嵐の櫻井翔さんが2026年10月15日、国連UNHCR協会の「国連難民報道ディレクター」に就任したことを発表しました。3年間にわたる「Ray of Hope」プロジェクトで、難民支援の現場を取材し、映像や写真を通じて発信します。
では、具体的に何をするのでしょうか。国連職員や親善大使との違い、活動費・報酬の扱い、すでに行われたヨルダン取材、今後の芸能活動について、発表内容を整理します。
櫻井翔の国連難民報道ディレクターとは?仕事内容は何?
主な役割は、難民や国内避難民の暮らし、支援現場の課題を自ら取材し、日本の人々に伝えることです。
国連UNHCR協会の発表を伝えた報道によると、今後3年間、世界各地のUNHCR活動地域などを視察し、難民本人や支援に携わる人々の声を届けます。
- 世界各地のUNHCR活動地域などを訪問する
- 難民・国内避難民や支援関係者の話を聞く
- 生活上の困難や支援の状況を映像・写真で記録する
- 公式YouTube、Instagram、協会のウェブサイトやニュースレターなどで発信する
支援物資を配る仕事や、難民支援事業の運営を指揮する仕事として発表されたものではありません。櫻井さんがこれまで積み重ねてきた報道経験を生かし、「伝えること」を通して難民問題への理解を広げる活動です。
国連の職員になったわけではない
今回の就任先は、国連機関のUNHCR本体ではなく、日本でUNHCRの活動を支える特定非営利活動法人「国連UNHCR協会」です。
そのため、国連職員として採用されたという発表ではありません。また、国連の政策を決めたり、難民キャンプの運営を指揮したりする立場でもありません。
国連UNHCR協会はUNHCRの日本における公式支援窓口として、広報や募金などを通じて難民支援を後押ししています。
給料や報酬はいくら?活動費は自己負担?
櫻井さんは就任コメントで、渡航・撮影・編集など活動に必要な費用について「外部からの支援を募りません」と明言しました。
つまり、このプロジェクトの取材・制作費用について外部への資金募集を行わない方針です。ただし、費用を櫻井さん個人が全額負担するのか、チーム内でどう分担するのかまでは明らかにしていません。
櫻井さん自身の報酬や給料の額、無報酬かどうかも公表されていません。「外部から支援を募らない=無給のボランティア」と断定することはできません。
櫻井翔は8月にヨルダンの難民キャンプを取材していた
プロジェクトの第1弾として、櫻井さんは就任発表に先立つ2026年8月末にヨルダンを訪れました。ヨルダンは隣国シリアなどから避難してきた多くの人々を受け入れている国です。
- 首都アンマン:UNHCR難民登録センターやシリア難民の家庭を訪問
- ザータリ難民キャンプ:避難している人々の暮らしやコミュニティセンターの活動を視察
櫻井さんは、シリアに帰還する動きが進む一方で、家や仕事がないために戻れない人がいること、ヨルダンで生まれた子どもたちにはシリアを訪れた経験がないことなどに触れています。
故郷に帰りたくても生活を立て直すことが難しい。こうした事情は、難民問題を考えるうえで大切なポイントです。
UNHCRの2026年の発表でも、難民の長期的な避難生活が続いている現状が報告されています。紛争の情勢が変わればすぐに暮らしが元通りになる、というわけではありません。
今後訪問する国は決まっている?
活動期間は3年間と発表されていますが、今後の訪問国、回数、取材の日程は現時点で具体的に公表されていません。8月のヨルダン取材は確認できる最初の活動です。
Ray of Hope Projectはどこで見られる?
プロジェクト名は「Ray of Hope」。日本語では「希望の光」という意味です。取材内容はプロジェクトの公式YouTube・Instagramのほか、国連UNHCR協会のサイトやSNS、ニュースレターなどで紹介される予定です。
プロジェクトの公式サイトはRay of Hope Project。2026年8月のヨルダン訪問の様子も今後発信されると報じられています。
櫻井翔が自らスタッフ2人に声をかけた
櫻井さんは、かつて一緒に仕事をした2人のスタッフに声をかけ、小規模なチームで活動すると説明しています。
1人は櫻井さんが中学3年生のときに出会ったスタッフ、もう1人は2023年に出会ったスタッフだそうです。氏名や詳しい担当業務までは明らかになっていません。
本人は2025年に国連UNHCR協会との縁ができ、関係者との対話を重ねる中で、現地を訪れて取材し伝えるという活動にたどり着いたとコメントしています。今回の就任は、一定の準備期間を経て形になった取り組みといえます。
芸能活動はどうなる?UNHCR親善大使との違いも
櫻井さんは嵐のメンバーとして活動し、『news zero』では長年キャスターを務めてきました。今回の取材プロジェクトは、そうした経験を生かした新たな取り組みです。
就任発表には、芸能活動を引退する、テレビの仕事を辞めるといった説明はありません。ただし、今後どのくらい海外取材に時間を割くか、個々の番組にどのように出演するかは発表されていません。
嵐の活動終了後のメンバーそれぞれの仕事については、関連記事「嵐は活動終了後にCMが増えた?メンバーの現在の広告契約を調査」でも整理しています。
UNHCR親善大使との違いは?
UNHCRには、ギタリストのMIYAVIさんのような親善大使もいます。MIYAVIさんは2026年5月にヨルダンを訪れ、難民家族と交流し、ザータリ難民キャンプなどを視察しました。
櫻井さんの肩書きは「国連UNHCR協会の国連難民報道ディレクター」であり、UNHCR親善大使に就任したという発表ではありません。どちらも難民問題を広く伝える取り組みですが、所属する組織や役職は異なります。
MIYAVIさんの活動や家族については「MIYAVIの妻melody.の現在は?子供3人と韓国移住の理由を調査」でも紹介しています。
櫻井さんは、難民問題を「伝えること」「知ってもらうこと」も支援の一つの形だと考え、3年間の活動に取り組みます。今後どの地域を訪れ、どのような映像や写真を届けるのか。まずはヨルダン取材の発信を待ちたいところです。
