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細木数子の次は誰?飯島愛・宜保愛子らNetflixで見たい5人

細木数子さんの波瀾万丈な半生を描いたNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』がヒットし、「次は誰の人生を見てみたい?」と考えた人もいるのではないでしょうか。

Netflixではダンプ松本さんを描いた『極悪女王』、はるな愛さんの実体験をもとにした映画『This is I』など、日本の実在人物とその時代を描く作品が続いています。

そこで気になるのが、まだまだいる昭和・平成の「ドラマのような人生」を送ってきた人たちです。今回はNetflixの制作情報ではなく、これまでの作品傾向から、もし人物伝が作られたら見てみたい5人を考察します。

目次

なぜ今、昭和・平成の実在人物が面白いのか

『地獄に堕ちるわよ』で描かれたのは、テレビで占い師として活躍していた細木数子さんだけではありません。

戦後の貧しい少女時代から、夜の街での成功、占い師への転身、出版界やテレビ界を席巻するまで、約50年にわたる人生が描かれました。

Netflixは同作を『全裸監督』『サンクチュアリ -聖域-』に続く「アンチヒーロードラマ」と位置づけています。

Netflixの発表によると、『地獄に堕ちるわよ』は2026年上半期に日本で最も視聴されたNetflix実写シリーズとなり、日本の週間シリーズTOP10で5週連続1位を記録しました。

興味深いのは、細木さんをリアルタイムで知る世代だけでなく、作品で初めて彼女を知った若い世代からも反響があったことです。

つまり「昔の有名人だから若者は知らない」ということが、逆に強みになる場合もあります。

では、細木数子さんのように本人の人生そのものが波瀾万丈で、その人物を通して昭和や平成の日本まで描ける人は、ほかに誰がいるのでしょうか。

Netflixで人物伝を見てみたい波瀾万丈な5人

1.飯島愛|『プラトニック・セックス』のその後まで見てみたい

まず候補に挙げたいのが、飯島愛さんです。

飯島さんの若い頃の半生は、2000年に出版された自著『プラトニック・セックス』で広く知られるようになり、2001年にはテレビドラマと映画にもなりました。

そのため、同じ部分をもう一度映像化するだけでは新鮮味はないでしょう。

今だからこそ興味深いのは、『プラトニック・セックス』より後の人生まで含めて描けることです。

AV出演を経て深夜番組で注目され、やがてゴールデンタイムの人気バラエティ番組でも活躍。過去を隠すのではなく、自ら語ることで独自のポジションを築いていきました。

しかし2007年、人気タレントでありながら芸能界を引退。そして2008年12月、自宅で亡くなっているのが発見されました。

2026年現在、飯島さんが亡くなってから約18年。2028年には没後20年を迎えます。『プラトニック・セックス』が映像化された2001年からも四半世紀が過ぎました。

今、飯島愛さんの生涯を最後まで描くとすれば、それは一人の女性の伝記だけではありません。

1990年代のAV、深夜テレビ、バラエティ黄金期、2000年代の芸能界など、平成のメディアが大きく変わっていった時代そのものを映し出す作品になりそうです。

2.宜保愛子|日本中が「心霊」を見ていた時代

細木数子さんの次という意味で、かなり興味深いのが宜保愛子さんです。

昭和から平成にかけて「霊能者」としてテレビで知られるようになった宜保さん。心霊スポットを訪れたり、相談者を霊視したりする姿を覚えている人も多いでしょう。

今振り返ると面白いのは、宜保さん個人だけでなく、心霊やオカルトがゴールデンタイムの人気コンテンツだった時代です。

心霊写真、霊視、超能力、怪奇現象、ノストラダムス――。昭和末期から平成にかけて、現在とはかなり違った形でオカルトがテレビや雑誌をにぎわせていました。

宜保さんは2003年に亡くなっていますが、その存在は現在も忘れられていません。テレビ東京では没後約20年となった2022年にも、宜保さんのテレビ未公開テープを公開する特番を放送しています。

『地獄に堕ちるわよ』が「細木数子と占いとテレビ」を描いた作品だとすれば、宜保愛子さんなら「霊能者と心霊番組とテレビ」という、もう一つの昭和・平成テレビ史を描けそうです。

