1995年のドラマ『金田一少年の事件簿』で、金田一一を演じた堂本剛さん。七瀬美雪役のともさかりえさんとのコンビを、今でも覚えている人は多いはずです。
あれから30年以上。原作の金田一は高校生を卒業し、会社員を経て、今では美雪との息子を育てる父親になっています。
となれば気になるのが、初代コンビによる実写版の復活。しかも原作者は以前、堂本さんを意識して金田一の年齢を設定したと明かしていました。
一方で、堂本さんは長く連続ドラマに出演していません。なぜドラマから遠ざかったのか。本人の発言と原作の最新展開から、再共演の可能性を考えてみます。
金田一少年の事件簿は今も続いている?金田一は父親に
1992年に始まった『金田一少年の事件簿』。高校生探偵の金田一一が難事件を解く物語は、漫画だけでなくドラマやアニメでも人気を集めました。
2018年には、37歳になった一を主人公とする『金田一37歳の事件簿』がスタート。天才高校生探偵だった彼が、謎解きを嫌がる会社員として登場したのは驚きでした。
その作品は2024年に完結し、2025年から『金田一パパの事件簿』へ。今度の一は44歳。幼なじみの美雪との間に生まれた息子・九十九(つくも)を育てながら、探偵事務所を営んでいます。
2026年10月14日にはコミックス第5巻も発売。今度は息子の運動会をきっかけに受けた依頼から、新たな事件に巻き込まれる展開です。
高校生だった2人が夫婦になり、子育てをしている。初代ドラマを見ていた世代にとって、年月の流れを感じずにはいられません。
堂本剛とともさかりえで実写化する可能性は?
初代ドラマで金田一を演じた堂本剛さんは1979年生まれ。美雪役のともさかりえさんも1979年生まれで、2026年現在はともに47歳です。
原作の『金田一パパの事件簿』では一が44歳ですから、現在の2人が大人になった金田一と美雪を演じる設定には、年齢面でも無理がありません。
原作者が堂本剛を意識していたという話は本当?
実は、続編の実写化をめぐっては2018年に興味深いやり取りがありました。
同年2月のラジオ『KinKi Kidsどんなもんヤ!』で、堂本さんは『金田一37歳の事件簿』の年齢設定が自分を意識したものなのかと話題にしました。
これに原作者の樹林伸さん(天樹征丸名義)がSNSで『当ててます』と応じたことが報じられています。少なくとも、堂本さんを意識したという原作者側の反応があったのは事実です。
とはいえ、それはドラマ化の企画が動いていたという意味ではありません。原作者の思いと、実際の制作決定は分けて考える必要があります。
美雪役もともさかりえで見たい理由
堂本さんが金田一に戻るなら、美雪役はやはりともさかりえさんで見たいところ。初代ドラマでは、少しお調子者の一と、彼をたしなめる美雪の掛け合いが魅力でした。
『金田一パパの事件簿』なら、あの2人が夫婦になっているという設定そのものが見どころになります。かつての空気感を残しつつ、家庭を持った2人の新しい関係を描けそうです。
ただし、2026年10月29日時点で初代コンビによる新作実写化の正式発表は確認されていません。ここから先は、あくまで実現したらという考察です。
堂本剛はいつからドラマに出ていない?
堂本さんは1990年代から2000年代にかけて、『金田一少年の事件簿』『to Heart〜恋して死にたい〜』『Summer Snow』『元カレ』など多くのドラマに出演してきました。
確認できる直近の連続ドラマ出演は、2014年にNHK BSプレミアムで放送された『プラトニック』。中山美穂さんと共演した作品です。
その後、2017年にはスペシャルドラマ『ぼくらの勇気 未満都市2017』に出演しています。連続ドラマと単発ドラマを分けると、前者からは約12年、後者からは約9年が経過したことになります。
ただ、俳優を引退したわけではありません。2024年には荻上直子監督の映画『まる』で主演を務めました。テレビドラマへの出演が減っても、映像作品に出演する道は残しています。
堂本剛が連続ドラマに出ない理由は?本人が語った本音
『なぜ最近ドラマに出ないの?』という疑問には、2018年8月13日のラジオでの発言が大きなヒントになります。
『金田一37歳の事件簿』の実写化について話題を振られた堂本さんは、『連ドラは嫌ですね』と率直にコメントしました。
そのうえで、時期によっては考える余地を残し、ほかの仕事をしながら撮影することへの負担感も語っています。連続ドラマの撮影が長期間に及ぶことや、仕事の掛け持ちが気になるようでした。
金田一役には、事件の真相を一気に説明する長いセリフがつきものです。堂本さん自身、かつての撮影で大量のセリフを覚え、現場での変更にも対応した苦労を振り返っています。
視聴者が楽しみにしていた謎解きシーンも、演じる側にとっては相当な集中力が必要だったのでしょう。
突発性難聴や音楽活動が理由なの?
堂本さんは2017年に突発性難聴を発症したことを公表しています。また、ソロプロジェクト『ENDRECHERI』など音楽活動にも力を注いできました。
ただし、突発性難聴がドラマ出演減少の直接の原因だと本人が説明したわけではありません。健康面だけで理由を決めつけるのは避けたいところです。
本人が語った撮影の負担や掛け持ちへの考え方に加え、音楽活動とのスケジュール調整、出演したい作品との出会いなど、さまざまな事情が関係している可能性があります。
金田一パパを実写化するなら連ドラより単発スペシャル?
ここからは考察になりますが、もし初代コンビが復活するなら、連続ドラマより単発スペシャルや映画のほうが想像しやすい気がします。
というのも、2018年の堂本さんは連続ドラマには難色を示しつつ、時期が合えば単発作品も考えられるような発言をしていたからです。2024年の映画『まる』への出演も、作品次第では俳優としての活動を続けていることを示しています。
ただし、単発なら出演するという約束があるわけではありません。2018年から時間も経っているため、現在の本人の考えは新しい発言がない限り判断できません。
そして『金田一パパの事件簿』には、初代キャストを起用する魅力があります。無理に高校生時代を再現する必要はなく、年齢を重ねた金田一と美雪をそのまま描けるからです。
一方で、原作の家族設定をどこまで映像化するか、子役との共演、撮影期間、放送局や制作体制など、実現には多くの条件があります。年齢が合うことと、企画が実際に進むことは別問題です。
初代金田一の復活を期待したくなる理由
金田一一は堂本剛さんの後も、松本潤さん、亀梨和也さん、山田涼介さん、道枝駿佑さんへと受け継がれてきました。どの世代にも、それぞれの金田一がいます。
それでも初代の2人が大人になった金田一と美雪を演じるなら、単なるリメイクとは違う面白さが生まれそうです。1995年の高校生たちが、30年以上の時間を経て夫婦として帰ってくるのですから。
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現時点で『金田一パパの事件簿』の初代コンビによる実写化は発表されていません。堂本さんの過去の発言を考えると、連続ドラマの復活を当然視することもできません。
それでも、漫画の金田一は今も事件を解いています。いつか堂本剛さんとともさかりえさんが並び、あの『ジッチャンの名にかけて!』が再び聞けたら。そんな想像をしたくなるだけの歴史が、この2人にはあります。