2026年11月26日、元WBO世界バンタム級王者・武居由樹さんの次戦が決まり、対戦相手の大嶋剣心(おおしま・けんしん)さんに注目が集まっています。
大嶋さんは青森県弘前市出身のプロボクサーで、元自衛官という異色の経歴の持ち主。日本・東洋太平洋タイトルに何度も挑んできた選手です。
一方で直近2試合はタイトル戦でTKO負けしているため、「なぜ武居由樹と戦えるの?」という声も出ています。大嶋さんの経歴や戦績、武居戦への本人のコメントまで整理します。
大嶋剣心は何者?元自衛官のプロボクサー
大嶋剣心さんは1995年8月14日生まれ、青森県弘前市出身。身長168cmの右ボクサーファイターです。
弘前工業高校時代からボクシングに取り組み、アマチュアでは40戦27勝13敗。高校卒業後は陸上自衛隊に進み、その後退職してプロボクサーの道を選びました。
2016年6月に帝拳ジム所属でプロデビューし、同年のB級トーナメント・バンタム級で優勝。試合後に津軽弁を使うことから「津軽弁ボクサー」と紹介されることもあります。
所属ジムは帝拳ジムから一力ジムへ移り、2026年3月に元世界王者・内山高志さんが会長を務めるKOD LABへ移籍しました。
本人は移籍発表の際、帝拳で7年、一力で3年活動したと振り返り、一度は「今度こそ辞めようかと思った」としながらも、環境を変えて再挑戦することを決断したと明かしています。
大嶋剣心の戦績は?武居由樹戦に「勝負論ない」の声も
2026年5月の池側純戦終了時点で、大嶋さんのプロ戦績は15戦9勝(5KO)5敗1分です。
これまで日本バンタム級王座に2度、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座、日本スーパーバンタム級王座に挑戦。まだタイトル獲得には至っていませんが、国内上位クラスとの対戦経験を重ねてきました。
2022年には現在のWBA世界バンタム級王者・堤聖也さんに9回TKO負け。2025年6月には中嶋一輝さんのOPBF王座へ挑戦して3回TKO負け、2026年5月には日本王者・池側純さんに挑み7回TKOで敗れています。
そのため、元世界王者の武居さんとのカード発表後には、SNSで「勝負論がないのでは」と疑問視する反応も見られました。
ただし、これはあくまで一部のファンの見方です。大嶋さん自身はそうした投稿を引用し、「勝負論無いと思って見てるくらいがちょうど良いし結果見て驚かせてやる!」と反応。下馬評を覆すことに強い意欲を見せています。
東日本ボクシング協会も2026年5月の池側戦を「4度目の挑戦にかける大嶋」と紹介しており、タイトル戦線で戦ってきた実績がある選手であることは確かです。
大嶋剣心と武居由樹は11月26日に対戦
大嶋さんと武居由樹さんの試合は、2026年11月26日に東京・EBARA WAVE アリーナおおた(大田区総合体育館)で開催される「NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ」のアンダーカードとして行われます。
ボクシングモバイルの試合日程では、武居由樹(大橋)対 大嶋剣心(KOD LAB)のスーパーバンタム級8回戦と発表されています。
武居さんは元K-1 WORLD GPスーパーバンタム級王者で、ボクシング転向後の2024年にWBO世界バンタム級王座を獲得した選手です。今回、大嶋さんにとっては大きなチャンスとなります。
大嶋さんもXで「プロ16戦目決定」と報告。「前戦の敗戦からも折れずに更に強い相手と闘う事、そして勝つ事だけを考えてボクシングと向き合ってきました」と現在の心境をつづっています。
さらに「早速強敵相手に試せるとワクワクしています」「11.26は必ず勝利して世界ランクを頂きます」と宣言。自身を「完全にBサイド」と表現しながらも、会場を沸かせる試合をすると意気込んでいます。
大嶋さんは直近のタイトル戦で敗れているだけに、実績だけを比較すれば武居さんに注目が集まるのは自然でしょう。一方、大嶋さんにとっては元世界王者を相手に一気に存在感を高められる一戦でもあります。
元自衛官からプロボクサーへ転身し、4度のタイトル挑戦を経て、それでも現役を続けてきた大嶋剣心さん。本人が「結果見て驚かせてやる」と宣言する11月26日のリングで、どんな戦いを見せるのか注目です。
