人気YouTuber・Rちゃんが、ニューヨーク旅行前に行ったアメリカ入国審査対策を動画で紹介しています。ChatGPTを使って英語の書類を準備し、本人は「役立った」という趣旨で振り返りました。
ただし、その書類が入国許可の決め手になったかどうかは確認できません。出発前に起きたESTAの承認待ちトラブルや、本人が説明した入国時の様子とあわせて整理します。
Rちゃんのアメリカ入国審査対策は?ChatGPTで書類を作成
元動画は、2026年7月15日公開の「二度と行かねぇ。イライラNY🗽すたーと❤️🇺🇸✨」。Rちゃんは初めてのニューヨーク旅行を前に、女性だけでの入国審査に不安を感じていたと話しています。
ChatGPTで用意した「紙」が役立ったと報告
動画の5分33秒ごろには、入国のために書類を準備し、ChatGPTと一緒に作ったと説明しています。英語でのやり取りに不安があったうえ、当初の予定が変わって1人で飛行機に乗ることになったため、心配も大きかったようです。
そしてニューヨーク到着後、9分27秒ごろに無事入国したことを報告。9分51秒ごろには用意した「紙」がとても役に立ったという趣旨の発言をしていました。
ただし、書類そのものの全文や審査官との詳しいやり取りは確認できません。ネット上では「ChatGPTで旅行日程表を作った」と紹介されていますが、動画の発言から確実に分かるのは、ChatGPTと入国審査用の書類を作成し、本人が役立ったと感じたことです。
書類が入国許可の決め手になったかどうかまでは断定できません。
服装はカジュアルに、ただしブランド品も着用
5分50秒ごろには、露出の多い服装だと出稼ぎを疑われると聞いたため、カジュアルな格好にしたと語っています。キャップやTシャツ、デニムジャケットを合わせた装いでした。
とはいえ、ブランド品をすべて避けたわけではありません。本人はFENDIやBALENCIAGAのアイテムも紹介しています。「ブランド品を持たなければ入国できる」という公式の基準もありません。
本人が話したのは、あくまで審査を心配して自分なりに準備したという経験です。
Rちゃん本人の元動画
準備については5分30秒付近、無事入国したという報告は9分27秒付近から見ることができます。
Rちゃんは入国審査を通過|その前にはESTAの申請トラブル
Rちゃんがもっとも困ったのは、入国審査そのものより、出発前のESTAの承認待ちだったようです。
動画冒頭によると、ESTAの申請が遅くなったことで、当初予定していた便のチェックイン締め切りまでに承認が下りず、その日の飛行機に乗れませんでした。空港へ向かう際は悪天候も重なり、慌ただしかったといいます。
航空券の条件から旅行を諦めかけたものの、JALの対応で翌日の便へ変更できたと説明。一緒に渡航する予定だった人たちは先に出発したため、結果的にRちゃんは単独でニューヨークへ向かいました。
到着後は入国審査を通過。所持金を聞かれることに備え、持参した現金の額も把握していたそうです。荷物の中身を見られた際の恥ずかしさにも触れています。
なお、Rちゃんは入国拒否されると10年間アメリカに入れなくなるのでは、と心配する発言もしています。しかし、入国を拒否された人すべてに一律10年間の禁止措置が適用されるわけではありません。具体的な制限は処分の法的根拠によって異なります。Rちゃん自身は入国を認められています。
若い日本人女性がアメリカ入国審査を心配する背景
なぜRちゃんは服装にまで気を配っていたのでしょうか。背景として考えられるのが、観光目的の日本人女性が不法就労などを疑われ、アメリカで入国を拒否された事例です。
2023年にはハワイで日本人女性の入国拒否が報道
テレビ朝日が2023年11月14日に報じたところによると、大阪在住の当時32歳の女性インフルエンサーが、観光で訪れたハワイの入国審査で仕事目的を疑われ、帰国させられたと証言しました。
女性は1人で渡航した理由や職業、服の多さなどを質問され、約27時間拘束されたと話しています。別の30代女性も約3時間質問を受けましたが、現地の友人による説明などを経て入国できたと報じられています。
報道では海外出稼ぎを仲介する業者も取材されており、不法就労や売春目的の渡航に対する警戒が取り上げられました。
ただし、若い日本人女性だからというだけで入国できない制度があるわけではなく、服装やブランド品だけで結果が決まるというものでもありません。
2026年にはみゆちゃんがハワイで入国拒否を報告
2026年10月には、大阪・北新地のキャバ嬢・みゆちゃんがハワイで入国を拒否され、日本へ帰国したとInstagramで報告しました。本人は別室で約5時間質問されたことや、今後10年間の渡航制限があるとの認識を明かしています。
ただし、米国当局の正式な処分書類や入国拒否の理由は公表されていません。職業が原因だったと断定することはできませんし、Rちゃんとの比較だけで審査結果の違いを説明することもできません。
関連記事:みゆちゃんはなぜハワイで入国拒否?本人が語る渡航制限と帰国経緯
ChatGPTの旅程表は有効?アメリカ渡航前に確認したいこと
Rちゃんの経験は参考になりますが、ChatGPTで書類を作れば入国できるという意味ではありません。旅行日程表も、一般の観光客に一律で提出が義務付けられているものではありません。
それでも、英語での説明に不安がある人は、実際の旅行情報を整理しておくと質問された際に確認しやすくなります。
- 渡航目的と滞在日数
- 宿泊先のホテル名と住所
- 帰国便の予約情報
- 訪問予定地や実際の旅程
- 現地での連絡先
ChatGPTで英語の一覧にする場合も、存在しない予約や架空の日程を書いてはいけません。日付や住所は自分で確認し、事実を正確に伝えるための補助資料として使うことが大切です。
ESTAは早めに申請を
米国税関・国境警備局(CBP)は、ESTAの申請状況が通常72時間以内に更新されると案内しています。出発直前ではなく、余裕を持って申請することが大切です。
また、CBPの公式案内では、ESTAの承認はアメリカへの入国を保証するものではなく、到着時にCBP審査官が最終判断すると説明しています。現地で仕事をする予定がある場合は、活動に適した渡航資格か事前に確認する必要があります。
Rちゃんは思いがけず1人での渡航になりましたが、準備した書類を携えて無事ニューヨークに到着しました。動画後半には仲間との再会や街歩きを楽しむ姿も収められています。
今回の経験は、海外旅行の際に渡航手続きと実際の旅行予定を早めに整理しておく大切さを教えてくれます。
