LIGHTSUMはなぜ日本式アイドルに?CUBEの路線変更と2年間の空白

韓国の6人組ガールズグループ「LIGHTSUM(ライトサム)」が、日本式アイドルへの転身で注目されています。SNSでは「平成のJ-POPっぽい」「CUBEがこんな路線を?」という声も。いったい何があったのでしょうか。

結論からいうと、路線変更は所属事務所CUBE Entertainmentの提案によるもの。約2年間、新曲を出せなかったLIGHTSUMが、日本の「カワイイ」を取り入れて再出発するという、かなり大胆なプロジェクトです。

しかも、きっかけの一つはCUTIE STREETの韓国での人気。2021年のデビューステージと現在の姿を見比べながら、転身の理由をたどります。

目次

LIGHTSUMはなぜ日本式アイドルに?CUBEが提案した理由

LIGHTSUMは2021年6月10日に韓国でデビューしたグループです。歌やダンスの実力を磨き、活動を続けてきましたが、2024年8月の「POSE!」以降、グループ全員での新曲発表は約2年間途絶えていました。

その状況を変えるために提示されたのが、日本式アイドルへの方向転換です。2026年8月にABEMAで始まった全7話のドキュメンタリー『Re:Idol』では、メンバーが戸惑いながらも新しいスタイルを学ぶ様子が描かれています。

番組によると、CUBEの副社長が日本人メンバーのヒナに、CUTIE STREETが韓国でも人気を集めていることを背景に「カワイイ」コンセプトで再び活動する案を伝えました。

つまり、SNSで面白がられるためにわざと奇抜な格好をした、という話ではありません。日本のアイドル文化を取り入れる方針自体が、事務所主導で進められた本格的な再出発だったのです。

もちろん、本人たちにとっては簡単な決断ではなかったはず。韓国で積み重ねてきた表現を変えることになるからです。番組では「どんな形であっても活動したい」という切実な思いも紹介されました。

ABEMA『Re:Idol』で再出発の経緯を見る

2021年のデビュー曲「Vanilla」は平成J-POP風?

SNSで見かける『M COUNTDOWN』のカラフルな衣装のステージは、2021年のデビュー曲「Vanilla」の映像です。2026年に新しく撮影されたステージではありません。

ふんわりした衣装、明るい表情、弾けるような振り付け。最近のクールなK-POPを思い浮かべると、確かに懐かしい日本のアイドルを連想するかもしれません。

ただ、これは当時の正式なデビューコンセプト。LIGHTSUMはもともと、かわいらしいポップさを持っていたグループでもあります。

YouTubeで「Vanilla」の『M COUNTDOWN』ステージを探す

その後は「VIVACE」「ALIVE」「Honey or Spice」「POSE!」などを発表し、より力強いダンスや大人っぽい表情も見せてきました。今回の転身は、単純に2021年の姿へ戻ったのではなく、日本市場に合わせて「カワイイ」を再構築する挑戦といえそうです。

LIGHTSUMのメンバーは6人!日本人ヒナも参加

LIGHTSUMは当初8人でデビューしましたが、2022年10月にフィヨンとジアンが脱退。現在はサンア、チョウォン、ナヨン、ヒナ、ジュヒョン、ユジョンの6人です。

このうちヒナは日本人メンバー。韓国で活動してきた彼女が、日本のアイドル文化を取り入れる転身に向き合う姿も『Re:Idol』の見どころになっています。

グループ名のLIGHTSUMは「LIGHT(光)」と「SUM(集める)」を合わせたもの。光を集めてポジティブなエネルギーを届けるという意味が込められています。

2026年の日本デビュー後はどうなった?

2026年9月23日、LIGHTSUMは日本メジャーデビューミニアルバム『Re:idol』を発売しました。収録曲は「どうして」「Fallin’ World」「Stop and Go」「POSE! (Kawaii ver.)」「夜を歩く君へ」の5曲です。

タイトル曲「どうして」の振り付けでは、YOASOBI「アイドル」や日本のアイドルグループの振り付けを手がけた、らん先生とも協力。衣装だけでなく、動きや表現まで日本式のかわいさを研究していることが分かります。

所属事務所の発表によると、アルバムはオリコンのデイリーアルバムランキング4位、週間ランキング20位を記録しました。10月にはFM大阪で『LIGHTSUMのRe:Radio』もスタート。さらに12月28日には東京・Spotify O-EASTでショーケースが予定されています。

LIGHTSUM日本公式サイトで最新活動を確認する

LIGHTSUMの路線変更は成功する?

韓国のアイドルが日本に進出すること自体は珍しくありません。でも、日本のアイドル文化に合わせてグループの見せ方を大きく変えるというのは、なかなか思い切った試みです。

一方で、2021年の「Vanilla」を見れば、LIGHTSUMがもともと明るいポップな表現を得意としていたことも分かります。韓国で培ったパフォーマンス力と、日本の「カワイイ」をどう両立させるのか。そこが彼女たちの見どころでしょう。

約2年間の空白を経てつかんだ新しい活動の機会。過去の映像がSNSで再注目されることも、まだLIGHTSUMを知らなかった人に届くきっかけになりそうです。

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