多摩テックの跡地は今どうなった?閉園理由と再開発計画のその後

東京都日野市にあった乗り物遊園地「多摩テック」は、2009年9月30日に閉園しました。2026年現在、跡地に新しい遊園地が開業したという情報は確認できません。閉園後には明治大学のスポーツ施設整備構想がありましたが、実現しませんでした。なぜ閉園し、再開発はどうなったのでしょうか。ホンダとの意外な関係や、懐かしいアトラクションも振り返ります。

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多摩テックの跡地は現在どうなった?

多摩テックの跡地は、明治大学のスポーツパークとして開業していません。2026年10月時点で、新しい遊園地や大規模施設の開業を示す公式発表も確認できませんでした。ただし、現地全域の最新の利用状況や所有権を現地調査・登記で確認したものではありません。

場所は東京都日野市程久保付近の多摩丘陵。遊園地の閉園後、2010年には明治大学によるスポーツ関連施設の集約構想が公表されました。校舎や体育館、グラウンド、合宿所などの整備を想定した計画です。

明治大学の計画はなぜ実現しなかった?

大学の資料では、工事費の高騰、整備時期の見通し、自然環境の保全などが計画を難しくした要因として示されています。2021年にはスポーツ関連施設の統合化計画の廃止が承認されました。

東京都の自然環境保全審議会の資料によると、計画地は都立多摩丘陵自然公園の区域内にあり、開発にあたっては自然環境との調整が必要でした。跡地の活用を考えるうえで、丘陵地という立地も重要な条件です。

なお、「大学の施設が建たなかった」ことと「跡地が一切利用されていない」ことは同じではありません。現在の詳細な土地利用は追加確認が必要です。

多摩テックはなぜ閉園した?

多摩テックは1961年に開園。ホンダが設立した運営会社によって、自動車やオートバイの普及を目的とする施設として誕生しました。

運営会社モビリティランドは2009年2月、同年9月30日で閉園すると発表。公式に説明された理由は、時代の変化によって、創業理念を鈴鹿サーキットやツインリンクもてぎ(現・モビリティリゾートもてぎ)が大きく担うようになり、多摩テックは役割を果たし終えたと判断したためでした。

「赤字が原因」「来園者が減ったから」といった説明だけで閉園理由を断定するのは正確ではありません。経営上の事情を推測することはできますが、公式発表で重視されていたのは、施設が担う役割の変化です。

併設の天然温泉「クア・ガーデン」も同じ日に営業を終了しました。

多摩テックには何があった?人気の乗り物とホンダ・モンキーの関係

多摩テックの特徴は、子ども自身が操作できる乗り物が充実していたこと。一般的な遊園地の観覧車などに加え、ゴーカートや小型バイクを体験できました。

閉園当日の公式ブログには、次のようなアトラクションが記録されています。

  • キッズドライブ・キッズバイク
  • ドリフトキッズレーサー
  • アクロエックス・ドリームR
  • フォーミュラ プラス
  • スーパースカイライダー
  • デンタのちんちん電車「テックン」
  • でんでんむし・ロボウォーカー

実はホンダの小型バイク「モンキー」のルーツも多摩テックにあります。原型となるモンキーZ100は、多摩テックの遊具として生まれた車両です。2009年の閉園イベントでは、歴代モンキーの展示やパレードも行われました。

初代所長を務めたのは、レーシングドライバーとして知られる高橋国光さん。単なる遊園地ではなく、モータースポーツ文化ともつながった場所だったことが分かります。

最終日の写真は公式ブログで見られる

2009年9月30日の閉園当日、公式ブログは園内の様子を随時紹介しました。雨の中でのバルーンリリースや最後の乗り物の写真も残っています。

園長による最終投稿では、来園者9,000人以上が思い出をメッセージボードに書き込んだことも紹介されました。48年間の歴史を振り返る展示や、創業当時のゴーカートの復刻も実施されています。

多摩テック公式ブログ「48年間のありがとう!」(写真・閉園当日の記録)

多摩テック公式ブログ「最終日の乗り物フォトレポート」

閉園当日の映像については、公式に公開された埋め込み可能な動画を確認できなかったため、出所の不明な転載動画は掲載していません。写真付きの公式記録を優先しています。

多摩テックのような遊園地は今もある?

多摩テックそのものは復活していませんが、乗り物を自分で操作する楽しさは、現在の鈴鹿サーキットパークやモビリティリゾートもてぎにも受け継がれています。どちらも多摩テックの移転先というわけではありません。

1961年から48年間、多くの家族が訪れた多摩テック。跡地の将来は引き続き気になるところですが、公式ブログに残る当時の写真やスタッフの言葉からは、乗り物を通じて子どもたちに楽しさを届けてきた歴史が伝わってきます。

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