プロ野球選手の目の下の黒いものは何?効果・歴史と草野球での使い方

プロ野球中継で、選手の目の下に黒い線が入っているのを見たことはありませんか。シールなのか、何かを塗っているのか。実はあれには「アイブラック」という名前があります。

主な目的は、太陽光などのまぶしさを軽減すること。ただし、塗るタイプと貼るタイプでは研究結果にも違いがあり、100年以上前から使われていた記録もあります。草野球で使えるのかも含めて紹介します。

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目の下の黒いものはアイブラック!貼るタイプと塗るタイプがある

アイブラックは、目の下の頬骨付近に黒い色をつけるスポーツ用品です。黒い部分で光を吸収し、頬から目に入る反射光を抑えることを狙っています。特に屋外球場で高いフライを追う場面では、まぶしさが気になるものです。

使い方は大きく二つ。黒いグリースをスティックなどで直接塗るタイプと、黒いステッカーを貼るタイプです。シールは手軽で、汗で塗り広がりにくいという利点があります。文字や模様の入ったものもあり、機能だけでなく見た目の個性を出す道具にもなっています。

本当に効果がある?シールとグリースで違う研究結果

2003年、米イェール大学の研究者らが46人を対象に、日光の下で物体の濃淡を見分ける能力(コントラスト感度)を調べました。黒いグリース、黒いシール、比較用のワセリンを使った実験です。

結果は少し意外でした。グリースを塗ったグループでは、何もつけない状態より両目でのコントラスト感度が改善。一方、シールでは同じような改善は確認されませんでした。

もっとも、これは小規模な実験です。実際の野球で捕球率や打率が上がると証明したものではなく、すべての商品に同じ結果が当てはまるとも限りません。アイブラックは万能な日差し対策ではないのです。

アイブラックはいつから?日本では1980年代にも使用例

アイブラックの起源としてよく挙げられるのは、1942年にアメリカンフットボール選手アンディ・ファーカスが使用したという話です。ただし、これは「最初に使われた年」とは限りません。

それ以前にも選手が目の下を黒くしていたとされ、昔は燃やしたコルクのすすを塗る方法もありました。少なくとも現在のような専用商品が登場するずっと前から、まぶしさを抑えようとする工夫があったのです。誰が最初に始めたかは、はっきりしていません。

日本のプロ野球でも1980年代には使用例がありました。2018年の文春野球コラムでは、1980年の高橋慶彦の写真に黒いものが塗られていたことや、1990年代初頭の近鉄・新井宏昌、石井浩郎らの姿が紹介されています。

その後も目の下の黒いラインはプロ野球でおなじみの光景になりました。広島時代からの丸佳浩の姿を思い浮かべる人も多いでしょう。

なぜナイターでも使う?草野球や少年野球でもOK?

太陽が出ていないナイターでアイブラックをつける選手もいます。球場の強い照明もまぶしさの原因になるためです。ただし、照明に対する効果が日光下の研究と同じように確認されているわけではありません。

また、目元を強調する見た目が気に入っていたり、いつもの試合前のルーティンとして使ったりする場合も考えられます。個々の選手がなぜ使っているかは、本人の説明がなければ断定できません。

一般人が草野球で使ってもいい?

アイブラックはプロ専用ではありません。一般向けの商品も販売されており、草野球や少年野球でも使用できます。昼間の試合で日差しが気になる人なら、試してみる選択肢の一つです。

ただし、どの大会でも無条件に認められるという意味ではありません。大会独自の用具・装飾ルールがある場合は、事前に確認しておきましょう。特に文字や模様入りのシールを使いたいときは確認すると安心です。

肌に貼る・塗るものなので、目の近くに使用できる専用品を選び、刺激やかぶれがあれば使用を中止してください。普通の油性ペンなどで代用するのは避けましょう。

どこで買える?

スポーツ用品店や野球用品を扱うネットショップなどで購入できます。貼るタイプは使い捨てのものが多く、塗るタイプは好みの太さや形に調整できるのが特徴です。価格は商品や枚数によって変わるため、購入時に確認してください。

まとめ

プロ野球選手の目の下の黒いものは「アイブラック」。太陽光などの反射によるまぶしさを抑えるためのもので、シールとグリースの二種類が代表的です。

研究ではグリースタイプに一定の効果が示されましたが、シールの効果や実際のプレーへの影響にはまだ不明な点もあります。歴史は古く、日本でも1980年代には使われていました。

草野球でも使える身近な道具なので、次に試合を見るときは、選手ごとの形や使い方にも注目してみてください。

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