スタバのシニア店員4人がすごい!元戦闘機パイロットや76歳の看板娘も

75歳のスターバックス店員が、2026年10月にニュースで注目を集めました。札幌市内の店舗で笑顔で接客する男性は、なんと航空自衛隊でF-15戦闘機に乗っていた元パイロットです。

スタバといえば学生や若いスタッフの印象が強いかもしれません。しかし、定年後に初めて働き始めた人や、70代になってから新しい仕事に挑戦した人もいます。

今回は、実際に報道されたシニア店員4人の経歴を紹介。スタバには何歳まで応募できるのか、シニアでも働きやすい理由も調べました。

目次

スタバのシニア店員4人!意外な前職と第二の人生

渋谷正勝さん(75歳)元F-15戦闘機パイロット

2026年10月24日、北海道文化放送が紹介したのは札幌市内のスタバで働く渋谷正勝さん。愛称は「ジョージ」です。

かつては航空自衛隊のパイロットとして約38年間勤務し、F-15戦闘機にも搭乗。外国軍機への対応で、夜中や早朝に緊急発進した経験もあるそうです。「ジョージ」という呼び名も、パイロット時代の愛称に由来します。

55歳で定年退職した後、60代でスタバに入社。2026年の取材時点で勤務8年目を迎えました。

戦闘機とコーヒーショップ。まったく違う世界に見えますが、周囲を観察し、その場に応じて判断する経験は接客にも生きているようです。外国人客にも自然に英語で対応し、同僚からも頼られる存在になっています。

目標は90歳まで働くこと。75歳で新しい目標に向かう姿は、年齢だけで働き方を決める必要はないと感じさせます。

山田勝子さん(2020年時点で76歳)スタバ最高齢の看板娘

東京都町田市の南町田グランベリーパーク店で働いていた山田勝子さんは、2020年に当時のスタバ最高齢従業員として紹介されました。

1943年生まれで、2019年11月に入社。週2回、接客や仕込み、食器洗浄、清掃などを担当していました。

愛称は「かっちゃん」。50歳以上年下のスタッフからも看板娘と呼ばれる存在だったそうです。

山田さんは地域で認知症に関わる活動にも取り組んできた方。スタバでの仕事でも、人とのつながりを大切にしていました。若い同僚との会話は、きっとお互いに新鮮だったのでしょう。

なお「最高齢」は2020年の取材当時の情報で、2026年現在の最高齢記録を意味するものではありません。

児玉吉弥さん(2023年時点で68歳)元営業マンからバリスタへ

愛知県豊橋市のホリデイ・スクエア豊橋店で働いていた児玉吉弥さんも、異業種からの転身組です。

営業職として長く働き、60歳で定年を迎えた後も65歳まで再雇用で勤務。その後、スタバの求人に応募しました。

2023年の取材では68歳。レジに立つだけでなく、フラペチーノも作っていました。

最初は仕事内容を限定できる「カフェアテンダント制度」を利用し、慣れてからレジやドリンク作りへと担当を広げたそうです。

若いスタッフと恋愛の話をすることもあるという児玉さん。年齢差があっても、仕事仲間として自然に付き合えるのは素敵ですね。

足立原さん(元焼肉店経営者)孫の勧めでスタバに入社

神奈川県の大船ルミネウィング店で働く足立原さんは、夫婦で約30年間焼肉店を経営していました。複数店舗を展開していましたが、夫が亡くなったことをきっかけに閉店します。

その後、スタバで働いた経験のある孫から「コーヒー屋さんで働いたら?」と勧められたことが転機に。なんと応募したのもお孫さんだったそうです。

2024年の取材時点で勤続6年。仕込みや清掃、レジ、接客などを担当していました。

お孫さんがアルバイト時代に使っていたコーヒーのレシピノートを大切にしているというエピソードも印象的です。ラテアートのセミナーにも参加するなど、新しい技術への意欲も衰えていません。

スタバは何歳まで働ける?シニア採用の仕組み

アルバイトには一律の年齢上限を設けていない

スターバックスは、アルバイトの採用で一律の年齢制限を設けていないと説明しています。つまり、60代や70代という年齢だけで応募できなくなるわけではありません。

ただし、年齢制限がないことと、誰でも採用されることは別です。募集の有無や勤務条件、業務への適性などは個別に判断されます。

カフェアテンダント制度とは?

シニア世代が働くうえで心強いのが、業務を限定できる「カフェアテンダント制度」です。

通常のバリスタは注文受付、レジ、ドリンク作り、仕込みなど幅広い仕事を担当します。一方、この制度では清掃、商品の陳列、補充などのサポート業務を中心に、短時間で働くことができます。

児玉さんのように、仕事に慣れてからバリスタ業務に挑戦するケースもあります。

なお、シニアだけの制度ではなく、さまざまな事情に合わせて働くための仕組みです。すべての店舗で同じ条件の募集があるとは限らないため、応募時には募集要項を確認する必要があります。

定年後にスタバを選ぶ人が教えてくれること

今回紹介した4人は、元パイロット、元営業マン、元飲食店経営者など、経歴がまったく異なります。

それでも共通しているのは、過去の肩書にとらわれず、新しい仕事を覚えようとしていることです。

生活のために働く人もいれば、人との交流や新しい挑戦を楽しみに働く人もいるでしょう。理由は一つではありません。

元戦闘機パイロットがコーヒーを手渡し、孫世代のスタッフと一緒に働く。そんな光景がスタバの日常にあるのは、なかなか面白いものです。

なお、この記事で紹介した勤務先や年齢は各報道・取材当時の情報です。2026年現在の在籍状況を示すものではありません。

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