2026年10月9日放送の『それSnow Manにやらせて下さい』(それスノ)で、DA PUMPの「Rhapsody in Blue」がダンスの課題曲として登場しました。
Snow ManやTravis Japanの松倉海斗さん、ACEesの浮所飛貴さんが1998年の振り付けに挑戦。Xではダンス映像が拡散され、初期DA PUMPへの関心も高まっています。
実はDA PUMP自身も現在、昔の振り付けを取り入れた全国ツアーの真っ最中。メンバーが自分たちで作り上げてきたダンスや、ISSAさんの生歌へのこだわり、そして事務所の垣根を越えた今回の企画について振り返ります。
DA PUMPのダンスがそれスノで再注目!何が起きた?
10月9日の『それスノ』「ダンスノ完コピレボリューション」では、DA PUMPが1998年に発売した「Rhapsody in Blue」が課題曲に選ばれました。
Snow Manの深澤辰哉さん・阿部亮平さん、STARTOダンス選抜チームの松倉海斗さん・浮所飛貴さんらが挑戦し、いずれも完コピ判定に。28年前の楽曲の振り付けが、今のテレビのダンス対決で披露されたのです。
放送翌日の10月10日には、松倉さんと浮所さんの踊る映像を紹介したXの投稿が広がりました。10月14日に確認したスクリーンショットでは約125万回表示、約1万4000件のいいねを記録しています。
これは一つの投稿の数字で、SNS全体の流行規模を示すものではありません。それでも、放送後にダンスが多くの人の目に触れたことは確かです。
「Rhapsody in Blue」のDA PUMP公式MVはこちら
「Rhapsody in Blue」は1998年6月24日発売の5枚目のシングルで、同年の紅白歌合戦でも披露された初期の代表曲。懐かしいと思う方も、初めて知った方も、まずはavexの公式MVを見てみると、当時の4人の雰囲気がよく伝わります。
DA PUMP「Rhapsody in Blue」公式MV(avex公式YouTube)
DA PUMPは当時から自分たちで振り付けを考えていた
初期DA PUMPは1997年、ISSA、KEN、YUKINARI、SHINOBUの4人でデビューしました。ストリートダンスをベースにしたパフォーマンスと、歌やラップを組み合わせたスタイルが特徴です。
特に注目したいのは、ダンスの振り付けにメンバー自身のアイデアが生かされていたこと。
ISSAさんは2023年のTOKYO FM『木村拓哉 Flow』で、自身とKENさんが以前からストリートダンスを経験しており、結成当初から振り付けについて話し合い、意見を出し合えたと振り返っています。
もちろん、すべての曲を4人だけで振り付けたという意味ではありません。それでも、用意された振り付けを踊るだけでなく、メンバー自身がダンス作りに深く関わっていたことが分かります。
ISSAは激しく踊りながら生歌にもこだわってきた
DA PUMPのもう一つの魅力は、ISSAさんの歌唱力です。激しいダンスをしながら歌声を安定させるのは簡単なことではありません。
ISSAさんは歌唱に関するインタビューで、踊りながら歌う際の呼吸や体の使い方、ライブで自分の声を届けることについて語っています。
過去のテレビ出演がすべて生歌だったと断定することはできませんが、ダンスと生歌の両立を長年磨いてきたのは、DA PUMPの大きな強みといえるでしょう。
初期の代表曲には、デビュー曲「Feelin’ Good ~It’s PARADISE~」、「ごきげんだぜっ!~Nothing But Something~」、「Love Is The Final Liberty」、そして「if…」などがあります。
昔の振り付けを今のDA PUMPが再現!2026年ツアー開催中
驚くのは、今回の『それスノ』と同じ時期に、DA PUMP自身も初期の楽曲や振り付けに改めて向き合っていることです。
2026年8月から開催している全国ツアー「LIVE DA PUMP 2026 ROAD 2 DA 30th」は、1997年のデビューから2005年までの楽曲を中心にした内容。2027年のデビュー30周年へ向かう特別なツアーです。
avexが公開した8月8日の初日レポートによると、「Feelin’ Good ~It’s PARADISE~」「Com’on! Be My Girl!」「CORAZON」などでは、当時の振り付けやライブ演出を現在の6人で再構成。
過去のライブ映像を見ながら振り付けを起こし、ISSAさんを中心にメンバー全員で時間をかけて作り上げたそうです。
つまり、昔のダンスがテレビで話題になっているだけではありません。オリジナルを知るISSAさんと今のメンバーが、そのダンスを現役のステージでも踊り継いでいるのです。
公式発表では、10月14日に東京・LINE CUBE SHIBUYA、10月19日に兵庫・神戸国際会館、11月7日に埼玉、11月29日に大阪での公演も案内されています。日程や販売状況はDA PUMP公式のツアー案内で確認できます。
旧ジャニーズ勢がDA PUMPのダンスを踊った意味とは?
当時の男性グループを知る人にとっては、今回の『それスノ』に別の感慨もあるかもしれません。
1990年代後半から2000年代、DA PUMPと旧ジャニーズ事務所所属の男性グループは、テレビや音楽市場で競合する存在でした。2018年には、音楽番組への出演をめぐる事務所間の事情について週刊誌などが報じたこともあります。
ただし、DA PUMPが旧ジャニーズ事務所のせいで売れなかった、と断定するのは正確ではありません。DA PUMPは当時からヒット曲を出し、紅白歌合戦にも5年連続で出場した人気グループです。テレビ出演への影響がどの程度あったのかも、報道だけで一律には判断できません。
その後、2018年の『音楽の日』ではDA PUMPがSMAPの「世界に一つだけの花」の振り付けを披露し、ISSAさんがSMAPへの敬意を示したこともありました。
そして2026年、今度は旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENT所属のアイドルたちが、DA PUMPの1998年の振り付けをテレビで踊っています。
あの時代を知っている人には、事務所の垣根を越えてダンスが受け継がれていく姿そのものが、印象深く映ったのではないでしょうか。
もしDA PUMPが今デビューしていたら?
今は音楽番組だけでなく、YouTubeやTikTokでダンスの実力が直接広がる時代です。M!LKのように楽曲や振り付けをきっかけに、従来とは違う層へ人気が届くこともあります。
もし初期DA PUMPが今デビューしていたら、メンバー自身による振り付けやISSAさんの生歌を切り取った動画が、もっと早く広がっていた可能性もありそうです。
もちろん時代も音楽性も違い、実際にどうなったかは分かりません。ただ、約30年前のダンスが2026年の番組を通じて改めて注目されたことは、当時のパフォーマンスの魅力を考えるきっかけになっています。
そして今もDA PUMPは、昔の振り付けを現在の6人で再構成して全国ツアーを開催中。単なる懐かしさで終わらないところが、今回の話題のいちばん面白い部分だと思います。
