auひかりを使っている人に、気になる値上げのニュースです。2027年1月から対象プランの月額料金が330円上がります。年間では3,960円。しかも新規契約者だけでなく、すでに利用している人も対象です。
「今のプランも上がる?」「この機会に乗り換えた方がいい?」と迷う人もいるでしょう。実は、値上げに伴って契約解除料が免除される期間があります。ただし、解約費用がすべて無料になるわけではありません。
KDDIの2026年10月16日の発表と各プロバイダーの案内をもとに、新料金と解約の注意点を整理します。
auひかりは2027年1月から値上げ!今の契約も対象?
KDDIは2027年1月1日から、auひかりの対象料金プランを月額330円(税込)値上げすると発表しました。すでに契約している人にも適用され、au one netでは2027年1月利用分(2027年2月請求分)から新料金になります。値上げのための手続きは不要で、対象契約は自動的に改定されます。
戸建て向けホーム1ギガの新料金
| 契約プラン | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| 3年契約・1年目 | 5,610円 | 5,940円 |
| 3年契約・2年目 | 5,500円 | 5,830円 |
| 3年契約・3年目以降 | 5,390円 | 5,720円 |
| 2年契約 | 5,720円 | 6,050円 |
| 標準プラン | 6,930円 | 7,260円 |
いずれも税込、au one netで口座振替・クレジットカード割引(月110円)適用時の料金です。5ギガ・10ギガでは高速サービス利用料が別途かかります。
マンション向けの新料金
| プラン | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| タイプV・8契約型 | 4,510円 | 4,840円 |
| タイプV・16契約型 | 4,180円 | 4,510円 |
| マンション ギガ | 4,455円 | 4,785円 |
| ミニギガ | 5,500円 | 5,830円 |
| タイプE・16契約型 | 3,740円 | 4,070円 |
| タイプF・個別型 | 4,290円 | 4,620円 |
こちらもau one netの料金例です。タイプGや都市機構向けなど、表に載せていない対象プランもあります。契約先プロバイダーの案内を確認してください。
なお「auひかりプラス」「auひかり ホーム(RF)」「マンション一括型」「マンション タイプF(S)」は今回の改定対象外です。
また2027年1月にはホームタイプのプラン名称も変わり、「ギガ得プラン」は「ギガ得プラン(2年)」、「ずっとギガ得プラン」は「ギガ得プラン(3年)」になります。名称変更と料金改定を混同しないようにしましょう。
なぜ値上げ?330円でも5年間なら約2万円
KDDIは、物価高騰による各種費用の上昇を受け、通信サービスの安定提供と品質維持・向上を図るためと説明しています。ただし、330円という改定額の詳しい積算根拠までは公表していません。
月330円の負担増は年間3,960円。3年間で11,880円、5年間で19,800円です。これは今後も同じ値上げ幅が続くと仮定した計算ですが、長く使う回線だからこそ見逃せない金額でしょう。
auでんきセット割で値上げ分は帳消しになる?
同じ2027年1月から「auひかり でんきセット割」が始まります。条件を満たすと、適用開始から最大24カ月間は月330円、25カ月目以降は月110円の割引が受けられます。
ここには注意点があります。割引されるのはインターネットの基本料金ではなく、オプションの「Wi-Fiパック」または「おうちどこでもWi-Fi」の月額料金です。
対象のauでんきプランを使い、auひかりと請求をまとめ、対象オプションも利用しているなどの条件があります。auでんきに加入するだけで全員のネット料金が330円安くなるわけではありません。
値上げで解約すべき?違約金免除の落とし穴
値上げを機に乗り換えを考える人にとって重要なのが、契約解除料の免除措置です。
au one netは2027年1月31日までの申し出が条件
KDDIのau one net向け案内では、2026年11月1日~2027年1月31日に対象サービスの解約を申し出て、2027年2月28日までに手続きを完了すると契約解除料が免除されます。
ただし、この期限をすべてのプロバイダーに当てはめてはいけません。例えばSo-netは2026年11月1日~2027年1月31日を契約解除料無料期間として案内しています。契約先ごとに手続き方法や条件を必ず確認しましょう。
「違約金無料」でも工事費の残債は別
今回免除されるのは、条件を満たした場合の契約解除料です。初期工事費を分割払いしていて未払い分が残っている場合、その残額は別途請求される可能性があります。
回線の撤去についても、auひかりは解約時に必ず撤去工事が必要というわけではありません。ただし撤去を希望する場合や契約条件によって費用が発生するケースがあります。
「解約するなら今が無料」と早合点せず、工事費残債、オプション、撤去の要否を確認することが大切です。
乗り換えが必ず得とは限らない理由
例えば新しい回線が今より月500円安くなっても、乗り換えに2万円かかるなら差額を回収するまで40カ月かかります。逆に工事費などがほとんどかからず、毎月の料金も下がるなら見直す価値があります。
auやUQ mobileとのセット割を利用している人は、回線を変えることでスマートフォン側の割引が変わる可能性もあります。ネット料金だけで比較しない方が安心です。
結論として、330円の値上げだけで急いで解約する必要はありません。ただ、通信速度に不満がある人や、もともと乗り換えを検討していた人には、契約を見直すきっかけになりそうです。
まずは自分の契約プランとプロバイダー、工事費の残債を確認してみてください。