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かりそめ天国の絵師は誰?雑賀建郎らが描く独特なイラストの魅力

『マツコ&有吉 かりそめ天国』を見ていると、マツコ・デラックスさんや有吉弘行さんのトークと同じくらい目を引くのが、独特なタッチのイラストです。「この絵師は誰?」と気になった人も多いのではないでしょうか。

番組のイラストを中心となって手掛けているのは、イラストレーター・モーショングラフィッカーの雑賀建郎(さいが・けんろう)さんです。ただし、すべてを一人で描いているわけではなく、複数のイラストレーターによるチームで制作されています。

SNSでは「かりそめ天国のイラストがAIになったら泣いてしまうかもしれない」といった投稿も見られました。もちろん番組のイラストがAIになる予定が発表されているわけではありません。それでも、この味のある絵はこれからも人の手で描いてほしいと思ってしまいますね。

目次

かりそめ天国の絵師は雑賀建郎!実はチームで制作

『かりそめ天国』のイラスト制作の中心人物は雑賀建郎さんです。

テレビ朝日の公式サイトでは、2022年の番組オリジナルカレンダーについて「雑賀建郎とイラストスタッフの仲原チト、原郷瑞希・藤原らんかが作画」と紹介されています。

つまり「かりそめ天国の絵師=雑賀建郎さん」という理解で大筋は合っていますが、より正確には雑賀さんを中心とするイラストチームが番組の世界観を作っているということになります。

現在もこの制作体制は続いているようです。2026年6月、雑賀さんはテレビ朝日『かりそめ天国』のイラストについて「チームで制作しました」と自身のXで報告。仲原チトさんが制作を手伝い、相談イラストを原郷瑞希さんが担当したことや、ラフから線画、色塗りへと進む制作工程も紹介しています。

さらに同年7月には、別の回でイラストレーターのマガラさんが制作を手伝ったことも明かしていました。

番組では統一された一つの世界観に見えますが、その裏側では複数のクリエイターが協力して制作しているのですね。

雑賀建郎はどんなイラストレーター?

雑賀建郎さんは2007年に活動をスタートし、雑誌や書籍、テレビ番組、MV、CMなど幅広い分野でイラストやアニメーション制作を手掛けてきました。

『かりそめ天国』には2017年4月の番組スタート当初から参加。長年にわたり、番組を象徴するイラストを担当してきました。

雑賀さんの絵は、人物の特徴をしっかり捉えながらも、単なる似顔絵で終わらないのが魅力です。

マツコさんや有吉さんが話した内容を少し膨らませ、実際には存在しない場面までコミカルに描くことがあります。何気ないトークが一枚のイラストになることで、急にその光景が頭の中に浮かんでくる。そこが『かりそめ天国』の面白さの一つになっています。

雑賀建郎は一時休養、代打を務めたのは室木おすし

長く番組を見ている人なら、「一時期、イラストの雰囲気が少し違った」と感じたことがあるかもしれません。

2023年5月、番組公式は雑賀さんがしばらく休養すると発表。5月12日の放送から、イラストレーター・漫画家の室木おすしさんが代打を務めることになりました。

当時、雑賀さん本人は休養について、飼っている猫の病気やスタッフの不調、事務作業などさまざまなことが重なり、生活が立ち行かなくなってきたと説明。一方で「そう深刻なものではない」とも伝えていました。

室木さんは『貴重な棒を持つネコ』などでも知られるイラストレーター・漫画家です。代打を引き受けた際には、雑賀さんのイラストを高く評価し、自分はあくまで代打だという趣旨を発信していました。

その後、雑賀さんは番組制作に復帰しています。

室木さん自身も2025年1月、自身のnoteで『かりそめ天国』の絵について触れ、基本となるのは雑賀さんの絵であり、自分は臨時的に1年ほど担当した立場だったと振り返っています。

この発言からも、番組のイラストと雑賀さんの絵柄がいかに強く結びついているかが分かります。

かりそめ天国のイラストはAIになってほしくない

今回あらためて『かりそめ天国』の絵師が気になったきっかけの一つが、Xで見かけた「かりそめ天国のイラストがAIになったら泣いてしまうかもしれない」という趣旨の投稿でした。

ここで注意したいのは、番組がイラストを生成AIに変更すると発表した事実は確認できないということです。

「AIになるらしい」というニュースが出ているわけでもありません。2026年にも雑賀さん本人が『かりそめ天国』のイラスト制作について発信しており、ラフ、線画、色塗りといった制作工程や、一緒に制作したイラストレーターを紹介しています。

そのため現在、「AIに変わるのでは」と心配するような状況ではありません。

それでも「AIになってほしくない」という気持ちは、番組を見ていると分かる気がします。

『かりそめ天国』のイラストは、単にマツコさんや有吉さんの発言を絵に置き換えているだけではありません。

「もしこんな人がいたら」「昔こんなことがあった」「こんな店がありそう」といった、映像としては存在しない話まで一枚の絵にしてしまいます。人物の表情や服装、小物、背景にも細かな遊びがあり、時にはトークそのもの以上にシュールな仕上がりになることもあります。

生成AIによる画像を目にする機会が増えた今だからこそ、「この絵は誰が描いているんだろう」と描き手に目が向くのかもしれません。

なぜ「かりそめ天国の絵」は印象に残るのか

『かりそめ天国』のイラストが印象に残る大きな理由は、説明用の挿絵にとどまっていないからでしょう。

マツコさんと有吉さんのトークでは、昔の思い出や日常の細かな出来事、頭の中で想像した話が頻繁に登場します。当然、その場面を撮影した映像はありません。

そこにイラストが入ることで、視聴者も二人が頭に思い浮かべている世界を一緒に見ることができます。

さらに雑賀さんたちの絵には、発言をそのまま再現するのではなく、「この話ならこう描いたら面白い」という描き手側の解釈も感じられます。

2017年の番組スタートから長く制作に携わってきた雑賀さんだからこそ、マツコさんや有吉さん、そして『かりそめ天国』らしい見せ方が積み重なってきたのでしょう。

『かりそめ天国』の絵師は、雑賀建郎さんを中心としたイラストチームです。2023年には一時休養し室木おすしさんが代打を務めた時期もありましたが、現在は雑賀さんが復帰し、仲原チトさんや原郷瑞希さんらと制作を続けています。

AIに変わる予定があるわけではありませんが、この独特なイラストはこれからも人の手で描き続けてほしいもの。次に番組を見るときは、マツコさんと有吉さんのトークだけでなく、その話がどんな一枚の絵になるのかにも注目したくなりますね。

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