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浜崎あゆみと安室奈美恵どっちが先?世代違いの歌姫の共演は?

日本の女性アーティストを語るうえで欠かせない存在といえば、浜崎あゆみさんと安室奈美恵さんです。

2人は同じエイベックス系レーベルからヒットを飛ばし、“平成の歌姫”を象徴するアーティストとして常に比較される存在でした。

しかし、実際には活動時期もジャンルも異なり、「どっちが先?」といった検索が多く見られるのも特徴です。

「それスノ」で当時意識していた人として「ヒカルちゃん、奈美恵ちゃん」と言っていたあゆ。

まずは安室奈美恵さんとの関係について迫ってみました。

目次

あゆ「それスノ」で当時意識していた人として「ヒカルちゃん、奈美恵ちゃん」

浜崎あゆみと安室奈美恵 プロフィール

まず基本プロフィールを整理すると、安室奈美恵さんは1977年9月20日生まれ、沖縄県出身。1992年にSUPER MONKEY’Sのメンバーとしてデビューし、小室哲哉さんプロデュースで国民的スターとなりました。

一方、浜崎あゆみさんは1978年10月2日生まれ、福岡県出身。1998年にavex traxからデビューし、1999年以降“平成の歌姫”としてトップに君臨しました。

年齢差はわずか1歳ですが、デビュー時期は6年近く異なります。この差がのちに「世代が違う」と言われる大きな理由となります。

浜崎あゆみと安室奈美恵 活動時期はズレている?

結論から言うと、活動時期は大きくズレています。

安室奈美恵さんは1992〜2000年頃が第一次黄金期で、アムラー現象が全国に広がったのは1996年頃。小室哲哉さんのプロデュースにより、彼女は“90年代ポップカルチャーの象徴”となりました。

一方、浜崎あゆみさんが登場するのは1998年。

安室さんが産休・復帰を経て活動の方向性を模索していた時期に現れ、J-POPの中心を一気に持っていく形でブレイクしました。1999年の「A Song for ××」や「Boys & Girls」、2000年の「SEASONS」など立て続けに大ヒットを記録し、2000年代前半はまさに“ayuの時代”でした。

このように、安室さんが90年代を代表し、浜崎さんが2000年代の中心だったため、活動のピークははっきりとズレています。

実際の年齢はほぼ同じでも、アーティストとして世に登場したタイミングが異なることで“別世代”として語られるのです。

浜崎あゆみと安室奈美恵 人気がある時期もズレている?

活動時期がズレているだけでなく、「人気のピーク」もはっきり違います。安室奈美恵さんの第一次ピークは1995〜1997年。特に「CAN YOU CELEBRATE?」は日本の音楽史でもっとも売れたウェディングソングとして今も語られています。

しかし1998年の出産・休業を経て復帰したころ、時代はすでにポストTK(小室哲哉)時代へ移行。日本の音楽シーンそのものが変化し、安室さんは新たな音楽スタイルへ挑戦する過渡期に入っていました。

その間に登場したのが浜崎あゆみさんです。浜崎さんは1999〜2004年頃まで「絶対女王」と言われるほどの人気を獲得。CDがまだ売れる時代であり、ミリオン連発、ファッションリーダーとしての地位、雑誌を飾った数々のビジュアルなど、文化への影響力は圧倒的でした。

つまり、

● 90年代 → 安室奈美恵の時代

● 2000年代 → 浜崎あゆみの時代

という形で、日本のポップシーンの主役がバトンタッチされたように見えるのです。

こちらの切り抜き動画では、エイベックスの松浦勝人さんがふたりについて話していました。

ヘアメイクやスタイリストが共通していたこともあるようで、実は仲いいんじゃないか?とのことでした。

浜崎あゆみと安室奈美恵 ジャンルと事務所の違い

2人はよく比較されますが、実はアーティストとしてのスタイルが大きく異なります。

安室奈美恵さんは“歌って踊るパフォーマー”であり、ダンススキルの高さは国内でもトップレベル。R&B・HIPHOPを基調とし、ライブはフルダンスで魅せる本格派アーティストです。

楽曲は有名プロデューサーからの提供が多く、作詞している作品は多くありません。

一方、浜崎あゆみさんは“セルフプロデュース型アーティスト”。

ほぼ全ての楽曲の作詞を自身で担当し、世界観・メッセージ性・ビジュアル表現を含めて総合的な表現者として活動してきました。作曲はプロ作家との協業が多いものの、作詞の世界観が人気を決定づけています。

事務所も異なります。安室奈美恵さんは長年ライジングプロダクションに所属し、レーベルはエイベックス。

浜崎あゆみさんは事務所もレーベルもエイベックス(エイベックス・マネジメント、avex trax)です。つまりレーベルは同じでも、マネジメント体制はまったく別ルートであり、方向性も競合関係もありません。

また音楽ジャンルも異なるため、「真似した」「路線がかぶっている」という指摘は正しくありません。むしろ日本の音楽シーンにおいて、それぞれが異なる領域を確立していたと言えます。

浜崎あゆみと安室奈美恵 引き際の違い

さらに大きく違うのが“引き際”です。安室奈美恵さんは2017年に引退を発表し、2018年に完全引退。25周年を節目に、ファンに感謝を伝えて美しくステージを去りました。復活の予定はないと明言し、現在も沈黙を貫いています。

一方、浜崎あゆみさんは現在も第一線で活動を続けています。デビューから25年以上経ってもライブを行い、SNSやメディアでも積極的に発信。体調や声の変化が話題になることはあっても、ステージに立ち続けている姿勢が支持され続けています。

つまり、安室さんは「完璧な引退」を選び、浜崎さんは「生涯現役」を選んだという違いがあります。どちらの在り方も多くのファンに尊重されており、2人が象徴する“アーティストの生き方”もまた対照的です。

浜崎あゆみと安室奈美恵 共演は?

歌番組やバラエティではたびたび出演がかぶることがあった2人。
ただし話している様子はあまり放送されず、意識的なものはあったのかもしれませんね。

まとめ

浜崎あゆみさんと安室奈美恵さんは、同じ歌姫として語られがちですが、実際には活動時期・人気のピーク・音楽ジャンル・事務所体制・引き際のすべてが異なります。安室さんは90年代を代表する存在であり、浜崎さんは2000年代のカルチャーを象徴する存在です。

年齢差は1歳のみですが、アーティストとしての“出発点”が違い、活躍した“時代”も異なります。だからこそ日本の音楽シーンにおいて、2人は「連続した2つの時代をつくった存在」として今も語り継がれているのです。

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