元Mrs. GREEN APPLEのドラマー、山中綾華さんは現在何をしているのでしょうか。
2026年10月現在はプロドラマーとして演奏を続けながら、社会保険労務士として働き、ラウンドワンの社外取締役も務めています。
2021年末のミセス脱退から約4年半。ステージに立っていたミュージシャンが、なぜ労務の専門家となり、上場企業の経営に関わるまでになったのでしょうか。
山中綾華の現在は?社労士とドラマーの二刀流
山中さんは1995年2月5日生まれ。2026年10月現在31歳です。
ラウンドワンの有価証券報告書に記載された経歴によると、2022年9月に荒井社会保険労務士事務所に入所し、2025年10月に社会保険労務士として登録しています。
つまり、資格を取ってから初めて働き始めたのではありません。社労士試験に合格する前から実務の現場に飛び込んでいたのです。
一方で、ドラムも手放していません。ライブのサポートやレコーディング、オンラインレッスンなどに取り組んでいます。
その両方がよくわかるのが、2025年8月公開の「スタジオパーソル」による密着動画です。
昼間は労務の仕事に向き合い、別の時間にはスティックを握る。どちらも中途半端な趣味ではなく、仕事として続けているところが印象的です。
ミセス脱退理由は?2021年末に新たな道へ
山中さんがMrs. GREEN APPLEを脱退したのは2021年12月30日。同じ日にベーシストの髙野清宗さんも脱退しました。
当時の発表では、本人たちから脱退の申し出があり、メンバーやスタッフとの話し合いを重ねたと説明されています。
ただし、脱退に至った事情のすべてが公表されたわけではありません。「不仲だったから」「社労士になるためだけに辞めた」と決めつけることはできません。
その後のインタビューで山中さんは、音楽を生活のためだけの仕事にしてしまうことへの葛藤や、ドラムを長く続けたいという思いを語っています。
そこで考えたのが、音楽を人生を豊かにする「ライフワーク」、社労士の仕事を生活を支える「ライスワーク」とする働き方でした。
大好きなことを続けるために、あえて別の仕事を持つ。華やかな音楽業界を離れたように見えても、本人にとっては音楽を守るための選択だったのかもしれません。
なぜ社労士に?2023年の難関試験に合格
社会保険労務士は、社会保険や労働保険の手続き、人事労務の相談などを扱う国家資格です。
山中さんは社労士事務所で働きながら勉強を重ね、2023年に試験に合格しました。初回の受験は不合格で、2度目の挑戦だったとインタビューで明かしています。
2023年度の社労士試験の合格率は6.4%。決して簡単な資格ではありません。
長年ドラムに打ち込んできた人が、法律や社会保険の制度を学び直す。慣れない分野への挑戦には、相当な時間と努力が必要だったはずです。
しかも、2023年の試験合格と、2025年10月の社労士登録は別の出来事。現在は正式に登録された社会保険労務士として活動しています。
ラウンドワンの社外取締役になったのはなぜ?
さらに驚く転機が訪れたのは2026年6月27日。山中さんは株式会社ラウンドワンの社外取締役に就任しました。
ラウンドワンといえばボウリング、カラオケ、アミューズメント施設で知られる企業です。
会社側が選任理由として挙げたのは、プロドラマーとして培ったエンターテインメント業界の現場感覚と、社労士としての専門知識・経験でした。
特に期待されているのが、多くの従業員を抱えるグループの労務リスク管理や人材育成への助言です。
なお、山中さんが就任したのは上場会社の「株式会社ラウンドワン」の社外取締役。店舗運営会社「株式会社ラウンドワンジャパン」の社長になったわけではありません。
社外取締役は日々の店舗業務を指揮する役職ではなく、外部の立場から経営判断を監督し、意見を述べる役割です。
山中さん自身もXで就任を報告しました。ORICON NEWSでは本人の就任報告投稿が紹介されています。
ミュージシャンとしての知名度だけで選ばれたわけではないことが、会社側の説明からもうかがえます。
2026年には本も出版!音楽活動は今後も続く?
山中さんは2026年7月に、著書『バンドマンが社労士との二刀流で見つけた“無理しない働き方”』を出版しました。
人気バンドでの活動経験と、働く人を支える専門家としての視点を持つ山中さんだからこそ語れるテーマです。
2026年8月にはドラム専門メディア「ドラマガWeb」のインタビューにも登場。演奏活動を続けていることも確認できます。
ミセスを離れたからといって、ドラムから離れたわけではありません。
むしろ、音楽を続けるための働き方を自分で作り、その経験が新たな仕事にもつながっているように見えます。
まとめ|山中綾華は現在もドラマーとして活動中
山中綾華さんは2021年末にMrs. GREEN APPLEを脱退した後、2023年に社労士試験に合格。2025年に正式登録し、2026年にはラウンドワンの社外取締役に就任しました。
それでも、ドラマーとしての活動は続いています。
音楽か、別の仕事か。どちらか一つに決めなくてもいいという山中さんのキャリアは、働き方を考える人にとっても興味深い例ではないでしょうか。