山本祐大の「DeNAは敵」発言の真相!古巣との関係やトレード理由

ソフトバンクの山本祐大選手が古巣DeNAに「敵なので」と発言したことが、日本シリーズを前に話題になっています。DeNAを嫌いになったのでしょうか。

実際には、この言葉は2026年6月の交流戦後に出たもの。移籍後も牧秀悟選手や佐野恵太選手との親交は続いています。発言の前後関係と、正捕手が突然トレードされた理由、東克樹投手との別れまで振り返ります。

目次

山本祐大の「DeNAは敵」発言はいつ?

「敵なので」という言葉が飛び出したのは、2026年10月の日本シリーズ直前ではありません。6月5日、ソフトバンクがDeNAに3対8で敗れた交流戦の試合後でした。

山本祐大選手は直前の中日戦で左手有鉤骨を疲労骨折し、移籍後初の古巣戦に出場できませんでした。ベンチから敗戦を見届けた山本選手は「普通にムカつきますね。敵なので。自分が出て抑えたかった」と悔しさを口にしています。

この発言はDeNAの選手やファンへの悪口ではなく、試合に出られなかった捕手の悔しさを語ったものと読むのが自然です。「敵」という強い一言だけが切り取られると、印象が変わってしまいます。

山本祐大はDeNAを嫌いになった?牧秀悟や佐野恵太との関係

答えを探すうえで参考になるのが、10月19日の本人のコメントです。日本シリーズでの対戦について「深い感情はない」と語る一方、古巣との初対戦は「すごく楽しみ」とも話しています。

しかも、DeNAの選手たちと疎遠になったわけではありません。牧秀悟選手とは日本シリーズ進出が決まる前にも食事に行き、牧選手や佐野恵太選手とは今でもよく連絡を取っているそうです。

ユニホームが変われば、試合では勝たなければならない相手になる。それでも、一緒に戦った仲間との友情は続く。山本選手の言葉は、その二つをきちんと分けて考えると理解しやすいでしょう。

なぜDeNAからソフトバンクへトレードされた?

山本選手は2026年5月12日、ソフトバンクの尾形崇斗投手、井上朋也内野手との1対2の交換トレードで移籍しました。DeNAで正捕手を務め、2024年にはベストナインとゴールデン・グラブ賞を獲得した選手だけに、シーズン途中の発表は驚きを呼びました。

では、DeNAは山本選手を手放したかったのでしょうか。木村洋太球団社長の説明はむしろ逆です。積極的に放出する考えはなかったものの、先発投手の層を厚くすることが急務で、ソフトバンクから山本選手への強い獲得希望があったと明かしました。

DeNAが期待したのは、力のある直球を投げる尾形投手と、将来の中軸候補である右打者・井上選手。捕手を補強したいソフトバンクと、投手力や長打力を強化したいDeNAの事情が重なったトレードでした。

もちろん、山本選手が戦力として評価されていなかったわけではありません。木村社長は長年の貢献に感謝を伝え、移籍後の活躍にも期待を寄せています。

移籍時には東克樹との別れに寂しさも

トレードを知らされたのは発表当日の朝。山本選手自身も驚いたといいます。特に心に残ったのが、DeNAのエース・東克樹投手との別れでした。

2023年には最優秀バッテリー賞を受賞した二人。山本選手にとって東投手は、1軍に定着するきっかけを作ってくれた存在です。しかもトレード当日は東投手の登板日。もう一度バッテリーを組めないことに、思わず胸が詰まったと語っています。

こうしたエピソードを知ると、後に口にした「敵なので」という言葉も、古巣への恨みと短絡的に結びつけるべきではないことが分かります。別れを惜しむ気持ちがあったからこそ、新しいチームでは全力で勝負する。その姿勢もまたプロらしいものです。

日本シリーズで古巣DeNAと初対戦へ

2026年の日本シリーズは10月24日、横浜スタジアムで開幕します。山本選手にとっては、ソフトバンク移籍後初めてDeNAとグラウンドで対戦する機会です。

2024年、DeNAが日本一になった際は右尺骨の骨折で日本シリーズにベンチ入りしながら出場できませんでした。2026年6月の交流戦も故障で欠場。古巣との対決だけでなく、自身初の日本シリーズ出場という意味でも大きな舞台になります。

ソフトバンク加入後は55試合に出場し、打率.267、6本塁打、41打点。クライマックスシリーズのファイナルステージでも3試合すべてで先発マスクをかぶりました。小久保裕紀監督も、山本選手が対戦相手をよく知っていることに期待を寄せています。

ただし、山本選手がDeNAの打者を知るのと同じように、DeNA側も山本選手のリードや打撃を知っています。お互いをよく知るからこそ、短期決戦の駆け引きが見どころになりそうです。

まとめ:古巣への友情と勝負は別

山本祐大選手の「DeNAは敵」発言は、6月の交流戦で出場できず敗れた悔しさから出たものでした。10月の日本シリーズを前に新たに挑発した発言ではありません。

移籍後も牧秀悟選手や佐野恵太選手との交流は続いており、トレード時には東克樹投手との別れも惜しんでいました。DeNAを嫌いになったと判断できる材料は見当たりません。

横浜で育った捕手が、今度はソフトバンクの一員として横浜スタジアムに戻ってくる。試合の結果はもちろん、古巣の選手たちとどんな勝負を見せるのかにも注目です。

参考:日刊スポーツ(10月19日)/DeNA球団公式/デイリースポーツ/NPB日本シリーズ2026

  • URLをコピーしました!
目次