「Venus」「夢物語」「Ho! サマー」などのヒット曲で知られるタッキー&翼。2018年9月に解散してから8年が経ちました。
滝沢秀明さんは芸能界を引退してプロデュース業へ進み、その後ジャニーズ事務所を退社。現在は株式会社TOBEの代表取締役として活動しています。一方の今井翼さんは療養を経て俳優として復帰し、2026年10月には松竹エンタテインメントを離れ、自ら立ち上げた新会社での活動を始めました。
一見まったく違う道を選んだ2人ですが、その後をたどると興味深い共通点も見えてきます。タッキー&翼の解散から2026年現在までを振り返ります。
タッキー&翼はなぜ解散?2018年にそれぞれの道へ
タッキー&翼は2002年9月にCDデビュー。ジャニーズJr.時代から高い人気を誇った滝沢秀明さんと今井翼さんによるユニットとして活動しました。
転機となったのは2017年です。同年9月からタッキー&翼としての活動を一時休止しました。当時は解散ではなく、それぞれがスキルアップを目指して個人活動に専念するための休止と説明されていました。
しかし翌2018年3月、今井さんがメニエール病を再発し、治療のため芸能活動を休止。そして同年9月10日をもってタッキー&翼は解散しました。
解散発表時、2人は活動休止中に今後の人生について考え、事務所とも話し合いを重ねたうえで、最終的には2人で話し合って解散を決断したと説明しています。
そのため、少なくとも公式に示された説明を見る限り、「不仲になったから解散した」と断定できる根拠はありません。
そして解散と同時に、2人は大きく異なる決断をします。
- 滝沢秀明さん:2018年末で芸能活動を引退し、育成・プロデュース業へ
- 今井翼さん:ジャニーズ事務所を退所し、治療に専念
なお、解散後の2018年末には「ジャニーズカウントダウン」でタッキー&翼として最後のステージを披露しています。
ジャニーズの解散グループについては、解散したジャニーズグループ一覧|理由とメンバーの現在まとめでも詳しく紹介しています。
滝沢秀明の現在|芸能界引退からTOBE代表へ
滝沢秀明さんは2018年12月31日をもって芸能活動を引退しました。
まだ30代だった滝沢さんが表舞台から完全に姿を消すという決断は、長年応援してきたファンにとっても大きな出来事でした。しかし、芸能界そのものから離れたわけではありません。
ジャニーズアイランド社長に就任
2019年1月には、ジャニーズJr.の育成や舞台・コンサートなどをプロデュースする株式会社ジャニーズアイランドが設立され、滝沢さんが代表取締役社長に就任しました。
タレントとして培った経験を、今度は後輩を育てる側で生かすことになります。その後はジャニーズ事務所の取締役副社長も務め、経営・プロデュース側で活動しました。
2022年にジャニーズ事務所を退社
ところが2022年、再び大きな転機を迎えます。
滝沢さんはジャニーズアイランドの代表取締役などを退任し、2022年10月31日付でジャニーズ事務所を退社しました。
当時の事務所発表では、滝沢さんから退任の意向が伝えられ、慰留したものの本人の意思が固かったため、その決断を尊重したと説明されています。
2023年にTOBEを設立
退社後の2023年3月21日、滝沢さんは株式会社TOBEの設立を発表しました。
自身のSNSでは、もう一度エンターテインメントの人生を歩むことを決意したと説明。新人募集やアーティストのプロデュースを行う新たな場所を立ち上げました。
その後、三宅健さん、Number_i、IMP.、北山宏光さんらがTOBEで活動。若手の育成も進められています。
2026年にはTOBEとポニーキャニオンによる共同音楽レーベル「RED ON」も始動。滝沢さんは現在もTOBEの代表取締役としてエンターテインメントに携わっています。
つまり2026年現在の「タッキー」は、かつてのように自分自身がステージの中央に立つ存在ではなく、アーティストが活躍する場所を作る側になっています。
今井翼の現在|療養から復帰、2026年に独立
一方、今井翼さんの退所後の歩みは滝沢さんとは大きく異なります。
