King Gnuの井口理さんが、2026年10月16日放送開始のTBSドラマ『LOST10』で小児科医・吉野を演じています。病院での歩き方や子どもへの接し方など、自然な所作が気になった人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、井口さんが今回、実在する医師をモデルにしたという本人発言は確認できていません。一方、過去の映画では監督とのロケハンや日記を通じて役の内面を理解していたことが分かっています。演劇経験や過去の医師役とあわせて整理します。
井口理の『LOST10』医師役は誰かを参考にした?
『LOST10』で井口さんが演じる吉野は、飯豊まりえさん演じる田畠の娘の主治医である小児科医です。TBS公式サイトでも役柄が明記されています。
放送を見た視聴者の間では、病院内の歩き方や自然な振る舞いに注目する感想が見られました。ただし、SNS上の感想は演技の評価であり、実際に医師の動作を取材した証拠ではありません。
家族や知人に医師がいるのか、医療現場を見学したのか、医療監修から個別に指導を受けたのかについては、10月17日時点で確認できる本人・番組側の情報では明らかになっていません。身近な医師をモデルにしたと断定することはできません。
本人が今回のドラマについて語ったこと
出演発表時、井口さんは台本の緊張感や先の読めない展開に引き込まれたことをコメントしています。また、ドラマ『MIU404』でも仕事をした塚原あゆ子監督、新井順子プロデューサーとの再会にも言及しました。
自身の役柄については「ぜひ僕の演じる吉野のことも疑いながら(笑)」とコメント。サスペンス作品らしい含みのある言葉ですが、医師としての所作の作り方を説明したものではありません。
作品の最新映像や人物紹介は、TBS『LOST10』公式サイトで公開されています。
番組公式X:https://x.com/lost10_tbs
井口理はなぜ演技がうまい?本人が明かした役作り
井口さんの演技を考えるうえで重要なのが、2023年公開の主演映画『ひとりぼっちじゃない』です。この作品では、コミュニケーションが苦手な歯科医師・ススメを演じました。
監督とロケハンに同行し、人物の生活を考えた
映画.comのインタビューによると、井口さんは伊藤ちひろ監督のロケハンに同行しています。実際の場所に足を運んだ経験から、後になって役作りの意味が分かったと振り返っていました。
人物がどのような環境に身を置き、どんな気持ちで過ごしているのか。セリフ以外の部分も含めて考える姿勢がうかがえます。
日記を書くことで役の内面に近づいた
同作で特に興味深いのは、井口さんが日記を書いていたことです。もともとは伊藤監督が考えをノートに書くと聞いて真似したもので、最初から役作りを目的としていたわけではないそうです。
しかし、日記を書くうちに主人公ススメと自分が重なる感覚が生まれ、言葉にしない場面での感情を理解する助けになったと話しています。
2022年の東京国際映画祭の舞台あいさつでも、本人がこの方法に触れています。以下は、その発言を紹介するMANTAN TVの取材動画です。
もちろん、この日記の方法を『LOST10』でも採用したとは発表されていません。ただ、井口さんが役の心理や日常を丁寧に考えて演じてきた実例として参考になります。
井口理は藝大出身で演劇経験も豊富だった
井口さんは東京藝術大学音楽学部声楽科で学び、大学時代には劇団やミュージカルサークルにも参加していました。King Gnuの歌手として知られる以前から、舞台表現に触れていたのです。
声楽と演技は別の技術ですが、声の使い方、呼吸、言葉の届け方を学んだ経験は俳優としての表現を考えるうえでも興味深い経歴です。ただし、声楽を学んだから演技がうまいと単純に結びつけることはできません。
実は以前にも歯科医師を演じている
『ひとりぼっちじゃない』のススメは歯科医師。今回の『LOST10』の吉野は小児科医で、職種も性格も異なりますが、医療に携わる人物を演じるのは初めてではありません。
伊藤監督は井口さんが出演した映画『劇場』を見て、俳優として魅力を感じたことをインタビューで明かしています。『ひとりぼっちじゃない』では井口さんを想定した役作りも行われました。
さらにKing Gnu公式の所属レーベル発表によれば、『LOST10』は井口さんにとって初の連続ドラマレギュラー出演。これまでの映画や舞台の経験を経て、連続ドラマで継続的に役を演じる新たな機会になっています。
映画での役作りや舞台あいさつの様子をさらに知りたい人は、映画.comの井口理・伊藤ちひろ監督インタビューも参考になります。
井口さんの小児科医役がリアルに見える理由について、具体的なモデルや今回の練習方法はまだ明らかになっていません。それでも、過去に人物の暮らしや感情を深く考えて演じてきたこと、学生時代から演劇に親しんできたことは確かです。今後、本人が吉野の役作りを詳しく語る機会があれば、あの自然な所作の秘密も分かるかもしれません。
関連情報:『LOST10』公式サイト・最新予告
