Instagramでミニマルな暮らしを発信している「あやじま」こと飯島彩香さん。整理収納やスマホ活用のイメージが強い一方、2025年以降はリュックやメイクポーチ、財布、洋服など「ものづくり」の発信も目立っています。
現在は株式会社ほどくの代表として政治家のSNS発信支援などを手掛けながら、自分が本当に使いたいものを形にする活動にも挑戦中です。ミニマリストなのに、なぜモノを作るのか。これまでの経歴と最近の制作活動から整理します。
あやじまはミニマリストの飯島彩香
あやじまさんの本名は飯島彩香(いいじま・あやか)さんです。ミニマリスト、整理収納アドバイザーとしてInstagramやブログ、Voicyなどで発信し、「ラクして身軽に賢く暮らす」を軸に、整理収納だけでなく家事や家計、スマホの整理術なども紹介してきました。
- 名前:飯島彩香
- 活動名:あやじま
- 出身:千葉県
- 資格:整理収納アドバイザー1級、企業内整理収納マネージャー
- 著書:『スマホひとつで暮らしたい』『ミニマリスト スマホの中を片付ける』
- 現在:株式会社ほどく代表取締役
ミニマルな暮らしに目覚める大きなきっかけは、2017年のアメリカ生活でした。
夫の海外研修に帯同し、半年間アメリカで生活。限られた荷物で暮らした経験から、たくさんのモノを持たなくても生活できることを実感したと本人が振り返っています。
帰国後は自宅のモノを見直し、その過程をInstagramやブログで発信。やがて家の中だけでなく、家計やスマホの中の情報まで整理するスタイルへ広がっていきました。
2019年4月には『スマホひとつで暮らしたい』、2020年6月には『ミニマリスト スマホの中を片付ける』を出版しています。
会社員を辞めて独立、現在は株式会社ほどく代表
あやじまさんは会社員として働きながらSNS発信を続けた後、2020年2月に会社員生活を終えてフリーランスになりました。
本人プロフィールによると、独立後は片付けやSNS発信のサポートなどを行い、2022年から政治家向けのネット発信支援を開始。2023年1月に会社を設立しています。
現在は株式会社ほどく代表取締役として、政治家のSNS広報・発信支援などを手掛けています。
2026年の「民主主義ユースフェスティバル」でも「政治家の発信アドバイザー」「株式会社ほどく代表」として登壇しており、ミニマリストとしての発信とは別に、SNS支援を仕事としていることが確認できます。
本人プロフィールでは、ブログ最高月間200万PV、SNS総フォロワー数44万人、Voicy500万回再生超などの実績も紹介されています。
現在のあやじまさんは「ミニマリスト・インフルエンサー」という枠だけではなく、会社経営やSNS支援、音声配信、そしてものづくりへ活動を広げています。
あやじまが最近ハマっている「ものづくり」とは?
2025年から2026年にかけて、Instagramで特に目立つようになったのがものづくりです。
完成した商品を紹介するだけでなく、アイデアや試作品、うまくいかなかった過程まで見せているのが特徴です。
Cobmaster・Voicyと「大人のための白リュック」を開発
代表的なのが、アウトドアブランド「Cobmaster」、音声プラットフォーム「Voicy」と制作した「大人のための白リュック -COMMUNITY EDITION-」です。
企画が生まれたきっかけは、2025年の「Voicyファンフェスタ’25」で、あやじまさんがCobmasterのリュックをおすすめしたことでした。その反響からコラボが実現し、あやじまさんが企画・監修を担当しています。
開発中にはVoicyでリスナーから質問や要望を募集し、商品へ反映。2025年11月20日から予約販売が始まりました。
単に名前を付けたコラボではなく、実際の生活で感じてきた「こうだったら使いやすい」という視点と、コミュニティの声を取り入れて作られた商品です。
「立てるメイク収納ポーチ」を自ら企画
2026年には「立てるメイク収納ポーチ」の制作過程もInstagramで公開しています。
本人投稿では、底面9cm×9cm、重さ約45g。大ポケット1つ、中ポケット5つ、小ポケット2つを備え、自立するコンパクトなポーチとして紹介されています。
興味深いのは、完成までの失敗も隠さず発信していることです。
制作途中には表生地を間違えて発注してしまい、生地が硬すぎて巾着部分がうまく締まらないというトラブルが発生。Instagramではその経緯も紹介していました。
また、自社ブランドで販売したい企業やノベルティとして展開したい企業などに向け、ライセンスパートナーも募集しています。趣味のハンドメイドにとどまらず、商品として広げるところまで視野に入れていることが分かります。
失敗した生地から35gの「多幸財布」が誕生
そして、メイクポーチで間違えて発注した硬い生地は無駄にはなりませんでした。
あやじまさんはその生地を使い、2026年8月に「多幸財布」を制作しています。
本人投稿によると、クレジットカードを縦に収納するポケット、お札を二つ折りで入れるスペース、AirTagや鍵を入れるポケット、外ポケットなどを備えながら、重さは約35gです。
ポーチでは失敗だった素材の特徴を逆に生かし、財布へ作り替えた流れは、最近のあやじまさんのものづくりを象徴するエピソードともいえそうです。
ミシン教室では柿渋染めの洋服も制作
商品開発だけでなく、自分で着る洋服も作っています。
2026年7月23日のInstagramでは、ミシン教室で白い手ぬぐいを柿渋で染め、縫い合わせてセットアップを制作したことを紹介しました。
リュック、ポーチ、財布、洋服と続いていることを見ると、ものづくりそのものが現在の大きな楽しみの一つになっていることがうかがえます。
ミニマリストなのになぜモノを作る?
ここで気になるのが、「モノを減らすミニマリストが、なぜ新しいモノを作るのか」という点です。
一見すると矛盾しているようにも見えますが、あやじまさんが発信してきたミニマリズムは、所有物をただ少なくすることだけを目的としたものではありません。
本人はミニマリストについて、数の少なさにこだわるのではなく、自分に必要なものを心地よい量で持つという趣旨の考えを紹介しています。
そう考えると、市販品の中から妥協して選ぶのではなく、「自分が本当に欲しいものを自分で作る」という現在の活動は、これまでの考え方の延長線上にあると見ることもできそうです。
実際、白リュック、メイクポーチ、多幸財布には「軽い」「使いやすい」「必要な機能を絞る」といった共通点があります。
以前は「不要なモノを手放して身軽になる」という発信で知られたあやじまさん。その経験が、今度は「必要なモノを考えて形にする」というものづくりにつながっているのかもしれません。
あやじまの現在はミニマリストの枠を越えている
あやじまさんは2017年のアメリカ生活をきっかけにミニマルな暮らしを始め、Instagramやブログでの発信、書籍出版、会社員からの独立へと活動を広げてきました。
現在は株式会社ほどくの代表として政治家のSNS発信支援などを手掛ける一方、リュックやメイクポーチ、財布、洋服などのものづくりにも挑戦しています。
「モノを減らす人」から「本当に欲しいモノを考え、作る人」へ。暮らしを身軽にするという軸を保ちながら活動の幅が広がっているところが、現在のあやじまさんの面白さなのかもしれません。
Instagramでは制作途中の様子や失敗まで公開されているため、次にどんなアイデアが形になるのかも楽しみです。