2026年10月19日、参議院予算委員会で高市早苗首相が小泉進次郎防衛相を「小泉総理」と呼び間違える一幕がありました。
直後に「総理はまだ早いですね」と訂正すると、委員会室には笑いが。緊張感のある国会審議での思いがけないやり取りが話題になりました。
実は高市首相には、過去にも思わぬ勘違いや、親しい相手との気さくな会話が注目されたことがあります。今回は、報道や公開動画で確認できる「うっかり発言」と和やかなエピソードを振り返ります。
「小泉総理」はうっかり言い間違い!何があった?
2026年10月19日の参議院予算委員会。いのちの党の奥田芙美代議員が、熊本地震の被災地における自衛隊の支援について質問していました。
給水や入浴支援の終了をめぐり、小泉進次郎防衛相が答弁。その後、高市首相にも回答が求められます。
ところが、首相は答弁を始めるなり「今、小泉総理が…」と発言。すぐに間違いに気づき、「ごめんなさい。小泉…総理はまだ早いですね、防衛大臣が答えたことを私は申し上げようと思いました」と言い直しました。
小泉氏といえば、2025年の自民党総裁選で高市氏と争った相手です。それだけに「総理はまだ早いですね」という言葉は、思わぬ冗談のようにも聞こえます。
ただし、実際には肩書の言い間違いであり、小泉氏を後継首相に指名した発言ではありません。
また、笑いが起きた場面とは別に、質疑のテーマは被災地への支援という切実な問題でした。短い動画だけを見ると見落としがちな前後関係も押さえておきたいところです。
高市首相のうっかり発言・意外なエピソード
「美しい妹」と呼ばれたと思ったら、まさかの誤訳
2026年7月、インドのモディ首相との会談後に起きた出来事も印象的です。
7月2日の共同記者発表で、高市首相はモディ氏が自身を「美しい妹」と呼んでくれたと紹介しました。ところが、後になって思わぬ事実が判明します。
モディ氏の実際の発言は「私の妹である高市総理」という趣旨。「美しい」という表現は含まれていませんでした。
7月7日、木原稔官房長官が政府手配の同時通訳による訳を受けて高市首相が発言したと説明しています。つまり、首相自身が勝手に聞き間違えたわけではなかったのです。
後日「大変落胆している」と笑いに変える
この「美しい妹」騒動には続きがありました。
7月27日の衆議院予算委員会で、自民党議員がモディ首相との信頼関係について触れると、高市首相は「美しい妹」という訳が誤りだったことを説明。
さらに「残念ながら通訳の間違いで『妹』だったことを知り、大変落胆している」と語り、議場の笑いを誘いました。
最初の発言は通訳による誤訳がきっかけでしたが、後日、その出来事を自分からユーモラスに振り返った形です。
閣僚夕食会では「皆がドジを踏んだこと」を話題に
2026年9月には、高市首相が閣僚らを集めて初めて夕食会を開きました。
終了後、片山さつき財務相が報道陣に明かしたのは、ちょっと意外な会話の内容です。
片山氏によると、高市首相が「きょうは皆がドジを踏んだことを言おうね」といった趣旨の話を持ちかけ、笑いを交えた話が続いたといいます。
具体的に誰がどんな失敗談を披露したのかは明かされていません。それでも、閣僚たちが仕事上の議論だけでなく、失敗談を交わす時間を持ったというのは興味深い話です。
「早苗ちゃん」と呼ばれることも!親しい人との素顔
国会での言い間違いとは少し違いますが、親しい相手との会話で見せる一面もあります。
2026年2月、日本維新の会の石井苗子参議院議員が、高市首相との交流の様子を動画で公開しました。
石井氏は高市首相を「早苗ちゃん」と呼ぶ間柄。2人は政治家になる前から交流があり、動画ではかしこまった国会答弁とは違う雰囲気の会話が交わされています。
話題になったのは、口元を鍛える美容グッズ。高市首相が使い方を尋ねたり、効果を気にしたりする様子が収められていました。
相手との距離の近さが伝わる、日常会話のようなやり取りです。ただし、動画で話題になった美容グッズの効果そのものを保証するものではありません。
▼石井苗子議員の公開動画
まとめ|発言の前後を知ると違った表情が見えてくる
「小泉総理」という言い間違い、「美しい妹」の誤訳騒動、閣僚同士の失敗談。そして旧知の議員との気さくな会話。
どれも違った種類の出来事ですが、ニュースで見る国会答弁とは別の場面を知るきっかけになります。
もっとも、短い発言や和やかな場面だけで政治家としての評価が決まるわけではありません。特に国会でのやり取りは、質問の内容や前後の答弁と合わせて見ることが大切です。
今後も確認できたエピソードがあれば、出典を確かめながら追記していきます。