旧ジャニーズでは、デビューまで何年もジュニアとして活動する人が珍しくありません。しかし歴代メンバーを見ると、岡田准一さんや手越祐也さんのように、ほとんど下積みを経験しないままデビューした異例のケースもあります。
特に岡田さんは「ジュニア歴が全くなかった」と振り返り、手越さんも入所から約10カ月でNEWSとしてCDデビュー。退所した人も含め、デビューまでが特に早かったメンバーと本人たちの言葉を振り返ります。
ジャニーズで下積みが短かった人は誰?
ここでは主に、旧ジャニーズ事務所への入所からCDデビューまでの期間を「下積み期間」の目安として見ていきます。
グループ結成日とCD発売日には差があり、古い時代は正確な入所日が公表されていないケースもあります。そのため、歴代全員を対象にした「最速ランキング」とはせず、期間や本人発言を確認できた代表的なメンバーを紹介します。
- 岡田准一:入所から約3カ月と本人・報道で紹介
- 松島聡:入所から約9カ月
- 手越祐也:入所から約10カ月でNEWSとしてCDデビュー
- マリウス葉:2011年1月入所、同年11月CDデビュー
- 佐藤勝利:本人によるとデビュー当時のジャニーズ歴は約11カ月
- 森内貴寛(Taka):2001年入所、2003年NEWSとしてCDデビュー
1年前後でCDデビューまで進んだ人はかなり限られています。
なお、現在のtimeleszにはオーディションを経て加入したメンバーがいますが、従来の「ジャニーズJr.として入所し、下積みを経てCDデビューする」という仕組みとは異なるため、今回は別枠としています。
岡田准一はジュニア歴なし?入所3カ月でV6へ
歴代でも特に異例なのが岡田准一さんです。
岡田さんは日本テレビ系「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」内の企画「ジャニーズ予備校」をきっかけに芸能界入り。1995年にV6のメンバーとなり、同年11月に「MUSIC FOR THE PEOPLE」でCDデビューしました。
スポニチでは「入所からわずか3カ月で事務所史上最短デビュー」と紹介され、岡田さん本人も「ジュニア歴が全くなかった」と振り返っています。
一般的なジャニーズJr.であれば、先輩のコンサートでバックダンサーを務めたり、ジュニア内ユニットで活動したりしながら経験を積みます。しかし岡田さんには、その期間がほとんどありませんでした。
しかもV6には、坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さん、森田剛さん、三宅健さんという、すでに事務所で経験を積んでいたメンバーがいました。
岡田さんは後年、デビュー当時はアイドルとして活動していく覚悟がまだなかったという趣旨の話もしています。デビューが早いことは華々しく見えますが、本人にとっては状況を理解する前に人生が大きく変わったような感覚もあったのかもしれません。
手越祐也も約10カ月!先輩ツアー経験は「ほぼない」
岡田准一さんと並んで「下積みが短かった人」として外せないのが手越祐也さんです。
手越さんは2002年12月、15歳でジャニーズ事務所に入所。約10カ月後の2003年9月にはNEWSのメンバーに選ばれ、同年11月7日に「NEWSニッポン」でCDデビューしました。
ORICONでは「NEWSニッポン」をCDデビュー、2004年5月12日の「希望~Yell~」をメジャーデビューと区別して紹介しています。
当時のNEWSには山下智久さん、錦戸亮さん、小山慶一郎さん、増田貴久さん、加藤成亮(現・加藤シゲアキ)さんら、すでにジュニアとして経験を積んでいたメンバーが多数いました。
その中に、ジュニア歴が非常に短かった手越さんが加わったことになります。
2023年の文春オンラインのインタビューで、手越さんはジュニア時代に先輩のツアーを本格的に回った経験について「ほぼないですね」と説明しています。出演しても単発で1~2曲程度だったと振り返っていました。
