韓国ドラマ『秘密の森』をシーズン2まで見終わると、気になるのが「シーズン3はないの?」ということではないでしょうか。
結論からいうと、2026年10月現在、チョ・スンウとペ・ドゥナが再び主演する『秘密の森 シーズン3』の制作は正式発表されていません。
ただし、『秘密の森』の世界が終わったわけではありません。2024年にはソ・ドンジェを主人公にした公式スピンオフ『良いが悪い、ドンジェ』が韓国で公開されました。シーズン2終了時には制作陣がシーズン3の可能性にも言及しており、その後の動きを時系列で見るとシリーズの現在地が分かりやすくなります。
秘密の森シーズン3はある?2026年現在の最新情報
2026年10月現在、『秘密の森 シーズン3』について、tvNや制作会社などから正式な制作決定の発表は確認できません。
『秘密の森』は2017年にシーズン1、2020年にシーズン2が放送されました。感情を失った検事ファン・シモクをチョ・スンウ、正義感の強い刑事ハン・ヨジンをペ・ドゥナが演じ、事件捜査だけでなく検察や警察など巨大組織の腐敗や権力構造に切り込んだ作品です。
シーズン2が終わったのは2020年10月。すでに6年が経過していますが、終了直後から続編の可能性が完全に否定されていたわけではありません。
シーズン2監督はシーズン3の可能性に言及
『秘密の森2』を演出したパク・ヒョンソク監督は2020年の韓国メディアのインタビューで、シーズン3について「まだ分からない」という趣旨の回答をしています。
そのうえで、シーズン3が実現するとすればファンの愛と応援のおかげだろうと語り、イ・スヨン作家が時間の経過を踏まえた新たな物語を描くことへの期待も示していました。
つまり少なくともシーズン2終了時点では、「これで完全終了」と決まっていたわけではありません。
2022年には制作会社が「シーズン3は確定していない」と回答
その後、2022年に『秘密の森3』制作説が浮上しましたが、制作会社ACE FACTORYは韓国メディアに対し、シーズン3について確定したことはないと回答しています。
一方、この時期にはソ・ドンジェを主人公にしたスピンオフ企画が準備されていることも報じられました。その企画が後に『良いが悪い、ドンジェ』として実現します。
流れを整理すると、2020年にシーズン3の可能性が語られ、2022年には「確定していない」と制作会社が説明。その後2024年に本編シーズン3ではなく公式スピンオフが誕生したことになります。
『秘密の森』の世界は公式スピンオフで続いている
本編のシーズン3はまだありませんが、『秘密の森』シリーズには大きな動きがありました。それが2024年に韓国で公開された『良いが悪い、ドンジェ』です。
主人公は『秘密の森』シリーズでイ・ジュニョクが演じた検事ソ・ドンジェ。『秘密の森』と同じ世界観で描かれる公式スピンオフです。
ドンジェといえば、正義の検事とは言い切れない一方、完全な悪人でもないという絶妙な人物でした。出世欲が強く、自分が生き残るためなら危ない橋も渡る。その一方で検事としての能力は高く、シーズン2では大事件にも巻き込まれます。
『良いが悪い、ドンジェ』では、「スポンサー検事」と呼ばれた過去から抜け出し、現在の自分を評価してもらいたいドンジェのその後が描かれています。
『秘密の森』イ・スヨン作家も参加
重要なのは、名前だけを借りた別作品ではないことです。
『秘密の森』シーズン1・2を執筆したイ・スヨン作家がクリエイターとして参加。脚本はファン・ハジョン、キム・サンウォン、演出はパク・ゴンホが担当しています。
つまり『秘密の森』の世界観そのものは、シーズン2から4年後に公式スピンオフという形で再び動き出しました。
日本でも『良いが悪い、ドンジェ』は配信・放送され、2026年にはABEMAで全話無料配信が行われたほか、BS12でも放送されています。
『良いが悪い、ドンジェ』は実質シーズン3なの?
では、『良いが悪い、ドンジェ』を『秘密の森3』と考えていいのでしょうか。
これはシーズン3ではなく、あくまでスピンオフです。
『秘密の森』本編の中心人物はファン・シモクとハン・ヨジンですが、『良いが悪い、ドンジェ』はソ・ドンジェを主人公として独立した物語を描いています。
パク・ゴンホ監督も制作発表会で、『秘密の森』と同じ世界観を共有しながら、どのように違う物語にするかを意識したと説明しています。
イ・ジュニョク自身も、『秘密の森』をファインダイニングに例えるなら、スピンオフはもう少し気軽に楽しめるデザートのような作品だという趣旨の説明をしていました。
そのため、「シモクとヨジンの物語の続きを見たい」という人にとっては、やはり待っているのは本編の『秘密の森3』でしょう。
シモクとヨジンが戻るシーズン3の可能性は?
ここからは正式発表ではなく、現在までに確認できる状況からの考察です。
『良いが悪い、ドンジェ』が制作されたことで、少なくとも『秘密の森』の世界観を別作品へ広げる動きが実際にあったことは分かります。イ・スヨン作家自身もクリエイターとして関わりました。
ただし、スピンオフの制作が『秘密の森3』の制作に直結するという公式発言は確認されていません。ここは分けて考える必要があります。
本編のシーズン3にはスピンオフとは違う難しさもありそうです。『秘密の森』はファン・シモク役のチョ・スンウとハン・ヨジン役のペ・ドゥナという二人の存在が非常に大きい作品です。
脚本だけでなく、主要キャストのスケジュールや制作体制までそろわなければ、ファンが期待する形でのシーズン3は成立しにくいでしょう。
また『秘密の森』は、単純に事件を用意すれば続編を作れるタイプのドラマではありません。シーズン1では検察内部の腐敗、シーズン2では検察と警察の捜査権をめぐる対立など、その時代の社会や組織が抱える問題を物語に組み込んできました。
パク・ヒョンソク監督もシーズン3について語った際、時間が流れたからこそ描ける新たなテーマへの期待を示しています。
そう考えると、間が空いたこと自体が必ずしもマイナスとは限りません。2020年から時間が経った今だからこそ描けるテーマを軸に、シモクとヨジンが再び事件を追う展開を期待したくなります。
秘密の森3は未発表だがシリーズは終わっていない
2026年10月現在、『秘密の森 シーズン3』は正式発表されていません。そのため、放送時期やチョ・スンウ、ペ・ドゥナの出演についても現段階では未定です。
一方で、2024年にはソ・ドンジェを主人公とする公式スピンオフ『良いが悪い、ドンジェ』が誕生し、イ・スヨン作家もクリエイターとしてシリーズの世界へ戻っています。
2020年のシーズン2終了から6年が経ちましたが、公式スピンオフが生まれたことを考えると、『秘密の森』の世界そのものが途絶えたわけではありません。
ドンジェのその後が描かれたからこそ、次はファン・シモクとハン・ヨジンをもう一度見たいところです。現時点では期待を事実と混同せず、シーズン3については今後の正式発表を待ちたいですね。