フィギュアスケートの解説で注目を集めた高橋成美さん。実は、日本語を含めて7カ国語を学んできたことでも知られています。
中国語や英語を流暢に話す一方で、本人は「7カ国語すべてが今もペラペラ」という紹介には訂正を入れています。では、実際にどの言葉を話し、どうやって覚えたのでしょうか。
高橋成美は何カ国語話せる?7カ国語の内訳
高橋さんが学んできたのは、日本語・英語・中国語・韓国語・ロシア語・スペイン語・フランス語の7カ国語です。
2026年放送のテレビ番組で本人が説明したところによると、現在のメインは日本語、英語、中国語の3つ。残りの4言語は学校で学んだもので、使わないうちに忘れてしまった部分もあるそうです。
「7カ国語が話せる」という紹介は間違いではありませんが、7つとも同じレベルで話せるという意味ではないんですね。
8カ国語や11カ国語という噂はなぜ?
高橋さんは、ネット上で8カ国語や11カ国語を話せると紹介されることがあると明かしています。
困ったのは、イタリア語も話せると勘違いされたこと。ミラノ・コルティナ冬季五輪の際、イタリア語が得意な人として話を振られたことがあったそうです。
8カ国語説については、バラエティ番組で神様に語りかけた場面が「神語」として数えられたのでは、と本人が冗談交じりに推測。あくまで本人の推測であり、実際の情報拡散の原因が判明したわけではありません。
中国語が得意になったのは9歳からの中国生活
高橋さんは親の仕事の関係で、9歳から約5年間中国で生活しました。
最初はスケート仲間と拍手を送り合うなど、言葉を使わない交流から始まったそうです。しかし、コーチの言葉を理解したい、仲間と話したいという気持ちが中国語を学ぶ原動力になりました。
週3回の家庭教師で基礎を習い、毎日約5時間のスケート練習で実際に使う。教室で覚えた言葉を、そのままリンクで試せる環境だったのです。
2026年3月のテレビ出演では、幼い頃に日本語、中国語、英語を並行して学んだことで、複数の言語があること自体が当たり前になったと説明しています。
英語はインターナショナルスクールで身につけた
英語との出会いは小学2年生頃の英会話教室でした。ただ、実際に英語を使い始めたのは、小学6年生頃にインターナショナルスクールへ通い始めてからです。
友達とバスケットボールやサッカーをするため、遊びに誘う英語を使っていたといいます。
高橋さんは、覚えた言葉を使うのではなく、使いたい言葉を調べて話していたと振り返っています。会話の必要性が先にあり、勉強はその後についてきたわけです。
残りの4言語はどこで学んだ?
フランス語はカナダで
高校時代からスケートの拠点として過ごしたカナダ・モントリオールは、フランス語が広く使われる地域です。現地の高校や生活の中でフランス語を学びました。
ただ、発音には苦労したそうです。本人はインタビューで、話すうえで特に難しかった言語としてフランス語を挙げています。
スペイン語はインターナショナルスクールで
スペイン語は、インターナショナルスクールの第二言語として学びました。日常で使う中国語や英語とは違い、学校の授業を通して触れた言語です。
韓国語は平昌五輪を意識して
韓国語は大学で履修しました。2018年の平昌冬季五輪を目指していた高橋さんは、開催国のイメージをつかむため、2016年頃から学び始めたと語っています。
ロシア語はスケート関係者との交流から
ロシア語を学んだのもスケートがきっかけ。ロシア出身のコーチや振付師と母国語で話すことで距離が縮まると感じたほか、ロシアの選手とペアを組んだ経験も影響したそうです。
4言語の習得理由を並べると、単に語学の資格を増やすためではなく、人との交流や競技に必要だったことがよく分かります。
高橋成美の語学勉強法は?シャドーイングと実践が鍵
高橋さんは、自分は決して物覚えが早い方ではなく、長く続けてきたからこそ語学が身についたとインタビューで話しています。
聞こえた音をまねするシャドーイング
本人が自分に合っていた方法として挙げたのが「シャドーイング」。外国語の音声を聞きながら、少し遅れてまねして発音する練習です。
歌うような気軽さで取り組めて、外国語を話せた気分になれるところが楽しいのだとか。発音やリズムに慣れるためにも役立つ練習です。
使いたい言葉をすぐ調べる
中国やインターナショナルスクールでは、相手に伝えたい言葉をその都度調べて使っていたそうです。覚えてから話すのではなく、話したいから覚えるという順番でした。
もちろん海外生活という環境は大きな後押しになったはず。それでも、学んだことを実際の会話で使う姿勢は、日本にいても参考になります。
3カ国語目から学びやすくなった?
2026年3月のテレビ番組では、高橋さんが幼い頃から複数の言語に触れていたため、3カ国語目くらいから言語を増やすことが楽になったと話しています。
これは高橋さん自身の経験談です。誰でも3カ国語を覚えれば簡単になるという意味ではありませんが、言葉の違いに慣れていく感覚があったのでしょう。
語学力はフィギュアスケートの解説にも役立っている
高橋さんは2012年の世界選手権でマーヴィン・トランさんとペアを組み銅メダルを獲得。木原龍一さんと組んで2014年ソチ五輪にも出場しました。
現役時代から英語のルールブックを読み込み、現在も競技のルールを理解して自分の言葉で伝える努力を続けているといいます。
語学は、単に海外選手と会話するためだけの特技ではありません。解説のための情報収集にも役立っているのです。
まとめ|高橋成美が7カ国語を学べた理由
高橋成美さんが学んだのは、日本語、英語、中国語、韓国語、ロシア語、スペイン語、フランス語の7カ国語。現在特に得意なのは日本語、英語、中国語の3つです。
中国やカナダでの生活、学校の授業、スケート仲間との交流など、言語を学ぶ理由はさまざまでした。
印象的なのは、完璧に覚えてから話すのではなく、話したいことがあるから覚えてきたという点。シャドーイングを楽しみ、長く続けてきたことも、高橋さんの語学力を支えているようです。
