2026年10月19日、秋篠宮家の次女・佳子さまが初めて青森県を訪問されました。空手の試合を観戦し、弘前市ではリンゴの収穫を体験。そんな一日の装いで注目を集めたのが、耳元に輝く津軽塗のイヤリングです。
実はこのイヤリング、前年の大阪・関西万博での出会いから生まれたご縁の品。着用が報じられると注文が急増したといいます。さらに、弘前市りんご公園では佳子さまのお印「ゆうな」の花を描いたリンゴも登場しました。
イヤリングはどこのブランドなのか。リンゴに込められた意味とともに、青森訪問のエピソードを紹介します。
佳子さまの津軽塗イヤリングはどこのブランド?
佳子さまが着用されたのは、津軽塗ブランド「KABA(カバ)」のアクセサリーシリーズ「SUCOSi(スコシ)」のイヤリングです。青森朝日放送が2026年10月19日に紹介しています。
津軽塗といえば、漆を塗り重ねて研ぎ出す、手間のかかる青森の伝統工芸。お椀やお盆の印象が強いかもしれませんが、SUCOSiではその技術を日常使いしやすいアクセサリーに生かしています。
ブランド名のKABAもユニークです。津軽塗には、何度も塗り重ねる工程から「馬鹿塗り」という通称があり、その「BAKA」を逆から読んだのが名前の由来。KABAのプロデューサー・池田守之さんは、津軽塗を違う視点から提案したいという思いを地元テレビ局に語っています。
大阪・関西万博での出会いがきっかけ
イヤリングをめぐる話は、2025年の大阪・関西万博にさかのぼります。佳子さまが津軽塗の製作体験に参加された際、地元の伝統工芸士らとの交流がありました。そのご縁でイヤリングが贈られたと報じられています。
2026年2月、秋篠宮邸で伝統工芸士らと懇談された際には、佳子さまが赤い津軽塗のイヤリングを着用。製作に携わった職人は、実際に身に着けてもらえたことを大変光栄に感じたと取材に答えています。
そして同年10月、津軽塗の産地である青森への初訪問でもイヤリングを着用されました。贈り物が一度きりの記念品ではなく、その後も大切に使われていると知れば、作り手の喜びもひとしおでしょう。
着用後に人気急上昇!どこで買える?
青森朝日放送によると、佳子さまの着用が話題になった後、SUCOSiの売り上げが大きく伸びました。2026年2月の売り上げは、前年の年間売り上げのおよそ4倍に達したと伝えられています。
10月19日の報道時点では、オンラインストアで3〜4か月待ちになるほどの人気でした。弘前市のgallery CASAICOなどが取り扱い店舗として紹介されています。
ただし、同じデザインや色の在庫、現在の価格は変わる可能性があります。購入を検討する場合は販売店の最新情報を確認してください。
職人の思いや反響は、青森朝日放送の特集記事で詳しく紹介されています。
佳子さまのお印「ゆうな」がリンゴに!どんな意味がある?
10月19日午後、佳子さまが訪れたのは弘前市りんご公園。ここでは、特別な模様をあしらったリンゴが用意されていました。
その模様は、佳子さまのお印である「ゆうな」の花です。皇族の「お印」は、それぞれの方に定められた植物などのしるしで、持ち物の目印にも使われます。
用意されたリンゴの品種は「陸奥」。表面に貼ったシールを剥がすと、赤く色づいた皮に黄色い花の模様が浮かび上がる仕組みです。佳子さまは花を見て「すごいですね、すてきですね」と笑顔を見せられました。
リンゴの名産地ならではの技術で、お印の花を表現する。派手な演出ではありませんが、相手を思って用意されたことが伝わる、温かな歓迎ですね。
収穫したのは「ひろさきふじ」
絵入りリンゴを見た後は、園内の畑で収穫体験も行われました。佳子さまが枝から収穫されたのは「ひろさきふじ」で、読売新聞によると3個の実を摘み、香りも楽しまれたそうです。
また、約1.2キロの大きなリンゴ「世界一」を手に取る場面もありました。大きさや重さに驚かれた様子が伝えられています。
リンゴの栽培について説明を受けた際には、生産者の苦労にも思いを寄せられました。青森県りんご協会の福士一史会長によると、佳子さまはおいしいリンゴへの感謝を伝え、これからも生産指導を頑張ってほしいと激励されたといいます。
収穫体験の様子は青森朝日放送のニュースでも紹介されています。
佳子さまはなぜ青森を訪問?空手観戦から国スポ閉会式へ
今回の青森訪問の目的は、第80回国民スポーツ大会「青の煌めきあおもり国スポ」への出席と、地域の視察です。青森県によると、佳子さまが県を訪れるのは今回が初めてでした。
19日には弘前市の青森県武道館で空手道の組手団体戦決勝を観戦。全日本空手道連盟の笹川善弘会長から説明を受けながら試合を見守り、ポイントが入るたびに拍手を送られていました。
会場で観客がスティックバルーンを使って応援する様子には「盛り上がっていますね」と話されたそうです。
翌20日には青森市で行われる国スポ総合閉会式への出席や、三内丸山遺跡センターなどの視察が予定されていました。また青森県は、24〜25日にも全国障害者スポーツ大会への出席などのため再訪される日程を発表しています。
スポーツの熱戦を見守り、農業に携わる人々の話を聞き、地元の工芸品を身に着ける。青森のさまざまな魅力に触れる訪問となりました。
とりわけ印象的なのは、前年の万博で生まれた職人とのご縁が、今回の青森訪問へとつながったことです。津軽塗のイヤリングも、お印の花が浮かぶリンゴも、地域の人々が受け継いできた技術と心遣いを感じさせるエピソードでした。