プルデンシャル生命には、伝説の営業マンと呼ばれた人物や、退職後に経営者・YouTube発信者として知られるようになった元社員がいます。金沢景敏さん、芦名勇舗さん、42歳で亡くなった甲州賢さんなど、その経歴はさまざまです。営業実績や書籍、現在の仕事をもとに、著名な社員・元社員7人を整理しました。
プルデンシャル生命の有名社員・元社員7人
- 金沢景敏:営業日本一を経験し、AthReeboを設立
- 芦名勇舗:元営業所長、著書やYouTubeで発信
- 浅井央:営業支援会社Lisを創業
- 甲州賢:2009年に42歳で急逝した伝説の営業マン
- 三森裕:元社長、現在は社外取締役
- 小山聡章:紹介営業のノウハウを出版
- 長谷川尚子:営業職から執行役員を経て社外監査役へ
全員が現在もプルデンシャル生命に在籍しているわけではありません。現在の仕事が確認できない場合は、その旨を明記します。
書籍・YouTubeなどでも知られる元社員
金沢景敏|営業日本一からアスリート支援会社の代表へ
金沢景敏さんはTBSでスポーツ中継の制作などを経験した後、2012年にプルデンシャル生命へ転職。入社1年目に個人保険部門の営業成績で国内1位を獲得しました。
2020年に退職し、AthReebo株式会社を設立。2026年現在はアスリート支援や講演などに取り組んでいます。『超★営業思考』『影響力の魔法』などを出版し、2025年には『超★アスリート思考』も刊行しました。保険営業で培った経験をスポーツ分野に生かしている人物です。
芦名勇舗|プルゴリとして知られた元営業所長
芦名勇舗さんは慶應義塾大学のアメリカンフットボール部出身。電通勤務を経てプルデンシャル生命へ転職し、営業所長も経験しました。体育会系の保険営業マンを指すネット上の俗称「プルゴリ」と結びつけて語られることがありますが、これは会社の正式な役職名ではありません。
退職後は実業家として活動。2016年12月に前身会社を設立し、2018年にフィットネスジム事業を開始、2021年にBVEATS株式会社へ社名変更しました。しかし2026年6月29日、BVEATSは東京地方裁判所に破産を申請。東京商工リサーチによると負債は約2億3,000万円です。
芦名さんは『突き抜ける人は感情で動く』『影響力の鍛え方』などを出版し、YouTubeでも仕事術や人生観を発信してきました。破産申請後の新たな事業については、本人による最新の発表を確認する必要があります。
関連記事:芦名勇舗は現在何してる?プルデンシャル時代の年収や破産後を調査
浅井央|営業支援とAI関連事業を展開
浅井央さんはプルデンシャル生命で営業を経験し、2020年に株式会社Lisを設立しました。本人のnoteでは、同社で目標を達成した後、新たな挑戦を求めて起業した経緯を説明しています。
2026年現在もLisの代表取締役を務め、営業人材マッチングの「リスキャリア」に加え、営業フリーランス派遣「ウリボー」、AI営業アシスタント「Kanpe」、AI人材アサイン「PROXAI」などを展開しています。営業経験を異業種の事業づくりへ広げている例といえそうです。
甲州賢|42歳で亡くなった伝説の営業マン
甲州賢(こうしゅう・まさる)さんは、プルデンシャル生命で11年間に3,080件の契約を獲得したと紹介される営業マンです。2009年に42歳で亡くなりました。
2011年には神谷竜太さんによる『プロフェッショナルセールスマン「伝説の営業」と呼ばれた男の壮絶顧客志向』が出版されています。甲州さん本人の著書ではなく、その営業哲学をまとめた書籍です。
ネット上では「天ぷらの衣を剥がして食べる」というエピソードも語られていますが、具体的な経緯は一次資料で十分に確認できていません。また死因を病気や精神的な問題と結びつける確かな公表情報も確認できないため、推測は避けます。
営業実績や経営幹部として知られる人物
三森裕|元社長はアズジェントの社外取締役
三森裕さんはヤナセで営業経験を積んだ後、プルデンシャル生命へ入社。営業所長、支社長、営業本部長などを経て、2004年に代表取締役兼最高執行責任者、2007年に代表取締役最高経営責任者となりました。
退任後も企業経営に関わり、2026年6月にはセキュリティー関連企業アズジェントの社外取締役に再任されています。現在はプルデンシャル生命の経営トップではありません。
小山聡章|紹介営業の手法を書籍化
小山聡章さんはリクルートを経て1997年にプルデンシャル生命へ入社。エグゼクティブ・ライフプランナーとして活動し、2011年の講演では年間200件以上の契約を紹介によって獲得していると説明しました。
2011年7月にはPHP研究所から『トップ営業のお客様から「教わる力」』を出版しています。一方、2026年現在の在籍状況や役職を確認できる新しい公式情報は見つかっていません。
長谷川尚子|営業職から女性執行役員、社外監査役へ
長谷川尚子さんは2002年にプルデンシャル生命へライフプランナーとして入社し、支社長などを経験。2021年には営業社員出身者として初の女性執行役員に就任しました。
その後は企業倫理やDE&I(多様性・公平性・包摂性)に関わる業務も経験。2026年現在は住友不動産の社外監査役を務めていることが、同社の公式役員資料で確認できます。
なぜプルデンシャル生命出身の著名人が目立つのか
プルデンシャル生命は営業社員を「ライフプランナー」と呼び、顧客ごとの人生設計に応じた保険提案を特徴としています。成果を上げた社員の営業手法や顧客との関係づくりは、書籍や講演の題材にもなってきました。
退職後に経営者や発信者になる人がいるのは、営業経験を保険以外の事業に応用できるためとも考えられます。ただし、成功した元社員だけで会社全体の実態を判断することはできません。
2026年には同社の不適切な金銭受領問題も報じられましたが、今回紹介した7人がその問題に関与したという確認情報はありません。個々人の実績と会社の問題は切り分けて考える必要があります。
関連記事:プルデンシャル生命の詐欺手口とは?52億円被害の返金と業務停止
伝説的な営業マン、独立した実業家、企業経営に携わる元幹部など、7人の歩みはそれぞれ異なります。今後も本人や所属先の公式発表を確認しながら、現在の活動を追っていきたいところです。
