二子玉川園の跡地は今?ワンダーエッグや昔の施設・閉園理由を調査

現在の二子玉川ライズがある場所には、かつて「二子玉川園」という遊園地がありました。1985年に閉園した後も、ナムコ・ワンダーエッグや動物と触れ合える施設が登場。周辺にはプール、スケートリンク、自動車教習所、さらに多摩川近くには乗馬学校もありました。昔の二子玉川はどんな場所だったのか、跡地の変化とともに振り返ります。

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二子玉川園の跡地は今?閉園した理由

二子玉川園は1954年に開園し、1985年3月に閉園しました。現在の二子玉川駅東口、二子玉川ライズを中心とするエリアにあった遊園地です。1956年には大型ジェットコースターも登場し、家族連れに親しまれました。

閉園の背景には、レジャーの多様化、施設の老朽化、来園者の減少などがありました。東急の社史では、1964年に入場者数がピークを迎えた後、減少していった経緯が紹介されています。駅周辺の土地利用を見直す再開発の動きも進みました。

ただし、閉園した1985年にすぐ現在の二子玉川ライズができたわけではありません。遊園地の跡地は長い時間をかけて姿を変えていきました。

ナムコ・ワンダーエッグと「いぬたま・ねこたま」の時代

ワンダーエッグは1992年に開業

1992年2月29日、再開発までの暫定利用施設「二子玉川タイムスパーク」の一角に、ナムコ・ワンダーエッグが開業しました。ゲームの世界を体で体験する都市型テーマパークで、1994年にはVRを中心とする「たまご帝国」も登場。1996年に「ワンダーエッグ2」、1999年に「ワンダーエッグ3」と名称を変えました。

ナムコの公式発表によると、約9年間の累計来場者は約650万人。2000年12月31日に営業を終えました。もともと再開発予定地の暫定利用だった点は、閉園を考えるうえで重要です。

犬や猫と触れ合える施設も

タイムスパークには、犬と触れ合える「いぬたま」、猫と触れ合える「ねこたま」もありました。遊園地がなくなった後も、二子玉川にはさまざまなレジャー施設が集まっていたのです。

昔のワンダーエッグの様子を探したい方は、YouTubeで「ナムコ ワンダーエッグ 二子玉川」を検索すると当時の映像を探せます。映像の撮影時期や投稿者は個別に確認してください。

プール・スケートリンク・自動車教習所もあった

東急スポーツガーデン

1990年代の二子玉川を知る人には、プールやアイススケートの記憶があるかもしれません。1993年の日本食糧新聞には「東急スポーツガーデン」の施設として、プール、アイススケート、テニス、パターゴルフが紹介されています。

ただし、スポーツガーデンは遊園地「二子玉川園」のアトラクションと同一視しないよう注意が必要です。当時の正確な配置や各施設の営業終了年については、確認できる資料が限られています。

ちなみに現在の二子玉川ライズにも、2012年から冬季限定の屋外スケートリンク「スケートガーデン」が登場しています。2025年12月から2026年3月にも開催されましたが、これは昔の東急スポーツガーデンとは別の施設です。

東急自動車学校

再開発以前の二子玉川には「東急自動車学校」も存在しました。運転免許取得のための教習所で、遊園地の乗り物ではありません。商業施設が立ち並ぶ現在とは、街の使われ方が大きく違っていたことが分かります。教習所の移転・閉鎖時期については、確実な資料を確認できていないため断定を避けます。

多摩川沿いで見えた馬は?野毛の東急アバロン乗馬学校

「1990年ごろ、多摩川沿いを車で走っていると柵の中に馬が見えた」という記憶につながりそうなのが、世田谷区野毛にあった東急アバロン乗馬学校です。

地域の古地図を調べた「世田谷今昔物語」では、1950年創立の乗馬学校で、野毛3丁目19〜20番地付近に施設があり、第三京浜を挟んだ野毛2丁目30番地付近にも馬場練習場があったと紹介されています。2000年に横浜市緑区へ移転したとされています。

二子玉川駅から少し離れた多摩川近くという立地と、1990年代にも存在したという時期は記憶に重なります。ただし、車から見えた馬がこの学校のものだったかどうかは確認できず、あくまで有力な候補です。

現在、横浜市緑区にはアバロン・ヒルサイドファームの公式サイトがあり、乗馬施設として営業しています。

昔の二子玉川から現在の二子玉川ライズへ

遊園地の閉園後、二子玉川では再開発が進み、2011年に二子玉川ライズの第1期施設が開業。2015年には第2期施設が開業しました。駅周辺には商業施設、オフィス、住宅などが集まり、多摩川沿いの自然を楽しめる街としても親しまれています。

二子玉川園で遊んだ世代、ワンダーエッグに通った世代、プールやスケートリンクを覚えている世代。それぞれに違う二子玉川の思い出があるのでしょう。今の街を歩きながら、かつてそこにあった施設を思い浮かべるのも楽しそうです。

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