はんにゃ.の川島章良さんが大将を務める「鮨 川しま」と、元HKT48・朝長美桜さんの「鮨 美桜」。
実はこの2店、どちらも東京・恵比寿にある寿司店「すしさとる」の個室を借りて営業しています。
なぜ同じ場所で、芸能人2人が寿司店を開いているのでしょうか。
調べてみると、川島さんは「すしさとる」の大将・荒木悟さんとの出会いが寿司職人になるきっかけの一つでした。一方、朝長さんについては、間借りに至った詳しい経緯までは公表されていません。
2人のケースと「すしさとる」の大将・荒木さんの経歴から、その背景を整理します。
はんにゃ川島と朝長美桜は「すしさとる」の同じ個室で営業
「すしさとる」は、東京・恵比寿に店を構える寿司店です。
そして、この店の個室を利用しているのが、はんにゃ.川島章良さんと元HKT48の朝長美桜さんです。
川島さんは2025年に「鮨 川しま」をスタート。半年間の修業を経て大将としてカウンターに立ち、2026年2月のテレビ出演時には週2日ほど営業していることが紹介されました。
一方、朝長さんは「鮨 美桜」を営業しています。
「鮨 美桜」の予約ページには、朝長さんが「すしさとる」の個室を借りて開店する店であることが明記されています。
2026年11月の営業では、おまかせコースは2万8000円。予約ページの主催者は朝長さんの所属事務所「TWIN PLANET」となっており、キャンセルや人数変更については「すしさとる」の店舗が窓口になっています。
つまり「鮨 美桜」は、朝長さんだけが場所を借りているというより、所属事務所と「すしさとる」がそれぞれ役割を持って運営している形とみられます。
なお、川島さんと朝長さんが同時に営業しているわけではなく、それぞれ別の日に個室カウンターを利用しています。
なぜ貸している?川島章良は荒木悟との出会いがきっかけ
では、「すしさとる」はなぜ川島さんに個室を貸しているのでしょうか。
川島さんについては、その経緯が比較的はっきりしています。
川島さんは2026年5月のテレビ出演時、もともと父親の実家が京都・祇園で懐石料理店を営んでいたことから、自身にも「芸人になるか料理人になるか」という選択肢があったと明かしています。
その後、恵比寿の「すしさとる」の大将・荒木悟さんと出会ったことが転機になりました。
寿司店はカウンターを挟んでお客さんと直接会話する仕事です。
川島さんは、相手に合わせて会話をしたり場を盛り上げたりする芸人としての経験も生かせると考え、寿司職人に挑戦しました。
さらに川島さんは、荒木さんから握り方や魚の扱いなどを教わったことも明かしています。
そのため「鮨 川しま」のケースでは、単に空いているスペースを借りただけというより、荒木さんとの出会いから修業、そして実際に客前で握る場所へとつながったと考えるのが自然でしょう。
朝長美桜も同じ場所なのはなぜ?紹介者は公表されていない
一方、朝長美桜さんの場合は少し事情が違います。
朝長さんが寿司職人を目指すきっかけを作ったのは、夫で実業家の山内奏人さんでした。
朝長さんは2025年6月から約半年間、寿司職人の養成学校に通って修業。その後、月1回ほどの間借り店として「鮨 美桜」をスタートしています。
現在も間借り先の寿司店で職人から教わるなど、技術を磨き続けていることが報じられています。
では、山内さんが「すしさとる」を紹介したのでしょうか。
この点について調査したものの、山内さんが荒木さんを紹介した、以前から朝長さんと荒木さんが知り合いだった、所属事務所が両者をつないだといった具体的な経緯は、現時点では確認できませんでした。
そのため「知り合いだったから貸している」と断定することはできません。
ただし、予約ページではTWIN PLANETが主催し、「すしさとる」側も店舗に関する対応を担当しています。少なくとも現在は双方が連携した形で「鮨 美桜」が営業していることは確認できます。
大将・荒木悟自身も「間借り寿司」で経験を積んでいた
そして、今回調べていて興味深かったのが、「すしさとる」の大将・荒木悟さん自身の経歴です。
荒木さんはもともとプロボクサーとして活動した後、料理の世界へ進みました。
京都の「京料理 本家たん熊」などで経験を積み、その後「麻布十番 秦野よしき」で修業しています。
その修業時代、師匠から挑戦する機会を与えられ、赤羽の居酒屋を間借りし、深夜に自分で寿司を握っていたそうです。
荒木さんは、この経験によって実際につけ場に立つ難しさを知り、自分の未熟さを実感したとインタビューで振り返っています。
つまり荒木さん自身も、いきなり自分の店を持ったのではなく、「間借りで実際のお客さんを前に寿司を握る」という段階を経験しているのです。
現在、川島さんや朝長さんに個室を貸している理由について、荒木さん本人が「自分と同じように挑戦する人を育てたい」と説明した事実は確認できません。
そのため、これを理由だと言い切ることはできませんが、自身にも間借り営業の経験があることは興味深い共通点です。
「芸能人向けの間借り店」ではない?現在わかっていること
川島さんと朝長さんという2人の芸能人が同じ場所で寿司店を営業しているため、「すしさとるが芸能人向けに場所を貸しているのでは?」とも考えたくなります。
しかし、現在確認できる情報だけでは、「すしさとる」が芸能人向けの間借り事業を展開しているとは言えません。
川島さんの場合は荒木さんとの出会いがあり、荒木さんから寿司を学んだうえで「鮨 川しま」を営業しています。
朝長さんの場合は寿司職人の養成学校を卒業した後に「鮨 美桜」をスタートしており、現在も職人から指導を受けています。
スタート地点は違いますが、どちらも「有名人が一日店長を務める」といったイベントとは違い、寿司を学んだ本人が実際にカウンターに立つ点は共通しています。
また、荒木さん自身にも間借り寿司で経験を積んだ過去があります。
なぜ2人に個室を提供しているのか、その方針までは公表されていませんが、挑戦する寿司職人が実際のお客さんを前に経験を積める場所になっていることは確かです。
今後、荒木さん本人から個室の活用方法や「鮨 川しま」「鮨 美桜」との関係が語られれば、このユニークな仕組みの背景がさらに見えてきそうですね。
