Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんは、音楽活動に加えて映画やドラマにも出演しています。2025年には映画『#真相をお話しします』で初主演、NHK連続テレビ小説『あんぱん』では作曲家をモデルにした役を演じました。
なぜ多忙ななかで演技の仕事もするのでしょうか。本人は俳優が本業ではないと語り、作品から求められる意味を大切にしていることを明かしています。出演を決めた経緯や制作側の起用理由、これまでの作品を整理しました。
大森元貴はなぜ俳優業をする?本人が語った理由
大森元貴さんは俳優への転身を表明しているわけではなく、作品に自分が必要とされる理由を重視して出演を検討しているようです。
ラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』では、俳優は自分の本業ではないという趣旨の発言をしています。そのうえで、なぜ自分に声がかかったのか、参加することで新しい化学反応が起こせるのかを大切にしていると説明しました。
音楽活動の合間に何でも引き受けるというより、作品や制作陣との出会いを重視する姿勢がうかがえます。ただし、すべての出演作を同じ理由で選んだと断定できるわけではありません。
『#真相をお話しします』のオファーには当初慎重だった
2025年4月公開の映画『#真相をお話しします』では、菊池風磨さんとダブル主演を務めました。大森さんにとって映画初出演にして初主演という挑戦でした。
本人はラジオなどで、当初は音楽活動を大切にしたい思いから出演に消極的だったことを語っています。その後、制作側とのやり取りを通して出演を決めました。
俳優として出演作を増やすことを目標にしていたというより、作品への理解や制作陣との信頼関係が背中を押したと受け取れそうです。
大森元貴は何に出てる?出演ドラマ・映画一覧
2026年10月時点で発表されている主な演技出演作品は次のとおりです。
- 2024年『忍者戦隊カクレンジャー 第三部・中年奮闘編』:吾郎役
- 2025年 映画『#真相をお話しします』:鈴木役(菊池風磨さんとダブル主演)
- 2025年 NHK連続テレビ小説『あんぱん』:いせたくや役
- 2025年『あんぱん』特別編:いせたくや役
- 2026年10月13日開始予定『いろはの恋は時代をかける』:出演発表、役名は初回放送で解禁予定
- 2026年12月25日公開予定 映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』:水原弘役
このほか、2024年公開の『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』にも出演しています。こちらはバンドの音楽劇を映画化した作品で、一般的な劇映画や連続ドラマとは性質が異なるため別枠で紹介します。
映画『#真相をお話しします』で初主演
結城真一郎さんの小説を原作としたミステリー映画です。大森さんは鈴木役を演じ、菊池風磨さんとともに物語の中心を担いました。
楽曲を自ら生み出す音楽活動と、監督や脚本家の作った世界で人物を演じる映画制作とでは、求められる役割が異なります。大森さんにとっても新たな表現の経験になったと考えられます。
朝ドラ『あんぱん』では「いせたくや」役
2025年のNHK連続テレビ小説『あんぱん』では、作曲家いずみたくさんをモデルにした「いせたくや」を演じました。
『あんぱん』は、やなせたかしさんと妻の暢さんをモデルにした物語。大森さんが演じた人物は、主人公たちと音楽を通じて関わります。
実際に作詞・作曲や歌唱を行う大森さんが音楽家役を演じたことは、これまでの活動との接点がある配役でした。
2026年のドラマと映画にも出演
2026年10月13日開始予定のTBSドラマ『いろはの恋は時代をかける』にも出演が発表されています。10月9日時点では役名が明らかになっておらず、初回放送で発表される予定です。
また、12月25日公開予定の映画『SUKIYAKI 上を向いて歩こう』では、昭和の歌手・水原弘さんを演じます。劇中では「黒い花びら」の歌唱も予定され、歌手としての経験が生きる役柄です。
新ドラマの役柄など、放送・公開前の情報は今後の公式発表によって更新される可能性があります。
なぜ大森元貴が起用される?『あんぱん』制作側が見た表現力
大森さんが俳優として求められる理由を考えるうえで、朝ドラ『あんぱん』の起用経緯は重要です。
制作統括の倉崎憲さんは、Mrs. GREEN APPLEのライブ『The White Lounge』を見て、大森さんの表情や間の取り方などに心を動かされたことが出演オファーのきっかけになったと説明しています。
つまり、人気アーティストだからという理由だけではなく、音楽のステージで見せた表現そのものが制作側の目に留まっていたのです。
『The White Lounge』は演技と音楽が重なる作品
『The White Lounge』は、Mrs. GREEN APPLEが音楽と演劇的な演出を組み合わせて展開したライブです。2024年には『Mrs. GREEN APPLE // The White Lounge in CINEMA』として映画館でも公開されました。
大森さんは楽曲の歌唱にとどまらず、表情や動きも使って世界観を表現しています。朝ドラ制作側がこうした姿を評価したという事実は、演技の仕事につながる過程を理解する手がかりになります。
もちろん、ステージ上の表現とカメラの前での芝居は同じではありません。それでも、歌詞の物語や感情を伝える力が俳優としての可能性を感じさせたのかもしれません。
今後も俳優業を続ける?
本人は俳優が本業ではないと話しており、今後も継続的にドラマや映画に出演すると約束しているわけではありません。
一方、映画初主演から朝ドラ、そして2026年の新作へと出演が続いているのも事実です。音楽と演技を切り離すのではなく、作品ごとに求められる表現を選んでいるようにも見えます。
大森元貴さんが演技の仕事をする理由は、俳優に転身するためという単純な話ではなさそうです。自分を必要とする作品との出会いを大切にしながら、音楽とは違う表現にも挑戦しているのでしょう。Mrs. GREEN APPLEでの活動とともに、次はどんな人物を演じるのか楽しみですね。
