高校通算140本塁打で注目を集め、アメリカのスタンフォード大学へ進学した佐々木麟太郎さん。2025年にはソフトバンクからドラフト1位指名を受けましたが、選んだのはアメリカでのプロ挑戦でした。
2026年7月にマイアミ・マーリンズと契約したものの、プロの公式戦にはまだ出場していません。いったい何があったのでしょうか。
佐々木麟太郎の現在は?マーリンズと契約
2026年11月現在、佐々木麟太郎さん(21歳)はMLBのマイアミ・マーリンズと契約しています。ただしメジャー昇格はまだで、マイナーリーグでの公式戦デビューもこれからです。
2026年7月のMLBドラフトで8巡目、全体235位指名を受け、同月に契約。契約金は21万200ドルで、当時の報道では約3,100万~3,400万円と換算されました。
「マーリンズに入団した」というニュースを見て、すでにメジャーでプレーしていると思っていた人もいるかもしれません。しかし、現状はプロとしての本格的なスタートを待っている段階です。
佐々木麟太郎が試合に出ていない理由は?
理由はビザ変更手続きの遅れです。2026年9月17日にロサンゼルスで取材に応じた佐々木さんは、7月の契約後もビザの手続きが進まず、マイナー1Aのシーズンが終わったと説明しています。
フロリダ州の球団キャンプ地で過ごした約2カ月間も、全体練習には参加できず、個人トレーニングを続けていたそうです。
つまり、打撃不振で試合に出られなかったわけではありません。本人は2027年2月からスプリングトレーニングに臨む見通しを語っています。ビザ手続きのその後については、新たな発表を待ちたいところです。
ソフトバンクのドラフト1位なのになぜ入団しなかった?
2025年10月の日本のドラフト会議では、ソフトバンクとDeNAが佐々木さんを1位指名。抽選でソフトバンクが交渉権を獲得しました。
それでも佐々木さんは、2026年7月にマーリンズ入りを決断しました。本人は地元・岩手県での会見で、成功するかどうかよりも挑戦する人生を選びたいという趣旨の思いを語っています。
日本ならドラフト1位、アメリカでは8巡目。数字だけ見ると意外ですが、佐々木さんにとっては、幼い頃から目標にしていたメジャーへの道を選ぶことに意味があったのでしょう。
なお、ドラフトでの「入団拒否」は、指名球団との契約を選ばなかったという意味です。仕組みや過去の例についてはドラフト指名を拒否するとどうなる?歴代選手の理由とその後でも紹介しています。
スタンフォード大学での成績は?
花巻東高校卒業後、佐々木さんはアメリカの名門スタンフォード大学に進学しました。
2025年は52試合に出場して打率.269、7本塁打、41打点、OPS.790。2026年は54試合で打率.262、16本塁打、47打点、OPS.952を記録しています。
打率はほぼ横ばいですが、本塁打は倍以上に増加。2026年のMLBドラフト・コンバインでは約140メートルの本塁打を放ち、最速約186キロの打球速度も記録しました。
高校時代の140本塁打ばかりが話題になりがちですが、大学でも長打力を磨いていたことがわかります。
父親は花巻東高校野球部の佐々木洋監督。親子の関係や進路選択の背景は佐々木麟太郎の父は花巻東高校野球部監督!でも詳しく取り上げています。
2027年にメジャーデビューする?
2026年9月の取材で、佐々木さんは2027年2月のスプリングトレーニングを見据えていると話しました。
マーリンズ傘下にはルーキーリーグから3Aまで複数の育成段階があります。どのクラスから始めるか、いつメジャーへ昇格するかは、今後の球団判断と実戦での結果次第です。
2026年はプロ公式戦に出場する機会がなかっただけに、まずは試合でどんな打撃を見せるのかが注目されます。
12月2日に高橋由伸とトークイベントに出演
佐々木さんは2026年12月2日、東京・星陵会館で開催予定の「SPECIAL TALK ROOM ~21歳の決意と挑戦~」への出演をInstagramで告知しています。
特別ゲストは高橋由伸さん、司会は長島三奈さん。開場17時30分、開演18時30分で、会場観覧のほか配信チケットも案内されています。
佐々木さんは投稿で、ファンへの感謝や近況を直接伝える場を楽しみにしているとコメント。プロ入り後の心境を本人の言葉で聞ける機会になりそうです。
まとめ
佐々木麟太郎さんは2026年7月にマーリンズと契約しましたが、ビザ変更手続きの遅れによって同年のマイナー公式戦には出場できませんでした。
ソフトバンクのドラフト1位という選択肢を手放して進んだアメリカでのプロ生活。2027年にどのクラスからスタートし、どんな成績を残すのか。高校通算140本塁打のスラッガーの次の一歩に注目です。
