女子走り幅跳びの榎本樹羅(えのもと・じゅら)さんが、2026年10月20日に話題になっています。きっかけは、すっぴんからメイク後、そしてユニホーム姿へと変化するInstagramの動画。「アイドルみたい」と驚く声も上がりました。
実は榎本さん、SNSの総フォロワーが11万人を超える人気アスリート。筋肉を生かした「ムキ子」のキャラクターでも親しまれています。しかし、かわいらしい投稿だけで注目されたわけではありません。大学では陸上部の主将を務め、日本インカレでも入賞した実力者です。
そんな榎本さんがなぜ人気なのか。陸上の経歴や意外な素顔、そして間近に迫った競技活動の区切りまで紹介します。
榎本樹羅はなぜ人気?「ムキ子」の愛称と変身動画
榎本さんの魅力は、鍛え上げられた筋肉と、飾らない明るさの組み合わせにあります。本人もアスリート向けサイト「ASFAN」で、自らを「陸上界の愛されムキ子」と紹介しています。
10月20日付の日刊スポーツが取り上げたのは、Instagramに投稿された十数秒の変身動画。すっぴん姿からメイク後の顔、立命館大学のユニホーム姿へと切り替わる内容で、「かわいい」「ユニホームが似合う」といった反応が寄せられました。
競技場では力強く跳び、SNSではメイクやファッションも楽しむ。そのギャップが、陸上ファン以外にも届いているのでしょう。
筋肉を隠さず、自分らしさに変えた
「ムキ子」という愛称の正確な命名者や誕生時期は確認できませんが、本人も積極的に使っている呼び名です。
榎本さんのSNSでは、肩や腕の筋肉が目立つ写真もたびたび話題になります。ファッションを楽しむ一方で、鍛えた体も自分の個性として見せているところが印象的です。
ただ、注目されることに最初から慣れていたわけではありません。10月14日付のTHE ANSWERの取材では、知らない人からコメントが届くことに当初は怖さを感じていたと明かしています。
今では心ない声も前向きに受け止められるようになったそう。社会人になってからSNS発信に力を入れた目的も、自分だけでなく所属チームや陸上競技のファンを増やすことでした。
人気者になるためだけの投稿ではなく、競技の魅力を広めるための発信。その姿勢を知ると、明るい動画の見え方も少し変わりますね。
榎本樹羅の経歴がすごい!立命館大学の元主将
榎本さんは2001年5月3日生まれ、兵庫県加古川市出身。2026年10月現在25歳です。四国学院大学香川西高校から立命館大学へ進み、現在はアストライア明石ACに所属しています。
- 名前:榎本樹羅(えのもと・じゅら)
- 生年月日:2001年5月3日
- 出身地:兵庫県加古川市
- 出身高校:四国学院大学香川西高校
- 出身大学:立命館大学
- 所属:アストライア明石AC
- 専門種目:走り幅跳び
- 走り幅跳び自己ベスト:5m92
本人がMELOSに寄稿したコラムによると、生まれたときの体重は4010グラム。小学生時代は吹奏楽に取り組み、陸上とは無縁だったそうです。
陸上を始めたのは中学生になってから。朝練が嫌だったことや、足が少し速かったことがきっかけだったと、本人のASFANプロフィールで明かしています。
そこから全国大会で活躍する選手になるのですから、人生は何がきっかけになるか分かりません。
高校時代から全国入賞、大学では主将に
高校時代には2018年の福井国体で走り幅跳び5位、U18日本選手権で7位に入賞。2019年のU20日本選手権でも8位に入りました。
立命館大学進学後も、2021年の日本インカレ4×100mリレーで2位、2022年には同種目で5位。そして2023年には走り幅跳びで7位に入賞しています。
大学では女子陸上部の主将も経験しました。個人種目で結果を追いながら、チームをまとめる立場も担っていたのです。
本人が立命館大学陸上競技部のnoteに寄せた文章からは、仲間とともに競技に向き合ってきた思いが伝わってきます。
テレビでも「陸上界の愛されムキ子」に
榎本さんはSNSだけでなく、テレビにも活動の場を広げています。2024年末にはTBS系「オールスター体育祭」に出演し、「陸上界の愛されムキ子」と紹介されたこともあります。
アスリートとしての力強さに加え、表情豊かで親しみやすいキャラクター。短い動画やテレビの出演シーンでも印象に残りやすい理由が分かる気がします。
ただし、SNS総フォロワー11万人超という数字は複数のSNSを合わせたものです。Instagram単独のフォロワー数と混同しないようにしたいところです。
榎本樹羅は2026年で引退?今後の活動は
人気が広がる一方で、榎本さんは第一線の競技活動に区切りをつける予定です。
THE ANSWERの10月14日付インタビューによると、2026年10月24・25日に開催される香川カーニバルを節目にするとのこと。10月20日時点では、まだその大会を迎えていません。
高校時代に5m92を跳び、社会人になってからも自己ベスト更新を目指してきた榎本さん。競技に打ち込んできた年月を考えると、大きな決断だったことがうかがえます。
引退後は次世代の育成にも意欲
競技生活に区切りをつけても、榎本さんの発信が終わるわけではありません。本人は今後もSNS活動を続け、次世代の育成に力を入れる意向を示しています。
現時点で具体的な指導先や勤務先までは確認できていませんが、大学の主将経験や全国大会での実績は、これから陸上を始める子どもたちにとっても貴重な財産になりそうです。
榎本さんは以前、スポーツメディアMELOSで「陸上競技を人気スポーツにするぞ!」というコラムも担当していました。SNSで自分を知ってもらうことが、陸上に興味を持つ入り口になる。そんな活動を長く続けてきた選手でもあります。
今回の変身動画で初めて榎本さんを知った人が、走り幅跳びの試合にも関心を持つとしたら、それこそ本人が目指してきたことなのかもしれません。
まとめ
榎本樹羅さんが人気を集める理由は、筋肉とメイクのギャップだけではありません。全国大会で結果を残し、大学では主将を務め、その経験を明るく発信してきたことも大きな魅力です。
2026年10月24・25日の香川カーニバルを区切りに、第一線の競技活動から退く予定ですが、SNSや次世代育成への意欲は変わりません。
これからは選手としてだけでなく、陸上の楽しさを伝える存在としても活躍が期待されます。