昭和の歌番組で男女がしっとりデュエット。ところが、歌詞をよく聞くと、二人の関係はかなり険悪……。
そんなAI動画「ギスギスしすぎた昭和のデュエット曲」がXやYouTubeで注目されています。シンガーソングライターの柴田淳さんも反応し、「歌いたい」と興味を示しました。
この曲には元ネタがあるのでしょうか。動画の制作者や、なぜ本物の昭和歌謡のように感じるのかを紹介します。
「ギスギスしすぎた昭和のデュエット曲」の元ネタは?
動画を公開したのは「ルニングニング」というYouTubeチャンネルです。タイトルは「ギスギスしすぎた昭和のデュエット曲」。昭和の音楽番組を思わせる男女の歌唱シーンが描かれています。
ただし、これは当時のテレビ番組から切り抜いた映像ではなく、AIを用いた昭和風のパロディ作品です。
気になる元ネタですが、2026年10月29日時点で、特定の実在する昭和歌謡を替え歌にしたと確認できる情報はありません。既存曲が元になっているとも、音楽のすべてがオリジナルだとも断定しないのが正確です。
動画に登場する「私の名を呼んで」というフレーズも印象的ですが、正式な楽曲タイトルとして確認されたものではありません。
話題のYouTube動画はこちら
歌い出しの雰囲気は懐かしいデュエット曲そのもの。ところが、男女のやり取りを追っていくと、ロマンチックな恋の歌とはずいぶん違うことに気づきます。
美しいメロディーに乗せて、言い合いのような内容を歌う。そのギャップが作品の笑いどころです。
柴田淳が「歌いたい」と反応!何が気に入った?
この動画に反応したのが、シンガーソングライターの柴田淳さんです。
2026年10月28日ごろのX投稿では、AIで作られた作品と理解したうえで、曲を気に入った様子を見せ、実際に歌ってみたいという思いをつづっています。
特に注目していたのが、女性パートの歌い方。息を混ぜたような独特の表現にも魅力を感じていたようです。
思わず笑ってしまう設定なのに、プロの歌手が歌ってみたいと感じる。今回の動画は、その意外性も話題になりました。
なお、柴田さんが正式にカバーを発表したという情報は現時点ではありません。あくまでX上での感想です。
柴田淳は昭和歌謡のカバー経験もある
柴田淳さんは2001年に「ぼくの味方」でデビュー。自ら作詞作曲する楽曲に加え、カバー作品でも歌声を披露してきました。
2012年10月31日には、1970年代の名曲を集めたアルバム『COVER 70’s』を発売。「異邦人」「木綿のハンカチーフ」「みずいろの雨」などを収録しています。
このアルバムは翌2013年、第5回CDショップ大賞の「全日本CDショップ店員組合2013特別賞」に選ばれました。
もともと70年代の歌謡曲を歌ってきた柴田さんが、AIによる架空の昭和歌謡にも惹かれたというのは、興味深い組み合わせですね。
ルニングニングとは?昭和のテレビを再現するAI動画
今回の作品を投稿した「ルニングニング」は、AIを使ったユーモラスな動画を公開しているYouTubeチャンネルです。
公開作品には「終わってる昭和の結婚披露宴」「もうめちゃくちゃな昭和のチャリティー番組」といったタイトルもあり、昭和のテレビ文化を思わせる演出と、予想外の内容を組み合わせています。
今回のデュエット曲も、まず映像の再現度に目を奪われます。髪形、衣装、ステージ照明、マイクの持ち方。細部まで古い歌番組を連想させる雰囲気です。
そして歌が始まると、映像と音楽は真面目なのに、歌詞だけが妙にトゲトゲしい。この落差がクセになります。
なぜ本物の昭和歌謡のように聞こえる?
この動画の面白さは、単に昔の映像に似せていることだけではありません。
男女が交互に歌う構成、情感のある歌声、少し大げさなほどの歌唱表現。昭和のデュエット曲を連想させる要素がいくつも重なっています。
その一方で、歌詞の内容は恋人同士の甘い掛け合いというより、互いへの不満をぶつけ合うようなもの。美しい歌声で険悪なやり取りをするため、余計におかしく感じられるのでしょう。
しかも、AIによる古いテレビ映像風の演出は、映像の粗さや色合いまで含めて懐かしく見せています。初見では本物の過去映像と勘違いする人がいても不思議ではありません。
ただ、動画はあくまで現代に作られたパロディ作品。昔の番組や実在歌手の記録映像と混同しないようにしたいところです。
まとめ:元ネタは未確認、柴田淳も惹かれたAI昭和歌謡
「ギスギスしすぎた昭和のデュエット曲」は、ルニングニングが公開したAIによる昭和歌謡風のパロディ動画です。
特定の既存曲が元ネタかどうかは確認されておらず、実際に昭和の歌番組で放送された映像でもありません。
それでも、懐かしい音楽と険悪な歌詞の組み合わせは強烈。柴田淳さんが歌ってみたいと反応したことも、楽曲としての魅力を感じさせます。
笑いながら見ていたはずなのに、気づけばメロディーを覚えている。そんな不思議なAI歌謡です。
