映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』で、本格的に再始動した「踊る大捜査線」シリーズ。
早くも気になるのが、さらにその先の「続編」です。
2026年9月28日の公開記念舞台あいさつでは、青島俊作役の織田裕二さんが「まだ…続きます!」と宣言。
しかも「あの終わり方で続かなかったら詐欺ですよね」と語っており、今回限りの復活ではないことを強く感じさせる発言となりました。
では次は映画なのでしょうか。それとも連続ドラマなのでしょうか。
これまでに明らかになっている公式情報や織田さんの発言をもとに、「踊る」の次の展開を考えてみます。
踊る大捜査線は続編へ?織田裕二が「まだ続きます」と宣言
2026年9月28日、東京・お台場で『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』の公開記念舞台あいさつが行われました。
イベントには織田裕二さんをはじめ、ユースケ・サンタマリアさん、真矢ミキさん、伊藤淳史さん、斉藤暁さん、小野武彦さん、本広克行監督らが登壇。
最後のあいさつで織田さんは、非常に気になる発言をしています。
「『踊る』は『N.E.W.』になりました。まだ…続きます!」
さらに「あの終わり方で続かなかったら詐欺ですよね」と笑いを交えながら話し、「どういう形になるかは分かりません」としつつも、今後も「踊る」を愛してほしいと呼びかけました。
ここで重要なのは「続編をやりたい」という希望ではなく、織田さん自身が「続きます」と表現している点でしょう。
もちろん、2026年9月28日現在、次回作のタイトルや公開時期、映画・ドラマといった具体的な形式は公式発表されていません。
ただ、少なくとも制作側が『N.E.W.』を一度きりの復活ではなく、新しいシリーズのスタートとして考えている可能性は高そうです。
そもそも「N.E.W.」は「NEXT. EVOLUTION. WORLD.」の略。
公式サイトでも「青島俊作の新たな物語が始まる」と説明されており、最初から「新章の始まり」という位置づけだったことが分かります。
次の「踊る」は映画ではなく連続ドラマの可能性も?
次回作を考えるうえで興味深いのが、織田裕二さんが以前から「連ドラ」について語っていることです。
映画.comのインタビューでは、2012年の『THE FINAL 新たなる希望』について、織田さん自身は当時「ファイナル」のつもりではなかったことを明かしています。
さらに、新しいキャストが加わって「踊る」が動き始めるのであれば、連続ドラマのようにもっと作品を重ねたほうが、登場人物や物語を成長させられるという趣旨の発言もしています。
これは今回の『N.E.W.』にも当てはまりそうです。
新作では青島だけでなく、趣里さん演じる芝田ひばり、白洲迅さん演じる美浦秋、佐々木蔵之介さん演じる北丘雲斗、増田貴久さん演じる真下勇気など、多くの新キャラクターが登場しました。
これだけの人物を一度の映画だけで終わらせるのは、少しもったいないところ。
「映画第2弾」という可能性はもちろんありますが、ドラマや配信シリーズでそれぞれのキャラクターを掘り下げ、そこから再び劇場版へつなげる形も考えられます。
1997年の『踊る大捜査線』も、もともとは連続ドラマから始まりました。
テレビドラマ→スペシャルドラマ→映画という流れで世界観を広げていったことを考えると、「N.E.W.」でも似た展開があれば面白そうです。
ただし、現時点で連続ドラマ化や配信ドラマ化が発表された事実はありません。
次回作のテーマは「青島から次の世代へ」になる?
もう一つ注目したいのが、58歳になった青島俊作の立ち位置です。
今回の『N.E.W.』について、本広克行監督は青島を「繋いでいく人」として描いていることを公式コメントで明かしています。
織田さん自身も公式インタビューで、現在の青島について、かつていかりや長介さんが演じた和久平八郎のような存在になっていくのではないかと語っています。
1997年の連続ドラマで和久は定年間近のベテラン刑事でした。
一方、2026年の青島も58歳。
年齢だけを見ると、初期シリーズの和久にかなり近づいています。
そして9月28日の舞台あいさつでは、織田さんが『N.E.W.』を見直した際、美浦を見守る青島の表情が「和久さんがよくしていた表情」に見えたことを明かしました。
本人は演技中に意識していなかったそうですが、これは象徴的なエピソードです。
かつて和久から多くを教わった青島が、今度は若い刑事たちを見守る側になりつつある。
「N.E.W.」以降の大きなテーマの一つが、青島から新世代への継承になる可能性はありそうです。
とはいえ、青島がすぐに現場から退くとも考えにくいでしょう。
今回も青島は東京を走り回っていますし、織田さん自身も「青島は走っていなければ」という考えを制作側に伝えたことを明かしています。
ベテランになっても現場にこだわる青島と、次世代の刑事たち。その関係が今後の「踊る」の新しい軸になるのかもしれません。
すみれは復帰する?室井や旧湾岸署メンバーとのつながりにも注目
長年のファンにとって気になるのは、新しいキャストだけではありません。
青島とともにシリーズを支えてきた旧メンバーが今後どう関わるのかも大きなポイントです。
今回の『N.E.W.』には真下正義役のユースケ・サンタマリアさん、沖田仁美役の真矢ミキさん、緒方薫役の甲本雅裕さん、和久伸次郎役の伊藤淳史さん、さらに「スリーアミーゴス」の斉藤暁さん、小野武彦さんらも参加しています。
一方で、シリーズを語るうえで欠かせない恩田すみれの今後については、現時点で新たな出演情報は発表されていません。
また、2024年の『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』を経て再始動したシリーズだけに、室井慎次が残したものが今後の青島にどう受け継がれるのかも重要でしょう。
織田さんはインタビューで、室井や和久がいない「踊る」の“背骨”はどこにあるのかと考えたことを明かしています。
そして、その答えが『N.E.W.』の中にあると感じたとも語っています。
つまり今後は、昔のメンバーをただ集合させるのではなく、和久や室井から受け継いだものを青島が次の世代へ渡していく物語になっていくのではないでしょうか。
9月28日の舞台あいさつでは、ユースケさんから「青島とバチバチにやり合う人物がいたほうがいい」という趣旨の提案も飛び出しました。
かつての室井や沖田のように、青島とは考え方が異なりながらも、事件を通して関係を築いていく新たなライバルが登場する可能性も考えられます。
現時点で次回作の正式発表はありませんが、織田裕二さんが「まだ続きます」と言い切ったことは大きな材料です。
『THE FINAL』で一度は終わった「踊る大捜査線」は、『室井慎次』を経て『N.E.W.』として再始動しました。
そして今度は、青島自身がかつての和久のように若い世代へ何かを渡していく立場になっています。
次に青島が登場するのは映画なのか、連続ドラマなのか、それとも新しい形の作品なのか。
「どういう形になるかは分かりません」という織田さんの言葉も含め、正式発表を楽しみに待ちたいところです。
