学生時代に夢中になったバンドのメンバーと、何年もたってから結婚する。そんな映画のような話が、芸能界には実際にあります。
元モーニング娘。の石黒彩さん、タレントの眞鍋かをりさん、女優の上野樹里さん。3人とも、夫となったミュージシャンのファンだったり、その音楽を学生時代から聴いていたりした女性たちです。
ただし、出会い方は三者三様。本人の言葉や当時の報道をもとに振り返ります。
石黒彩|高校時代からファンだったLUNA SEA・真矢
石黒彩さんがLUNA SEAのドラマー・真矢さんと結婚したのは2000年5月。モーニング娘。を卒業した同年1月から、わずか数か月後のことでした。
実は石黒さん、高校生のころから真矢さんのファン。結婚後には3人の子どもに恵まれ、25年以上をともに過ごしました。
25年以上たっても「好きな顔」だった
真矢さんは2026年2月17日、56歳で亡くなりました。同年5月のお別れの会で、石黒さんは高校時代からのファンだったことを改めて明かしています。
眠れない夜には隣で寝ている夫の顔を眺め、「好きな顔だな」と思っていたそうです。そして結婚生活を「全部幸せ」と振り返りました。
憧れのドラマーと結婚しただけでなく、長年一緒に暮らしたあとも、その人を好きだと思い続けていた。石黒さんのエピソードには、結婚そのもの以上の温かさがあります。
テレビ朝日の会見記事でも本人の言葉を確認できます。
眞鍋かをり|中学生から好きだった吉井和哉
眞鍋かをりさんの夫は、THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉さん。2015年6月に結婚と妊娠を発表しました。
眞鍋さんは中学生のころからTHE YELLOW MONKEYのファンだったそうです。しかも、2人の出会いはファンだったことと直接つながっていました。
友人から突然の誘い、食事会で意気投合
出会いは2011年秋。吉井さんと食事をしていた眞鍋さんの友人が、イエモン好きの眞鍋さんを急きょその場へ誘ったと日刊スポーツは報じています。
好きだったバンドのボーカルが食事をしているから来ないか、と誘われたら。ファンとしては相当驚く場面だったのではないでしょうか。
2人はその席で意気投合し、やがて交際へ。2012年2月には熱愛が報じられました。
そして2015年6月26日、眞鍋さんは公式ブログで結婚と妊娠を報告しています。
友人の何気ない誘いがなければ、出会いはなかったかもしれません。3組の中でも、ファンだったことが馴れ初めに直結した例です。
上野樹里|初めて買ったCDのアーティスト・和田唱
上野樹里さんは2016年5月、TRICERATOPSのボーカル・ギター、和田唱さんと結婚しました。
上野さんが中学1年生のころ、初めて自分のお小遣いで買ったCDはTRICERATOPSの「if」。テレビで聴いて気になった曲だったといいます。
そのバンドのフロントマンが、のちに夫になるのですから、本人にとっても驚きだったようです。
中学生のころに聴いた音楽が、今は家族との日常に
2026年10月、上野さんはInstagramで当時の思い出を振り返り、和田さんが今では隣にいることへの感慨をつづりました。
投稿は10月25日に地元・兵庫県加古川市で開催予定の「樹里フェス2026」に向けたもの。和田さんも出演予定です。
さらに、ぴあのインタビューでは、和田さんが愛犬の散歩や料理をする家庭的な一面を紹介。一方で、音楽制作に真剣に向き合う姿勢を尊敬しているとも語っています。
夫婦で一緒に曲を作ったこともあり、上野さんが作詞、和田さんが作曲した作品もあります。
中学生のころにCDを買って聴いていた相手と、今では家庭を築き、一緒に音楽まで作っている。上野さんの場合、音楽への憧れが夫婦の創作活動にもつながっているのが面白いところです。
詳しくはぴあのオフィシャルインタビューでも語られています。
3人の馴れ初めに共通するものは?
石黒彩さんは高校時代から真矢さん本人のファン。眞鍋かをりさんは中学生からTHE YELLOW MONKEYが好きで、その縁が食事会につながりました。
上野樹里さんは、中学1年生のころにTRICERATOPSのCDを購入。のちにそのバンドの和田唱さんと結婚しています。
ひと口に「ファンだった人との結婚」といっても、本人への憧れだったのか、バンドや楽曲への思い入れだったのかは区別しておきたいところです。
そして、3人に共通するのは、学生時代の「好き」が大人になってから思いがけない縁になったこと。
なかでも、石黒さんが結婚生活を振り返って語った言葉には考えさせられます。憧れの人と結婚できることも素敵ですが、何十年たってもその人を好きでいられることこそ、いちばん幸せなのかもしれません。
