Mrs. GREEN APPLE(ミセス)の3人は、音楽以外の仕事でも活躍しています。大森元貴さんは朝ドラ出演やソロ活動、若井滉斗さんはテレビMCや韓国語番組、藤澤涼架さんはドラマ出演やラジオの単独担当。なぜ人気バンドのメンバーが、これほど違う分野に挑戦しているのでしょうか。
結論からいうと、3人がそれぞれの活動を通じて経験を広げ、ミセスの多様な魅力を届けようとしていることが、本人たちの発言から見えてきます。ただし、個々の仕事を引き受けた理由がすべて明かされているわけではありません。確認できる発言と考察を分けて整理します。
ミセス3人の音楽以外の活動一覧
| メンバー | 主な個人活動 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 大森元貴 | 朝ドラ『あんぱん』、ソロ活動、Project-MGA | 俳優・制作・企画まで表現の領域を広げる |
| 若井滉斗 | 『M:ZINE』MC、『ハングルッ!ナビ』 | トークや語学を通じた新しい挑戦 |
| 藤澤涼架 | 日曜劇場『リブート』、『ミセスLOCKS!』単独担当 | 演技と自分の言葉で伝える仕事 |
2026年上半期のBillboard JAPANのインタビューでは、大森さん自身がソロ活動、藤澤さんのドラマ、若井さんの語学番組を挙げ、3人が異なる場所で活動できることへの感謝を語っています。3人で出演する『テレビ×ミセス』も始まり、音楽以外の顔を知る機会が増えました。
大森元貴はなぜ俳優やソロ活動に挑戦する?
朝ドラ『あんぱん』で新たな表現に挑戦
大森元貴さんは2025年のNHK連続テレビ小説『あんぱん』に出演。作曲家・いずみたくをモデルにした「いせたくや」を演じました。
ミセスのライブは、歌と映像、物語性のある演出が印象的です。演技と音楽は別の仕事ですが、登場人物の気持ちを表現するという点では通じるものがあります。俳優業は、もともと持っていた表現力を別の場所で発揮する機会になったと考えられます。
ソロ活動はバンドから離れるため?
大森さんはバンドとは別に個人名義でも音楽を発表しています。ソロ活動は厳密には「音楽以外」ではありませんが、ミセス以外の個人活動を理解するうえで外せません。
大森さんはインタビューで、バンドとソロでは表現する感覚が違うことや、ミセスという帰る場所がある安心感を語っています。個人活動を、バンドから独立するための準備と結びつける根拠はありません。
Project-MGAでは将来の活動も構想
2026年には「Project-MGA」の2029年までの構想にも言及。『ミセスLOCKS!』で大森さんがその話をすると、若井さんは最高責任者という立場に触れていました。
音楽を作って歌うだけでなく、グループの未来を考える仕事にも関わっているのが大森さんの特徴です。ただし、具体的な将来計画について、未発表の内容まで決まっているかのように書くことはできません。
若井滉斗はなぜMCや韓国語番組に出演する?
『M:ZINE』では聞き手・進行役として活躍
ギター担当の若井滉斗さんは、テレビ朝日『M:ZINE』に出演しています。ステージで演奏する姿とは違い、番組ではゲストとの会話や進行を通じて存在感を発揮。音楽に詳しいだけでは務まらない、相手の話を引き出す力も求められる仕事です。
テレビ出演を通じて若井さんの人柄を知り、そこからミセスの音楽を聴く人もいるでしょう。
『ハングルッ!ナビ』では学ぶ側に
2026年4月にはNHK Eテレ『ハングルッ!ナビ』のレギュラー出演がスタートしました。『ミセスLOCKS!』でも、若井さんが韓国語番組では「先生ではなく生徒」になったことが話題に。
ミュージシャンとして大舞台に立つ若井さんが、新しい言葉を学ぶ姿を見せる。そのギャップも魅力の一つです。ただし、韓国語番組への出演がミセスの海外進出を直接の目的とするものかどうかは、確認できた本人発言だけでは断定できません。
新しい現場から刺激を受けている
2026年上半期のインタビューで若井さんは、さまざまな場所から刺激を受けながら活動できていると話しています。
MCも語学も、ギターとは違う能力が求められます。自分の専門分野から一歩外に出て学ぶ経験は、今後のステージでのトークや表現にもつながるかもしれません。
藤澤涼架はなぜドラマやラジオに挑戦する?
