美容外科医でありながら、YouTubeでは美容医療だけでなく時事問題や人生相談、食レポ、筋トレまで幅広く発信している高須幹弥(たかすみきや)さん。動画を頻繁に見ていると「いつ医師の仕事をしているの?」「なぜここまでYouTubeを続けるの?」と気になる人もいるかもしれません。実は高須さんは現在も高須クリニック名古屋院の院長として診療や手術を行っており、本人も「本業は美容外科医」と明言しています。YouTubeを約13年続け、登録者100万人を突破した現在までをまとめます。
高須幹弥は現在も現役の美容外科医
高須幹弥さんというと、今では「YouTuber」として知っている人も多いでしょう。
しかし、本業は現在も美容外科医です。高須クリニック名古屋院の院長を務め、目や鼻、輪郭、エイジングケア、バスト、脂肪吸引など幅広い美容外科治療を担当しています。
2026年にYouTube登録者90万人を突破した際にも、高須さん本人が「美容外科医が本業」であり、ほぼ毎日クリニックで診療や会議などの仕事が入っていると説明しています。
YouTubeの更新頻度が非常に高いため、動画制作を本業にしているようにも見えますが、実際には医師の仕事をしながらYouTubeを続けているというのが現在のスタイルです。
「生涯現場で働く美容外科医」を掲げている
さらに興味深いのは、高須さんが高須クリニックの経営だけをする立場になることを望んでいない点です。
高須クリニック公式サイトの「私のモットー」には、「私は生涯現場で働く美容外科医!経営するだけの院長にはならない!」と明記されています。
2024年には「私が高須クリニックの経営に専念せず現場で手術し続ける理由」という動画も公式サイトで公開されています。
「高須クリニック創業者の息子」「名古屋院院長」「人気YouTuber」といった肩書だけを見ると、現在は経営や発信が中心なのではと思ってしまいます。しかし本人のスタンスを見る限り、今も「手術をする医師」であることを非常に重視していることが分かります。
高須幹弥のプロフィールと医師としての経歴
高須幹弥さんは1975年2月1日生まれ。2026年10月現在は51歳です。
父親は高須クリニック創業者として知られる美容外科医の高須克弥さんですが、幹弥さん自身も美容外科医になるための専門的なキャリアを積んできました。
- 1999年:藤田医科大学医学部卒業
- 1999~2001年:藤田医科大学麻酔救急科勤務、麻酔科標榜医取得
- 2001年:藤田医科大学大学院入学、形成外科入局、高須クリニック勤務
- 2002年:群馬県立がんセンター頭頸部外科勤務
- 2003年:ブラジルのIvo Pitanguy Institute Postgraduate Courseで研修
- 2005年:単一植毛手術の研究で医学博士取得
- 2007年:日本形成外科学会形成外科専門医取得、高須クリニック名古屋院院長に就任
最初から高須クリニックだけで働いてきたわけではありません。麻酔救急科や形成外科、がんセンターの頭頸部外科などを経験しています。
YouTubeでは時事問題やネットの話題を独特の語り口で取り上げるため忘れそうになりますが、医学博士と形成外科専門医の資格を取得している美容外科医です。
高須幹弥はなぜYouTubeを始めた?きっかけはSKE48だった
現在では100万人を超える規模になった高須幹弥さんのYouTubeですが、始めたきっかけは意外なものでした。
2024年の東スポWEBのインタビューで高須さんは、当時SKE48に所属していた松村香織さんがGoogle+に「今夜も1コメダ」という動画を投稿しているのを見て、「僕もやってみようかな」と思ったことが始まりだったと説明しています。
本人によると、YouTubeへの最初の投稿は2013年9月30日。最初は現在のような時事系YouTubeではなく、美容整形の手術方法や患者から寄せられる質問への回答など、美容外科医だからこそ発信できる専門的な内容が中心でした。
特に特徴的なのが手術動画です。自身が行う術式を原則ノーカットで公開し、患者が手術内容を理解して納得したうえで治療を受けられるようにすることに加え、若い美容外科医の学習や美容外科全体の技術向上にもつなげたいという考えを公式サイトで説明しています。
高須幹弥はなぜYouTubeを続けるのか
高須幹弥さんのYouTubeで特に驚くのが、その更新頻度です。2026年8月下旬には、約13年の活動を経てチャンネル登録者100万人を突破しました。
医師として診察や手術を続けながら、なぜこれほど動画を投稿できるのでしょうか。
理由①「YouTubeが楽しい」
2024年の東スポWEBのインタビューで、毎日の動画投稿について聞かれた高須さんは「大変」としながらも、苦痛ではないと答えています。
その理由は、YouTubeでは自分の好きなことや毎日違うことを扱えるから。本人にとってYouTubeは大変ではあっても「楽しい仕事」なのです。
これが長期間続けられている大きな理由の一つなのでしょう。
理由②ほぼ一人・無編集だから続けられる
もう一つ大きいのが動画の作り方です。
高須さんは2026年、毎日投稿を続けられる理由について、一般的なYouTuberのようにスタッフとのミーティング、撮影、編集確認を繰り返すのではなく、基本的に一人で動画を作っていることを説明しています。
そのため、診療日に時間が空けば撮影し、診療が終わった後にも撮影できます。本人によると、ほぼ無編集のスタイルで、1本の動画を投稿するまでにかかる時間はおおむね1~2時間ほどだといいます。
華やかな編集や大掛かりな企画に時間をかけるのではなく、カメラの前で本人が話すというシンプルな形式だからこそ、医師の仕事との両立が可能になっているのでしょう。
理由③もともと「情報を伝えること」を続けてきた
YouTube以前から、高須さんはブログを非常に高い頻度で更新していました。
公式サイトに残っている文章では、朝にブログを書き、クリニックで診察や手術をし、診療の合間や食事中にも質問へ返信していた当時の生活を明かしています。
そこまで続ける理由については、美容整形を受ける患者に多くの情報を提供し、不安や疑問を少しでも解消したいという考えを説明していました。
つまりYouTubeで突然「発信する人」になったわけではありません。
ブログ→美容医療の動画→医学・健康情報→人生相談や時事問題と、発信するテーマと媒体が徐々に広がってきたと見るほうが実態に近そうです。
美容医療から時事ネタまで扱う現在
YouTube開始当初は美容整形に関する内容が中心でしたが、その後は健康、人生相談、食レポ、時事問題などへテーマを広げていきました。
現在では美容外科医という専門性を持ちながら、一般のYouTuberに近い距離感で社会の出来事について話すことがチャンネルの特徴になっています。
2026年8月下旬には登録者100万人を突破。約13年間かけて到達した大きな節目となりました。
2026年10月にはYouTuberのヒカルさんとのコラボ動画も公開されるなど、医療の枠を超えたYouTuberとの交流も目立っています。
一方で、本業については現在も「美容外科医」と本人が明言しています。
YouTubeがこれほど大きくなっても診察や手術を続け、空いた時間に動画を撮る。高須幹弥さんの場合、「医師かYouTuberか」の二択ではなく、現役医師でいるからこそ発信できることと、純粋にYouTubeを楽しむことの両方が長く続いている理由なのかもしれません。
美容医療の専門動画から始まり、約13年かけて100万人規模のチャンネルへ。YouTubeで見せる親しみやすい姿と、現場で手術を続ける美容外科医という二つの顔を持っているところが、高須幹弥さんならではの魅力といえそうです。
