仮面武闘会2はなぜ復活?チバニャンとヒカルの関係、溝口勇児の出演理由

ヒカルさんと怪盗ピンキーさんのユニット「カルxピン」が、2026年10月21日に『仮面武闘会2』を公開しました。8年前の曲がまさかの続編に。しかも作ったのはチバニャンさんで、MVの終盤には実業家の溝口勇児さんまで登場します。

なぜこの組み合わせになったのでしょうか。鍵を握るのは、前作を長年ネタにされ続けてきたヒカルさんではなく、あの曲に強烈な衝撃を受けたチバニャンさんでした。

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仮面武闘会2はなぜ復活?仕掛け人はチバニャン

『仮面武闘会』は、ヒカルさんと怪盗ピンキーさんが組んだ「カルxピン」が2018年10月21日に公開した楽曲です。派手な逆光、独特のシンセサイザー、どこか気取ったダンス。その絶妙な雰囲気がネットで長くいじられ、8年後も話題に上る曲になりました。

続編のきっかけを作ったのが、Repezen Foxxの楽曲制作などで知られるチバニャンさん。2026年2月には前作のMVを取り上げ、自分がどれほど奇妙な曲を作ってもこの曲には勝てないという趣旨の投稿をしています。6月には続編の制作担当を明らかにしました。

制作密着動画でチバニャンさんは、初めて前作を聴いたときの衝撃を振り返っています。当初は音楽業界の先行きを心配するほどだったそうですが、曲が長く愛され、話題になり続けたことから、音楽を楽しむ大切さに気づかされたといいます。

つまり、単なる悪ふざけで復活させたわけではありません。プロの音楽制作者が、あえて「ダサいのに忘れられない」という前作の魅力を再現しようとした企画だったのです。

ヒカルさん自身は、公開時にXで「やりたくなかったけどチバニャンに何度もお願いされて仕方なくやりました」と投稿。10月7日の配信でも、周囲に強く勧められて決まったと話しています。嫌がるヒカルさんと、どうしても作りたいチバニャンさん。この温度差も今回の面白さでしょう。

しかもMVの公開日は、前作とまったく同じ10月21日。撮影には前作と同じ六本木のクラブや監督が起用されました。偶然の復活というより、8年前を意識した続編です。

ヒカル公式YouTube『仮面武闘会2』MVを見る

チバニャンとヒカルはなぜコラボ?ピンキーはどう思っている?

チバニャンさんは、旧レペゼン地球・Repezen Foxxの楽曲を手がけてきたトラックメイカーです。今回の『仮面武闘会2』では、作詞・作曲・編曲に加えてプロデュースも担当。ヒカルさんとピンキーさんが歌い、チバニャンさんが制作を主導する形になりました。

ポイントは、ヒカルさんが音楽活動を本格再開したから組んだ、という話ではないことです。むしろチバニャンさんが前作に特別な思い入れを持ち、ヒカルさんたちに続編を持ちかけたという流れです。

一方、怪盗ピンキーさんは今回の復活を素直に喜んでいます。自身の動画では、再びヒカルさんと音楽を作れるとは思わなかったと語り、撮影中はヒカルさんにも笑顔が増えていたと振り返りました。

カルxピンは2020年4月に解散していますが、今回の再結成は期間限定。2026年11月21日に東京ガーデンシアターで開催予定の「ヒカルフェス2026」でも楽曲を披露する予定です。今後ずっと活動を続けるという発表ではありません。

ちなみにヒカルさんは2026年3月、前作について今も月15万円ほどの収益があると明かしたことが報じられています。本人には黒歴史のような曲でも、視聴者にとっては何度も見返したくなる作品。そんなねじれが、続編誕生の土台にあったのでしょう。

溝口勇児はなぜMVに出演?意外な役割と撮影の裏側

今回、最も驚いた人が多そうなのが溝口勇児さんの登場です。BreakingDownなどで知られる実業家が、なぜ突然『仮面武闘会2』で踊っているのでしょうか。

制作密着動画によると、出演を提案したのはチバニャンさん。『仮面武闘会』の世界観を秘密結社のように見せたかったそうで、ヒカルさんとピンキーさんがいるパーティーに第三者が乱入し、仲間として迎えられるという構想を立てていました。その「3人目」に選ばれたのが溝口さんです。

溝口さんは現場で、今回もダサいMVなのかと確認。チバニャンさんから肯定されると、かっこいいMVなら自分は呼ばれないだろうと冗談を飛ばしました。振り付けも十分に覚えておらず、現場で慌てて練習する様子が密着動画に収められています。

つまり、溝口さんはカルxピンに正式加入したわけではなく、MVのサプライズゲスト。動画概要欄でも「Special Thanks」として名前が掲載されています。

ヒカルさんと溝口さんには、経営者向け番組『REAL VALUE』などを通じた接点もあります。ただし今回の配役について制作側が説明しているのは、あくまでチバニャンさんの演出案です。仕事上の関係だけを出演理由とするのは少し違います。

さらに、2026年夏にはチバニャンさんによる溝口さんのモノマネもSNSで話題に。この流れを知る人にとっては、本人がMVに登場する展開も笑いどころになったようです。

制作密着動画は、チバニャンさんの公式YouTubeチャンネル「チバニャンの波動チャンネル」で公開されています。タイトルは「【完全密着】仮面武闘会2の制作裏側を全て公開します。【ヒカル/ ピンキー】」です。

仮面武闘会3もある?8年後の続編構想まで

今回のMVは、ただ昔の曲を作り直した作品ではありません。8年間いじられ続けた前作の逆光やダンス、妙に大げさなパーティー感を、あえて引き継いでいます。

制作密着ではチバニャンさんが、また8年後に『仮面武闘会3』を作るという冗談交じりの構想も口にしていました。もちろん現時点で次回作が決まったわけではありませんが、こんなふうに何年も話題にできる曲は珍しいものです。

ヒカルさんは乗り気ではなかったと言い、ピンキーさんは大喜び。そしてチバニャンさんは全力で「あの頃のダサさ」を作り直し、溝口さんまで巻き込んでしまいました。

なぜ復活したのか。その答えは、誰かが音楽活動を再開したかったからというより、8年前の一曲をいまだに面白がっている人たちがいたから。『仮面武闘会2』は、その長すぎる余韻から生まれた続編なのかもしれません。

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