timeleszの猪俣周杜さんが傷害の疑いで逮捕され、東京湾岸警察署から送検されたことが報じられました。
そこで気になるのが、「なぜ湾岸署なの?」という点です。
東京湾岸署といえば、沢尻エリカさんやASKAさん、酒井法子さん、清原和博さんなど、過去にも著名人が留置されたことで知られる警察署。
そのため「芸能人だから湾岸署に入ったのでは?」と思ってしまいますが、今回の猪俣さんについては、もっとシンプルな理由がありました。
猪俣さんが湾岸署にいる理由と、なぜ同署が「芸能人御用達」と呼ばれるようになったのかを整理します。
猪俣周杜はなぜ湾岸署?事件現場の辰巳が管轄だった
猪俣周杜さんは2026年9月19日、知人女性に対する傷害の疑いで警視庁に逮捕されました。
日刊スポーツなどの報道によると、事件があったとされているのは9月18日午後10時30分ごろ。
東京都江東区辰巳にあるコンビニエンスストアの駐車場に止めた車内で、知人女性と口論になり、女性の顔を殴った疑いが持たれています。
猪俣さんは警察の調べに対し、「手が当たってしまったかもしれない」などと説明し、容疑を否認していると報じられています。
そして9月20日、猪俣さんは東京湾岸警察署から東京地検へ送検されました。
「また有名人が湾岸署」と感じた人もいるかもしれません。
しかし警視庁が公開している東京湾岸警察署の管轄を見ると、江東区の辰巳1丁目~3丁目はすべて東京湾岸警察署の管轄となっています。
さらに辰巳1丁目には、東京湾岸警察署の「辰巳交番」もあります。
つまり今回については、猪俣さんが芸能人だから特別に湾岸署が選ばれたと考えるより、事件が発生したとされる場所が、もともと東京湾岸署の管轄だったという事情をまず押さえておく必要があります。
一方、逮捕後の留置先は必ず事件現場を管轄する警察署になるとは限りません。
過去には別の地域で逮捕された芸能人が湾岸署へ移送されたケースもあり、ここから「芸能人御用達」というイメージが定着していったようです。
東京湾岸署はなぜ「芸能人御用達」と呼ばれる?
東京湾岸警察署は2008年、江東区青海に新設された警察署です。
芸能ニュースを長く見ている人なら、逮捕された芸能人が湾岸署から出てきて、多数のカメラの前で頭を下げる映像を一度は見たことがあるのではないでしょうか。
実際、過去には次のような著名人が東京湾岸署に留置されたと報じられています。
- 酒井法子さん
- ASKAさん
- 清原和博さん
- ピエール瀧さん
- 田口淳之介さん
- 小嶺麗奈さん
- 沢尻エリカさん
- 槇原敬之さん
- 伊勢谷友介さん
- 伊藤健太郎さん
事件の内容や捜査機関はそれぞれ異なるため、「芸能人は必ず湾岸署」というルールがあるわけではありません。
それでも湾岸署がたびたび利用されてきた理由について、過去の報道ではいくつかの特徴が指摘されています。
ひとつは留置施設の規模です。
FRIDAYデジタルは2020年、湾岸署について192人を収容できる警視庁最大級の留置施設だと報道。部屋数が多いため、著名人を単独の部屋に収容できる可能性が高いという関係者の説明を紹介しています。
もうひとつが周辺環境です。
東京湾岸署はお台場エリアの江東区青海にあり、署の前には比較的広い道路があります。
著名人が送検・釈放される際には、多数のテレビ局や新聞社、週刊誌などが集まります。
一般的な警察署の前に大勢の報道陣が押し寄せれば、歩行者や周辺住民、交通への影響も考えられます。
その点、湾岸署周辺は住宅や商業施設が密集した場所ではなく、報道陣が集まった場合にも混乱を抑えやすいと複数のメディアで報じられてきました。
実際、猪俣さんが2026年9月20日に送検された際にも、ORICON NEWSによると湾岸署には約50人の報道陣が集まっていたといいます。
こうした条件が重なり、「芸能人の留置先といえば湾岸署」という印象が広がったと考えられます。
有名人が留置された警察署は湾岸署だけではない
もちろん、逮捕された有名人が全員、東京湾岸署に留置されるわけではありません。
実際には原宿署や三田署など、別の警察署に留置された著名人もいます。
たとえば元モーニング娘。の吉澤ひとみさんは、2018年に道路交通法違反などの疑いで逮捕された際、原宿警察署に留置され、同署から送検されています。
俳優の永山絢斗さんも2023年、大麻取締法違反の罪で起訴された際には原宿署に留置され、同署から保釈されました。
一方、2009年に逮捕された酒井法子さんは、渋谷署で取り調べを受けた後、東京湾岸署へ移されています。
このように、捜査を担当する警察署と実際に留置される警察署が同じとは限りません。
そのため、「この事件は○○区で起きたから必ず○○署」「芸能人だから必ず湾岸署」と単純に決まるものではないようです。
なお、SNSでは「湾岸署には有名人がいる可能性が高い」といった話も見られますが、現在誰が留置されているかという情報が一般向けに一覧で公開されているわけではありません。
過去の報道実績から見ると東京湾岸署が突出して目立つのは確かですが、「行けば有名人がいる」と考えるのは少し違いそうです。
今回の猪俣周杜さんの場合、事件現場とされる江東区辰巳そのものが東京湾岸署の管轄でした。
その意味では、過去の芸能人のケースとは少し事情が異なります。
ただ、湾岸署は大規模な留置施設を持ち、周辺も比較的開けていることから、これまでも沢尻エリカさん、ASKAさん、酒井法子さんなど多くの著名人が留置されてきました。
「なぜ芸能人は湾岸署にいることが多いのか」という長年の疑問には、こうした施設の規模や立地、報道対応のしやすさなど、複数の事情が関係しているようです。
