『呪術廻戦』の七海建人や『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人など、数々の人気キャラクターを演じてきた津田健次郎さん。
近年は声優だけでなく、朝ドラや大河ドラマ、民放の連続ドラマなど実写俳優として姿を見る機会も増えています。
実は津田さんは、もともと声優一本で活動してきたわけではありません。映画の世界を志し、舞台俳優としてキャリアをスタートした人物です。若い頃には仕事が少なく、アルバイトで生活を支えていた長い下積み時代もありました。
ここでは、津田健次郎さんがなぜ俳優としても活躍しているのか、若い頃から現在までの経歴、結婚した妻や子供、2026年現在の活動まで整理します。
津田健次郎はなぜ俳優としても活躍している?
津田健次郎さんというと「人気声優が俳優業にも進出した」という印象を持つ人もいるかもしれません。
しかし、実際のキャリアを見ると少し違います。
津田さんはもともと映画の世界を志し、その後は舞台俳優として活動。そこから声優の仕事へと活動の幅を広げていきました。
つまり近年の実写作品への出演は、声優から突然俳優に転身したというより、もともと続けてきた「芝居」のフィールドが再び大きく広がったと考える方が実態に近いでしょう。
2023年放送のMBS『情熱大陸』でも、役者人生を俳優としてスタートし、1995年にアニメ『H2』で声優デビューした経歴が紹介されています。
実写の仕事が増えたきっかけは朝ドラ『エール』
津田さん自身が俳優の仕事が増えるきっかけとして挙げているのが、2020年のNHK連続テレビ小説『エール』です。
『エール』では語りを担当したほか、最終回直前に実写でも登場しました。
その後、2021年にはTBSドラマ『最愛』に出演。津田さんにとって初の連続ドラマレギュラー出演となりました。
以降は『俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?』『オールドルーキー』『クロサギ』『ラストマン-全盲の捜査官-』など実写ドラマへの出演が続きます。
2025年にはNHK連続テレビ小説『あんぱん』で高知新報の編集局主任・東海林明を演じ、大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』にも出演しました。
声優として培った表現力に加え、舞台時代から積み重ねてきた俳優としての経験が、現在の実写作品での活躍につながっていると考えられそうです。
津田健次郎の若い頃は?映画監督志望から声優になるまで
津田健次郎さんは1971年6月11日生まれ、大阪府出身です。
- 名前:津田健次郎(つだ けんじろう)
- 生年月日:1971年6月11日
- 出身地:大阪府
- 血液型:O型
- 趣味:カメラ、バイク
- 職業:声優、俳優、ナレーターなど
大学は明治大学に進学し、演劇を学びました。もともとは映画監督を志していましたが、大学時代に演じる側にも興味を持つようになり、円・演劇研究所で芝居を学んでいます。
ただ、若手俳優時代は決して順調だったわけではありません。
本人がインタビューで振り返ったところによると、20代は役者だけでは生活できず、宴会場のボーイや引っ越し、コールセンターなど、さまざまなアルバイトを経験しました。
パン1個を買うことにも悩むほど生活が厳しかった時期もあったといい、現在の活躍からは想像しにくい下積み生活を送っています。
24歳で『H2』声優デビュー
24歳のとき、アニメ『H2』のオーディションに合格し、野田敦役で声優デビューしました。
ただし、デビュー直後から声優だけで生活できたわけではありません。
本人は後年、声の仕事も当初は半年に1本程度だったと振り返っており、俳優・声優とアルバイトを並行する生活が続きました。
海馬瀬人と乾貞治が大きな転機に
そんな津田さんの代表作のひとつとなったのが、2000年に始まった『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』の海馬瀬人役です。
翌2001年からは『テニスの王子様』で乾貞治を担当。本人によると『テニスの王子様』をきっかけに仕事が一気に増え、芝居の仕事で生活できるようになっていきました。
それでも仕事がなくなることへの不安からアルバイトを続け、完全に辞めたのは31歳のときだったとインタビューで語っています。
その後は『ゴールデンカムイ』尾形百之助、『呪術廻戦』七海建人、『チェンソーマン』岸辺など人気作品に次々と出演。『スター・ウォーズ』シリーズではカイロ・レンの日本語吹き替えも担当しています。
2021年には第15回声優アワードで主演男優賞を受賞しました。
津田健次郎の妻はどんな人?子供は2人
津田健次郎さんは結婚しており、妻は一般女性です。また、子供が2人いることも本人が公表しています。
結婚していることを公表したのは2020年7月でした。
津田さんによると、妻とは舞台役者として駆け出しだった頃に舞台の世界で出会い、交際を経て結婚。その後、2人の子供が誕生したそうです。
長年結婚を公表していなかったことから結婚時期も気になりますが、具体的な時期は明らかにされていません。
本人は、公表していなかった理由のひとつとして、結婚当初に生活の安全を脅かすような文書が届いた経験があり、家族の安全を守る意味もあったと説明しています。
2026年に妻がテレビ番組の取材に初協力
2026年2月放送の日本テレビ系『おしゃれクリップ』では、津田さんの妻へのテレビ初取材が行われました。
番組では家庭での意外な一面も紹介され、妻は津田さんについて、子供たちと遊ぶことを計画するなど家では「津田家の長男」のような存在だと語っています。
津田さん自身も、長い下積み時代から支えてくれた妻や家族への感謝を明かしました。
一方、妻は一般の方で、氏名や顔など詳しい個人情報は公表されていません。子供についても2人いること以外の詳細は多く公表されていないため、家族のプライバシーに関わる情報については公表範囲で見るのがよさそうです。
津田健次郎の2026年現在は声優・実写俳優の両方で活躍
2026年現在も、津田健次郎さんは声優と実写俳優の両方で精力的に活動しています。
9月18日公開の映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』では、警察庁の「次長」役で実写出演。立木文彦さん、関智一さん、野島健児さんら声優陣とともに警察庁会議のシーンに登場しています。
さらに10月9日から放送されるテレビアニメ『ホタルの嫁入り』では、天女島のヤクザ・三枝役を担当します。
10月22日スタートのテレビ朝日系木曜ドラマ『アナログナース~デジタルってなんなんだよ!?~』では、松下奈緒さん演じる主人公・那須田灯と関わる重要人物として出演。
津田さんが演じるのは、百井メディカルセンターのエースで「ゴッドハンド」と呼ばれる外科医・神戸大五郎です。優秀な外科医でありながらデジタルには弱いという役どころで、松下さんとは初共演となります。
声優として人気を確立した後も、俳優として連続ドラマや映画で存在感を高めている津田さん。その背景には、20代から続けてきた舞台や芝居の経験があります。
映画監督を夢見た青年時代、アルバイトで食いつないだ下積み時代、声優としてのブレイク、そして実写作品への出演増加と、現在の活躍は長いキャリアの積み重ねの先にあることが分かります。
2026年秋もアニメと実写の両方で出演作が続いており、声と映像の双方でどんな役を見せてくれるのか楽しみですね。