成は公演や企画ごとに変わります。
バイオリニスト須原杏が語る大森元貴の音楽づくり
レコーディングやライブに参加するバイオリニストの須原杏さんは、2023年のReal Soundのインタビューで、ミセスとの音楽づくりについて語っています。
須原さんは「Studio Session Live」で演奏だけでなくアレンジやミュージシャンのコーディネートにも関わっていました。大森さんがデモ音源を自分で作り、制作工程を深く理解していることにも言及しています。
また、ミセスを聴く若い世代にもっと音楽の面白さを伝えたいという思いも語りました。単に譜面を演奏するだけでなく、音楽を一緒に作り上げる姿勢が伝わります。
ただし、須原さん自身がミセスの現場を「演奏しがいがある」と直接表現したわけではありません。
サポート演奏者が即興でソロを披露することも
2024年の「Harmony」では、楽器セクションによる演奏コーナーも設けられました。Billboard JAPANのインタビューで藤澤涼架さんは、ソロを誰に任せるか、その場で選ぶこともあったと説明しています。
若井滉斗さんも、十数人のミュージシャンがステージ上で音楽的な仕掛け合いをしていたと振り返っています。
決められた演奏を再現するだけでなく、その日のステージで生まれる音を楽しむ。プロの演奏家にとって、自分の技術や個性を発揮できる場面だったのではないでしょうか。
ミセスの曲は演奏が難しい?壮大なサウンドの魅力
ミセスの曲には、ストリングスや管楽器、ピアノ、コーラスが重なり、曲の展開に合わせて音が大きく広がるものがあります。一方で、細かなフレーズが絡み合う、技術的に難しそうな曲も少なくありません。
藤澤涼架さんは「ビターバカンス」について、演奏が難しい一方で弾いていて楽しいと語っています。また「ライラック」のような曲には、疾走感だけでなく緻密な演奏が求められる部分もあります。
「Soranji」のような曲ではストリングスの響きが歌声を引き立て、管楽器やコーラスが加わる曲では華やかさや厚みが生まれます。ただ人数を増やすだけではなく、それぞれがほかの音を聴きながら演奏することが重要なのでしょう。
ミセスの「Studio Session Live」は、そんなアンサンブルの魅力をじっくり味わえる企画です。公式YouTubeのセッション映像でも、楽器ごとの音や演奏者の動きに注目してみると面白そうです。
テレビを見て「演奏している人たちも気持ち良さそう」と感じたのは、決して的外れではなかったのかもしれません。
もちろん、演奏者全員がどう感じているのかまでは分かりません。それでも、参加者が音楽づくりへの思いを語り、メンバー自身も難しさや楽しさ、自由な掛け合いについて明かしています。
次にミセスがテレビに出演するときは、大森さんの歌声だけでなく、後ろで演奏するミュージシャンやコーラスにも注目したくなりますね。
