ミキプルーンはねずみ講?中井貴一のCMと販売方法の謎

「ミキプルーン」と聞いて思い浮かぶのは、やっぱり中井貴一さん。ところが、あれほどテレビCMで見かけるのに、スーパーで商品を見た記憶がないという人も多いのではないでしょうか。

調べてみると「ねずみ講」「ネットワークビジネス」といった気になる言葉も。結論からいうと、ミキプルーンは実在するプルーンの栄養補助食品で、販売員による直接販売を中心に展開してきた商品です。違法なねずみ講と同一視することはできません。

なぜそんな売り方なのか。中井貴一さんが30年もCMに出続ける理由や、買える場所、味まで紹介します。

目次

ミキプルーンはねずみ講?独特な販売方法の理由

ミキプルーンを販売するのは三基商事株式会社。1972年発売のロングセラーで、主力商品「ミキプルーン エキストラクト」は乾燥プルーンからエキス分を抽出したペースト状の食品です。

特徴的なのは、一般的なスーパーやドラッグストアでの販売ではなく、販売員を通じた直接販売を中心としていること。知人から勧められたり、会員制度を紹介されたりするため、ネットワークビジネスを連想する人がいるのも無理はありません。

なぜスーパーで売らないの?

直接販売には、商品の特徴や食べ方を販売員が説明できるという利点があります。愛用者と継続的な関係を築きやすい点も、企業にとっては魅力でしょう。

一方で、販売員を通す仕組みには報酬や営業活動に関わるコストもあります。「スーパーに置かないから安い」とは限りません。知人からの紹介が購入につながる半面、断りづらさを感じる人もいるはずです。

そして少し不思議なのが、全国でCMを放送しながら、店頭での大量販売を中心にしていないこと。テレビで商品名を知ってもらい、購入は販売員や公式通販につなげる。そんな組み合わせがミキプルーンの特徴といえます。

ねずみ講と連鎖販売取引は同じではない

法律で禁止されている「ねずみ講」は、後から参加した人が出した金銭を先の参加者へ分配する仕組みです。一方、商品やサービスの販売に関係する連鎖販売取引は、特定商取引法によって規制されています。

商品があれば必ず合法という意味ではありません。勧誘の方法や契約条件にはルールがあり、違反すれば問題になります。また、会員向けの紹介特典があるというだけで、販売員の報酬制度全体や法律上の取引区分を断定することもできません。

ミキプルーンを「ねずみ講の商品」とひとくくりにするのではなく、商品そのものと販売の仕組みを分けて見るのが大切です。

中井貴一はなぜミキプルーン?CM出演30年の理由

中井貴一さんは1996年からミキプルーンのCMに出演し、2026年で30周年を迎えました。もはや中井さんの顔を見ただけで商品名が浮かぶほど、印象が定着しています。

2000年放送の「ミキプルーンの苗木」篇は、インターネット上でも長く親しまれてきました。真面目な商品紹介が、思わぬ形でネットの定番ネタになったのも面白いところです。

企業担当者が語った長期起用の背景

2019年のORICON NEWSでは、三基商事の担当者が中井さんを長く起用する理由について取材に答えています。

同社にとってミキプルーンは会社を象徴する商品。広告の顔を頻繁に変えるのではなく、同じ俳優とともにブランドイメージを育ててきたことがうかがえます。

一時は若い世代への認知度が課題になったこともあったそうです。それでも中井さんの出演を続けながら、CMの演出を工夫してきました。単に有名俳優を起用したというより、長年かけて「中井貴一=ミキプルーン」という結びつきをつくってきたわけです。

2026年の30周年記念CMでは瀧本美織さんと共演。撮影現場での自然な会話を描いた作品が公開されています。

ミキプルーン公式サイトで歴代CMを見る

ミキプルーンはどこで買える?値段と味は?

「知り合いの販売員がいないと買えないの?」と思うかもしれませんが、現在は公式オンラインショップでも購入できます。販売活動を始めたり、誰かを勧誘したりする必要はありません。

1瓶の価格は2,160円

定番の「ミキプルーン エキストラクト」は280g入りで標準小売価格2,160円(税込)。5瓶セットは10,360円(税込)です。

公式サイトでは、販売員または公式オンラインショップからの購入を案内しています。通販サイトなどで見かける場合もありますが、正規ルート以外での購入についてはメーカーが注意を呼びかけています。

ミキプルーン公式サイトはこちら

どんな味?ジャムみたいに食べられる?

エキストラクトは、乾燥プルーンを原料にした濃厚なペースト。プルーン特有の甘酸っぱさがあり、そのまま食べるほか、ヨーグルトに混ぜたり飲み物に加えたりする楽しみ方もあります。

ドライフルーツの風味が好きなら試してみたくなる味ですが、濃厚さには好みが分かれそうです。ジャムのような見た目でも、一般的なフルーツジャムとまったく同じ味というわけではありません。

さらに2026年には、一口サイズの「ミキプルーン エキストラクト(ソフトタイプ)」も登場。1袋37g、約12粒入りで690円(税込)です。瓶入りのペーストは使いにくいと感じる人にも選択肢が増えました。

ミキプルーンはカリウムや鉄などを含む栄養補助食品ですが、医薬品ではありません。特定の病気を治す効果を期待するものではなく、普段の食事を補う食品として考えたいところです。

まとめ|商品と販売方法は分けて考えよう

中井貴一さんが30年もCMに出演しているミキプルーン。知名度は抜群なのに、スーパーではあまり見かけないという独特な商品です。

販売員を中心とした仕組みから「ねずみ講?」と疑問を持つ人もいますが、法律上のねずみ講とは区別して考える必要があります。今は公式通販で商品だけを購入することも可能です。

中井さんを長年起用してきた背景には、会社を代表する商品としてブランドの顔を大切にしてきた企業の方針がありました。

「あのCMの商品、結局どんな味なんだろう?」と気になっていた人は、まず販売の仕組みを理解したうえで、自分に合う買い方を選ぶのがよさそうです。

  • URLをコピーしました!
目次