2018年の退所時、今井さんが最優先にしていたのは治療でした。解散時のコメントでも、まずは自分の身体と向き合い、健康な状態になることに専念したいと説明。当時はその先について「白紙」としていました。
芸能活動に復帰し松竹エンタテインメントへ
療養を経て芸能活動を再開した今井さんは、2020年4月1日から松竹エンタテインメントに所属しました。
その後は俳優業や舞台を中心に活動。長年取り組んできたフラメンコも含め、ジャニーズ時代とはまた違った活動の幅を広げていきます。
ただ、2023年6月には体調不良のため再び活動を休止。所属事務所は本人と医師が相談し、健康を取り戻すことを優先して治療に専念すると説明しました。
そして2024年1月、医師と相談したうえで活動を再開しています。
2026年も俳優・舞台・ライブで活動
復帰後の今井さんは着実に活動を続けています。
2026年にはNHK BS時代劇「浮浪雲」第6話への出演、舞台「Golpe2026」、イベント「TSUBASA IMAI 2026『Date with You』」、大阪松竹座さよなら公演「Gracias Osaka Shochikuza」などの仕事が確認できます。
テレビだけを見ていると以前より見かける機会が減ったと感じる人もいるかもしれませんが、俳優、舞台、ライブなどを中心に芸能活動を続けています。
2026年10月、松竹を離れて自分の会社へ
そして2026年10月、今井さんにも新しい転機が訪れました。
松竹エンタテインメントは、今井さんとの専属契約が2026年9月30日をもって終了したことを正式に発表しています。
今井さん自身も10月1日に報告し、松竹で得たさまざまな縁や機会への感謝を伝えたうえで、これからは「自分の足で歩んで」いくことを表明しました。
さらに、同日から新しく立ち上げた自身の会社で活動していくことも明らかにしています。現時点で会社名や今井さんの役職について公表された情報は確認できていないため、「社長」「代表取締役」などとは断定できません。
ジャニーズ退所時には今後について白紙だった今井さんが、療養、復帰、松竹での約6年半を経て、自ら新しい活動の場を立ち上げるところまで歩んできたことになります。
タッキー&翼の2人は現在も交流している?
解散後の2人について気になるのが、現在も交流があるのかという点です。
現在の私生活でどの程度連絡を取り合っているのかについて、確認できる公式情報は多くありません。そのため「今も頻繁に会っている」「疎遠になっている」などと断定することはできません。
ただ、2018年の解散時に2人は連名で今後はそれぞれの道を歩むことを発表しています。どちらか一方が突然離れたという説明ではなく、2人で話し合った末の決断だったことは確認できます。
また、解散後には2018年末のジャニーズカウントダウンで最後のステージを披露しましたが、その後、タッキー&翼としての活動再開は発表されていません。
8年後、それぞれ自分の会社で新たな道へ
改めて2026年現在の2人を並べてみると、興味深い共通点があります。
- 滝沢秀明さん:株式会社TOBEを設立し、代表取締役としてアーティストをプロデュース
- 今井翼さん:松竹エンタテインメントとの契約を終了し、自ら立ち上げた新会社で活動
2018年当時は、滝沢さんが「裏方」、今井さんが「療養」と、別々の方向へ進んだように見えました。
しかし8年後、2人ともかつて所属したジャニーズ事務所を離れ、それぞれ自分で立ち上げた会社を拠点に新しい道を歩んでいます。
もちろん立場は同じではありません。滝沢さんはプロデュースや経営を中心とし、今井さんは自身が表現者として活動を続けています。
それでも、10代の頃から長く同じ事務所で活動してきた2人が、40代になり、それぞれのやり方で自分のエンターテインメントを形にしている点は共通しています。
タッキー&翼として再び2人が並ぶ予定は、現時点で発表されていません。それでも、それぞれの道を選んだ2人が今も別々の場所から芸能界に関わり続けていることは、長く2人を見てきたファンにとって感慨深い現在といえそうです。