手越さんは「ジュニアとして完成してからデビューした」というより、デビュー後に歌やパフォーマンスの経験を重ねていったタイプだったことが分かります。
Sexy Zoneはスピードデビュー組が多かった
下積み期間の短さで目立つのが、2011年にデビューしたSexy Zoneです。
松島聡は約9カ月
松島聡さんは2011年2月に事務所へ入り、同年11月16日にSexy ZoneとしてCDデビュー。入所からデビューまでは約9カ月です。
さらに松島さん自身も2025年、木村拓哉さんのラジオ番組に出演した際、自分は下積み期間が短いまま表舞台に立ったという趣旨で当時を振り返っています。
単に経歴上の期間が短いだけではなく、本人にも「下積みが短かった」という認識があったことが分かります。
マリウス葉も2011年入所・同年デビュー
マリウス葉さんも非常に早いケースです。
2011年1月に入所し、同年11月にSexy ZoneとしてCDデビュー。当時11歳で、スポーツ紙ではジャニーズ史上最年少でのCDデビューと報じられました。
マリウスさんは2022年末にSexy Zoneを卒業するとともに事務所を退所し、芸能界を引退しています。
佐藤勝利も本人が「下積み期間がない」と振り返る
佐藤勝利さんもデビューまでが非常に早かったメンバーです。
過去のインタビューでは、デビュー当時について「ジャニーズ歴11カ月くらいで、下積み期間がない」という趣旨で本人が振り返っています。
しかも単にメンバーに選ばれただけではなく、デビュー当初からグループの中心に立つ存在でした。
一方、中島健人さんや菊池風磨さんはSexy Zone以前からB.I.Shadowなどで活動しており、同じグループでもジュニア歴にはかなり差がありました。
Sexy Zoneは、経験のある中島さん・菊池さんと、キャリアの浅い佐藤さん・松島さん・マリウスさんを組み合わせたグループだったと見ると、その特徴が分かりやすいでしょう。
ONE OK ROCKのTakaも比較的短かった
現在ONE OK ROCKのボーカルとして活動するTakaさんこと森内貴寛さんも、NEWSの初期メンバーでした。
スポニチなどによると、森内さんは2001年にジャニーズ事務所へ入り、2003年にNEWSとしてCDデビューしています。正確な入所月については資料によって情報に揺れがあるため、ここでは「約2年」と細かく断定せず、2001年入所・2003年デビューとしています。
岡田さんや手越さんほど極端ではないものの、比較的短いジュニア期間でデビューした一人です。
その後NEWSを離れて事務所を退所し、ONE OK ROCKへ。現在では世界でも活動するロックバンドのボーカリストとなっています。
若くして売れた人=下積みが短いとは限らない
興味深いのは、「若くしてデビューした人」と「下積みが短かった人」は必ずしも同じではないことです。
たとえば二宮和也さんは1996年に入所し、嵐としてCDデビューしたのは1999年。約3年間はジュニアとして活動しています。
山下智久さんは1996年に入所し、NEWS結成は2003年。ジュニア黄金期から長く活動し、デビュー前からすでに高い知名度を持っていました。
亀梨和也さんや赤西仁さんらKAT-TUNのメンバーも、CDデビューは2006年。KAT-TUNはデビュー前からコンサートを行うほど人気があり、「すでに売れているのにCDデビュー前」という時期が長かったグループです。
こうして比べると、岡田准一さんや手越祐也さんの経歴がいかに特殊だったかが分かります。
特に岡田さんは「ジュニア歴が全くなかった」、手越さんは先輩ツアーの経験が「ほぼない」、佐藤さんは「下積み期間がない」、松島さんも「下積み期間が短かった」という趣旨の発言をそれぞれ残しています。
長い下積みが当たり前と思われがちな旧ジャニーズですが、歴史を振り返ると、早い段階でデビューし、その後の経験の中で実力や個性を磨いていった人たちもいました。デビューまでの期間を比べてみると、それぞれの歩んできた道の違いも見えてきます。
