「スロウ」「光について」を聴いていた人なら、GRAPEVINE(グレイプバイン)の名前に懐かしさを覚えるのではないでしょうか。
最近テレビで見かけないけれど、今は何をしているのか。もしかして解散した?
結論からいうと、GRAPEVINEは2026年現在も活動中です。2025年には新しいアルバムを発表し、2026年はフジロックへの出演や全国ツアーを開催。2027年にはメジャーデビュー30周年を迎えます。
昔好きだった人にこそ知ってほしい、現在の活動やメンバーの変化を振り返ります。
GRAPEVINEは今何してる?2026年もライブを開催
GRAPEVINEは解散も活動休止もしていません。テレビへの露出が目立たなくても、アルバム制作とライブを軸に活動を続けています。
2025年5月28日にはアルバム『あのみちから遠くはなれて』を発売。2026年春には全国5都市6公演のホールツアーを行い、夏にはFUJI ROCK FESTIVAL ’26のWHITE STAGEに出演しました。
さらに2026年8月から9月には、2001年のアルバム『Circulator』を現在の演奏でたどり直す「IN A LIFETIME – CIRCULATOR tour」を全国16公演で開催。9月23日の名古屋公演まで駆け抜けました。
つまり、昔のヒット曲だけで活動しているバンドではないのです。新しい作品を作りながら、25年前のアルバムにも改めて向き合う。長く続けてきたからこそできる活動が印象的です。
GRAPEVINEの現在のメンバーは?
現在のGRAPEVINEは、田中和将(ボーカル・ギター)、西川弘剛(ギター)、亀井亨(ドラム)の3人が中心です。
ライブやレコーディングでは、高野勲(キーボード)と金戸覚(ベース)を迎えた5人編成が長く定着しています。
公式プロフィールにもこの5人が現在のラインナップとして掲載されていますが、もともとの正式メンバーが5人だったわけではありません。
高野と金戸は2001年の『Circulator』の時期から参加しており、2026年の再訪ツアーは、楽曲だけでなく現在の5人編成の歴史を振り返る意味でも特別な公演になりました。
元ベーシスト・西原誠はなぜ脱退した?
初期のGRAPEVINEを知るファンには、ベースを担当した西原誠の存在も忘れられません。
西原はジストニアの影響で2001年に活動を休止。その後復帰しましたが、症状の再発を受けて2002年12月に脱退が発表されました。
ジストニアは筋肉が本人の意思とは関係なく収縮し、動作などに影響する病気です。脱退は音楽性の違いやメンバー間の対立が理由と発表されたものではありません。
大きな転機を経験しながらも、GRAPEVINEはその後も活動を止めず、現在まで作品を発表し続けています。
「スロウ」「光について」の頃と今はどう違う?
GRAPEVINEが広く知られるきっかけとなった作品のひとつが、1999年のアルバム『Lifetime』です。
「スロウ」「光について」を収録したこのアルバムには、どこか陰りのあるメロディーと、田中和将の独特な歌声が詰まっています。
当時の曲を久しぶりに聴くと、懐かしさと同時に、今でも古びていないことに驚く人もいるでしょう。
その後のGRAPEVINEはロックだけにとどまらず、ソウルやR&Bなどの要素も取り入れながら音楽性を広げてきました。
2026年春のライブでも『Lifetime』から「光について」「スロウ」などを演奏。新しい楽曲と初期の代表曲が同じステージで鳴らされているのも、今のGRAPEVINEの魅力です。
ボーカル田中和将はドラマ出演も決定
音楽以外にも、ちょっと意外なニュースがありました。
田中和将がNHK BSのドラマ『この味もまたいつか恋しくなる』に出演することが発表されたのです。
作家・燃え殻のエッセイを原作にした作品で、主演は高橋一生。田中は2026年11月21日放送予定の後編に登場し、主人公が通っていた喫茶店の亡きマスターを演じます。
ライブでの姿を見慣れているファンにとっては、俳優としてどんな表情を見せるのか気になるところ。これまでGRAPEVINEを知らなかった視聴者が、田中の音楽に触れるきっかけにもなりそうです。
川谷絵音もGRAPEVINEファン!indigo la Endと共演へ
GRAPEVINEの音楽が次の世代にも届いていることを感じさせるのが、indigo la Endとの共演です。
2027年1月29日、東京・Spotify O-EASTで両バンドのツーマンライブが開催される予定です。
きっかけのひとつは、川谷絵音のラジオ番組に田中和将が出演したこと。川谷がGRAPEVINEへの思いを語り、共演を望む声も上がっていました。
1990年代から独自の音楽を作り続けてきたGRAPEVINEと、2010年代以降の音楽シーンで存在感を放つindigo la End。世代を超えた組み合わせは、両方のファンにとって楽しみな公演になりそうです。
2027年はデビュー30周年!全国ツアーの日程は?
GRAPEVINEは1993年に大阪で活動を始め、1997年9月にミニアルバム『覚醒』でメジャーデビューしました。
2027年はメジャーデビュー30周年。その節目を迎える春に、全国5都市6公演のホールツアーが決定しています。
- 3月27日:仙台・電力ホール
- 4月18日:福岡市民ホール 中ホール
- 4月28日:東京・LINE CUBE SHIBUYA
- 4月29日:東京・LINE CUBE SHIBUYA
- 5月5日:名古屋・Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
- 5月9日:大阪・NHK大阪ホール
チケットの一般発売は2026年12月5日予定です。
30年近く同じバンドを続けるだけでも簡単ではありません。そのうえ新作を出し、全国ツアーを組み、昔の楽曲にも新しい表情を与えているのですから、活動の充実ぶりが伝わってきます。
まとめ|GRAPEVINEは解散せず、今も進化を続けている
GRAPEVINEは2026年現在も現役のロックバンドです。
現在は田中和将、西川弘剛、亀井亨を中心に、高野勲と金戸覚を迎えた5人編成でライブや制作を続けています。
2026年はフジロック出演や『Circulator』の再訪ツアー、2027年にはデビュー30周年の全国ホールツアーも決定。田中のドラマ出演やindigo la Endとの共演など、新しい話題も尽きません。
「昔よく聴いていたバンド」と思っていたら、実は今も第一線で音を鳴らしていた。そんなうれしい再発見があるバンドです。