日曜劇場『リブート』で俳優としての顔も
キーボード担当の藤澤涼架さんは、2026年のTBS系日曜劇場『リブート』に出演。連続ドラマで演技に挑みました。
ミセスでは明るく柔らかな雰囲気が印象的な藤澤さんですが、ドラマでは役柄に合わせた表情や感情の表現が必要になります。ライブで見せる姿とは異なる一面を知るきっかけになりました。
『ミセスLOCKS!』は2026年5月から単独担当
2026年4月20日放送の『ミセスLOCKS!』では、5月から藤澤さんが1人で番組を担当することが発表されました。
大森さんは、若井さんのレギュラー番組や自身のプロジェクト構想などに触れ、メンバーが忙しくなっていることを説明。若井さんは、藤澤さんがリスナーに寄り添える人柄であることを語りました。
つまり、単独担当への変更には3人の活動状況が関係しています。藤澤さんが自分から単独番組を希望した、といった未確認の理由を付け加える必要はありません。
3人でにぎやかに話していた番組を1人で担うのは、また違う挑戦です。自分の言葉でリスナーに向き合う機会が増えたことも、藤澤さんの個人活動の特徴でしょう。
なぜミセスは音楽以外の仕事を増やしているのか?
この疑問を考えるうえで重要なのが、2026年上半期のBillboard JAPANのインタビューです。
藤澤さんはフェーズ3について、ミセスのさまざまな面を知ってもらい、もっと好きになってもらいたいという思いを語りました。大森さんも、3人が音楽にとどまらず多様な場所で活動できることに感謝を示しています。
大森さんのドラマからミセスを知る人、若井さんの語学番組で親近感を持つ人、藤澤さんのラジオを聴いてファンになる人。音楽番組以外にも接点が増えれば、バンドに出会う入口は自然と広がります。
もっとも、「知名度を上げるためにすべての個人仕事を計画している」と断言することはできません。本人たちが語っているのは、さまざまな面を届けたいという思いと、それぞれの現場への感謝です。
2026年10月のTBSインタビューでは、大森さんが、いろいろな活動をしているためバンドであることを世間に忘れられているのではないかと冗談交じりに語る場面もありました。本人たちも活動の幅広さを意識しているのでしょう。
個人活動が増えるとバンド活動は減る?
ファンにとって気になるのは、3人が別々の仕事で忙しくなると、ミセスとしての活動が減ってしまわないかということです。
実際、ラジオ番組の担当変更には忙しさが関係していました。ただ、それだけでバンド活動の縮小や解散に結びつけるのは早計です。
2026年にはスタジアムツアーを開催し、9月30日にはフルアルバム『POPS』をリリース。10月時点でもバンドとしての活動は続いています。
NHK『あさイチ』出演時、大森さんは環境が変わってもメンバーと音楽をすることが楽しいと語っていました。個人活動が増えても、3人で音楽を作る喜びは変わっていないようです。
音楽以外の経験が実際にどの曲やライブ演出へ反映されたのかは、本人たちの説明がなければ断定できません。それでも、違う現場で得た刺激が今後の表現に影響する可能性は十分にあります。
ミセスが音楽だけでなく、さまざまな顔を見せる理由については、ミセスが見せる「国民的バンド」の覚悟と、いろんな顔を持つ理由でも詳しく考察しています。
まとめ|3人が別々の活動をすることにも意味がある
大森元貴さんは俳優やソロ、将来の企画構想。若井滉斗さんはMCと韓国語番組。藤澤涼架さんはドラマとラジオ。それぞれが違う分野で活動しているのが、現在のミセスの面白いところです。
3人の本人発言からは、音楽以外の活動を通じて新しい経験を得ながら、ミセスの多様な魅力を届けたいという姿勢が見えてきます。
個人活動が増えたからといって、バンドを離れるという話ではありません。むしろ3人が別々の場所で経験を積み、再び同じステージに立ったときに何が生まれるのか。その変化も楽しみにしたいですね。
参考:Billboard JAPAN・3人のインタビュー/TOKYO FM提供・ミセスLOCKS!担当変更/TBS・2026年10月のインタビュー/Mrs. GREEN APPLE公式サイト