3.美輪明宏|一人の人生が戦後日本史になる

人生のスケールという意味では、美輪明宏さんも非常に大きな題材です。

長崎で生まれ、幼少期に戦争と原爆を経験。その後上京し、シャンソン喫茶「銀巴里」などで歌手として活動しました。

さらに三島由紀夫さんをはじめ、昭和を代表する文化人とも交流。長い芸能生活の中で、歌手、俳優、演出家などさまざまな顔を見せてきました。

若い世代には黄色い髪と独特の語り口で知られる美輪さんですが、その人生を最初からたどると印象は大きく変わります。

戦争、原爆、戦後の東京、シャンソン、昭和の文化人、当時の性的マイノリティを取り巻く社会、そしてテレビの時代へ。

美輪明宏さん一人を主人公にするだけで、戦後80年の日本文化をたどるような作品になりそうです。

4.カルーセル麻紀|はるな愛より前の時代をどう生きたのか

カルーセル麻紀さんも、今だから改めて半生を見てみたい人物です。

北海道で生まれ、若くして故郷を離れ、夜の世界やショービジネスを経て芸能界へ進みました。そして1970年代には海外で性別適合手術を受けています。

Netflixでは2026年、はるな愛さんの実体験を参考にした映画『This is I』が配信されました。同作では、当時タブー視されていた性別適合手術をめぐる、はるなさんと医師の物語が描かれています。

では、それよりさらに前の時代を生きたカルーセル麻紀さんの場合はどうだったのでしょうか。

現在より性的マイノリティへの理解が乏しかった昭和の日本で、自分らしい生き方を選び、芸能界で長く活動してきた人生には、はるな愛さんとはまた異なる物語があります。

二人の人生を比べることで、数十年間で日本社会の価値観がどう変わったのかも見えてきそうです。

5.綾小路きみまろ|50代になって人生が一変した遅咲きのスター

ここまでの4人とは少し違ったタイプですが、綾小路きみまろさんの人生もかなりドラマチックです。

鹿児島から上京した後、キャバレーなどで働きながら司会の腕を磨き、やがて森進一さんら人気歌手のコンサートで専属司会を務めるようになりました。

しかし、自分自身がスターとして大ブレイクするまでには長い時間がかかっています。

転機になったのが、中高年を題材にした漫談を収録したテープでした。地道に配っていたテープが口コミで広まり、50代になってから全国区の人気者へ。

若くして成功するスターの物語とは正反対です。

昭和のキャバレー、演歌・歌謡ショーの舞台裏、長い下積み、そして中年になってから訪れた大ブレイク。

「人生は何歳からでも変わる」というテーマまで含めれば、他の4人とは違ったタイプの人物伝になりそうです。

特に見てみたいのは飯島愛と宜保愛子

5人の中でも、Netflixのこれまでの人物伝との相性を考えると、特に気になるのが飯島愛さんと宜保愛子さんです。

飯島さんの場合、『プラトニック・セックス』ですでに若い頃は映像化されています。しかし、その後のテレビスターとしての成功、突然の引退、そして亡くなるまでを含めた人生は、現在の視点から改めて振り返る余地があります。

宜保さんの場合は、本人の人生と同時に「日本人が心霊番組に熱狂していた時代」を描ける点が魅力です。

そして美輪明宏さんなら戦後日本、カルーセル麻紀さんなら昭和の芸能界とジェンダー、綾小路きみまろさんならキャバレーや歌謡ショーという、今では見る機会が減った世界が背景にあります。

Netflixが『地獄に堕ちるわよ』で描いたのも、単なる有名占い師の伝記ではありませんでした。細木数子という人物を通して、戦後から平成までの夜の街、出版、占い、テレビという時代そのものが浮かび上がっています。

なお、2026年10月時点で、今回挙げた5人についてNetflixが伝記作品を制作すると公式発表した事実や、制作開始を裏付ける確かな報道は確認できませんでした。

それでも昭和・平成を振り返れば、まだ映像作品では描き切られていない波瀾万丈な人生は数多く残っています。

細木数子さんの次に、Netflixがどんな日本人の人生を掘り起こすのか。次の発表が楽しみです。

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